13東京都

地域経済の比較指標
13.東京都
平成24年10月
法政大学地域研究センター
Ⅰ.地域の基礎データ
人口集中地区境界図(赤線が人口集中地区境界線)
13.東京都
県民性
人口データー
総人口
(2010)
・都民という意識は強いが、東京を好きとい
う人が多いわけではない
・親戚、近所づきあいが全国で最も少ない
・金銭に対して肯定的なイメージを持っている
総世帯数
(2010)
地理データー
構成比
76㎢
0.2%
構成比
可住地面積
(2009)
構成比
森林面積
(2007)
出典:平成22年国勢調査
構成比
2,103㎢
0.6%
1,443㎢
1.2%
796㎢
0.3%
総面積
(2011)
耕地面積
(2011)
人口密度(2010)
(人/㎢)
(全国平均:343.4人)
全国順位
全国順位
1
6015.7人
全国順位
1
1.12
全国順位
自然増加率(2009)
(全国平:-0.06%)
全国順位
社会増加率(2010)
1
638万世帯
合計特殊出生率(2009)
(全国平均:1.37)
主な施策
1.防災対策
1)震災時に生命をつなぐ建築物や都市施設等の耐震強化
2)木密地域不燃化10年プロジェクト推進
3)新たな共助のしくみづくり・帰宅困難者対策の再構築
2.エネルギー政策
1)天然ガス発電所の新設・更新
2)自立・分散型電源の確保
3)再生可能エネルギーの利用拡大
4)スマートシティの実現に向けた展開
3.国際競争力の向上
1)総合特区制度を活用した、大胆な規制緩和と民間活力で外国企業を誘致
1,316万人
全国順位
老年人口割合(2010)
(全国平均:22.8%)
全国順位
人口増加率(2010)
(全国平均:0.43%)
全国順位
財政データー
財政力指数(2009)
(全国平均:0.516)
自主財源の割合(2009)
(対歳出決算総額)
(全国平均:50.6%)
一般財源の割合(2009)
(対歳出決算総額)
(全国平均:51.2%)
47
0.06%
7
0.37%
1
20.1%
46
2.26%
1
1.341
83.1%
67.3%
※自然増加率;((出生数-死亡数)/総人口)
※社会増加率;((転入者数-転出者数)/総人口)
※人口増加率;((総人口-前年総人口)/前年総人口)
1
Ⅰ.地域の基礎データ_資料
出典リスト
項目名
資料名
資料の出所および調査機関
入手方法
人口集中地区境界図
人口集中地区境界図(平成22年)
総務省統計局『国勢調査』
http://www.stat.go.jp/
県民性
データーブック全国県民意識調査
NHK放送文化研究所
書籍 発行所:日本放送出版協会
政策の重点分野
各都道府県の総合計画、重点施策
各都道府県
都道府県のホームページ
社会生活統計指標「人口・世帯」
総務省統計局『統計でみる都道府県の姿2012』
http://www.stat.go.jp/
総面積
全国都道府県市町村別面積調
国土交通省国土地理院「GIS・国土情報」
http://www.gsi.go.jp/
可住地面積
平成21年度土地所有・利用の概況
国土交通省土地総合ライブラリー
http://tochi.mlit.go.jp/
森林面積
都道府県別森林率・人工林率
林野庁
http://www.rinya.maff.go.jp/index.html
耕地面積
耕地面積及び耕地の拡張・かい廃面積
農林水産省「 平成23年耕地及び作付面積統計」 http://www.maff.go.jp/
社会生活統計指標「人口・世帯」
総務省統計局『統計でみる都道府県の姿2012』
総人口
総世帯数
人口密度
合計特殊出生率
自然増加率
社会増加率
老年人口割合
人口増加率
財政力指数
自主財源の割合
http://www.stat.go.jp/
一般財源の割合
2
Ⅱ.地域経済の概要
13.東京都
地域経済の指標
東京
生産性
県内総生産全国シェア(2009)
産業の成長性
県内総生産 対前年増加率
(2008)
働く人の割合
県内就業者数全国シェア
(2010)
17.6
-4.5
関東ブロック
全国平均
平均
4.0
-3.3
-
-3.9
5.5
2.0
-
-1.7
-1.6
-1.7
資金の内部循環度
資金内部循環度(2009)
54.0
53.1
53.5
家計の成長性
県民総所得 対前年増加率
(2008)
購買ニーズ
消費者物価指数上昇率(2008)
購買ニーズ
0.3
-4.5
産業の成長性
1.0
-1.0
事業所の定着度
開廃業率(2001-2004年平均)
働き手の内部調達度
昼夜間人口比率(2005)
生産性
17.6
17.6
120.6
98.4
家計の成長性
0.7
-5.4
5.5
働く人の割合
5.5
-1.7
働き手の内部調達度 120.6
120.6
54.0
事業所の定着度
-1.2
100.0
70
資金の内部循環度
-5.4
-3.5
-4.3
-1.0
-0.7
-0.7
東京
関東ブロック平均
全国平均
■産業の成長性について、全国的にマイナスであり、全国平均及び関東ブロック平均と比較すると、東京都の減少率は大きい。
■働き手の内部調達度について、関東ブロック平均よりかなり多く、東京都では人の移入がみられる。
■家計の成長性について、全国的にマイナスであり、全国平均及び関東ブロック平均と比較すると、東京都の落ち込みは大きい。
3
Ⅱ.地域経済の概要_資料
出典リスト
指標
計算に必要な項目
資料名
資料の出所および調査機関
入手方法
県内総生産全国シェア
県内総生産(名目)
県民経済計算(平成8年度 - 平成21年度) 内閣府
http://www.esri.cao.go.jp/
県内総生産額
対前年増加率
経済基盤
統計でみる都道府県のすがた2012
総務省統計局
http://www.stat.go.jp/
就業者数比率
産業等基本集計
平成22年国勢調査
(労働力状態,就業者の産業など)
総務省統計局
http://www.stat.go.jp/
開廃業率
期間の開業事業所数
期末年の事業所数
期間の廃業事業所数
期首年の事業所数
平成18年度事業所・企業統計調査
(速報集計)
総務省統計局
http://www.stat.go.jp/
県内総生産(支出側、名目)
県民経済計算(平成8年度 - 平成21年度) 内閣府
http://www.cao.go.jp/
都道府県別
人口・世帯
商業統計
経済産業省
http://www.meti.go.jp/
昼夜間人口比率
県民総所得 対前年増加率
経済基盤
統計でみる都道府県のすがた2012
総務省統計局
http://www.stat.go.jp/
消費者物価指数上昇率
消費者物価指数
データーでみる県勢2012
総務省統計局
http://www.stat.go.jp/
資金内部循環度
指標の定義および計算式
Ⅱ. 地域経済の指標の定義および計算式
①県内総生産:県内の生産活動による財貨・サービスの産出から中間投入(原材料など)を控除した付加価値の総計
②就業者比率:当該県総就業者数/全国総就業者数
③開廃業率:開業率(期間の年平均開業事業所数/期末年の事業所数)-廃業率(期間の年平均廃業事業所数/期首年の事業所数)
④資金内部循環度:家計最終消費支出/県内小売業年間販売額
⑤昼夜間人口比率:常住人口100人当たりの昼間人口の割合
⑥県民総所得:県内居住者が県内外を問わず携わった生産活動によって得た所得
⑦消費者物価指数:世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を総合した物価の変動
4
Ⅲ.地域産業の特色
13.東京都
(1)特化係数(従業員数ベース) 2009年
農林漁業
(2)特化係数( 生産額ベース) 2009年
1.03
鉱業
建設業
製造業
電気・ガス他(※1)
7.44
11.59
9.38
12.00
情報通信業
49.42
運輸業
14.10
卸売・小売業
15.11
金融・保険業
25.71
不動産業
飲食店,宿泊業
医療,福祉
教育,学習支援業
サービス業全般
公務
22.53
15.65
10.29
14.63
16.78
13.32
(※1)他は、熱供給・水道業含む
(※2)政府サービス生産者の生産額
(※3)政府サービス生産者の生産額
農業
林業
水産業
鉱業
食料品
繊維
パルプ・紙
化学
石油・石炭・製品
窯業・土石・製品
一次金属
金属製品
一般機械
電気機械
輸送用機械
精密機械
その他の製造業
建設業
電気・ガス・水道業
卸売・小売業
金融・保険業
不動産業
運輸・通信業
サービス業
電気・ガス・水道業(※2)
サービス業(※3)
公務
0.53
0.82
1.67
7.53
4.48
1.80
4.56
10.52
4.30
4.87
7.13
4.67
5.01
6.03
6.99
12.32
20.71
16.64
8.83
25.30
37.65
16.92
16.69
22.63
10.08
9.17
13.27
■特化係数(従業員ベース)が高い主な産業は、情報通信業、金融・保険業、不動産業となってい
る。特化係数(生産額ベース)でみると、金融・保険業、卸売・小売業、サービス業と続く。
特価係数;各県の構成比÷全国の構成比
特化係数は、産業構造がどの分野に偏っているかを表す。特
化係数が1.0を超えれば、全国水準を上回っており、その産業
は全国水準より相対的に割合が多い事を意味する。
5
Ⅲ.地域産業の特色
13.東京都
(3)農業産出額の変化
■農業産出額上位3品目は、野菜、花き、果実で構
成されている。
■2006年から2007年において、農業産出額が主に
伸びている品目は、乳用牛となっている。また、著し
い減少が見られるのは、豚、鶏となっている。(変化
率の値が「0.00」の場合、計測不能あるいは欠損
値を示す)
(4)製造品出荷額の変化
■製造品出荷額は、輸送用機械器具、印刷・同関連
品、電気機械器具が大方を占めている。
■2006年から2009年において、製造品出荷額が主
に伸びている品目は、パルプ・紙・紙加工、石油製
品・石炭製品となっている。また、著しい減少が見ら
れるのは、化学工業製品、印刷・同関連品となって
いる。(変化率の値が「0.00」の場合、計測不能あ
るいは欠損値を示す)
2006
16,000
変化率
2009
8.00
7.34
6.73
14,000
7.00
12,000
6.00
10,000
5.00
4.03
8,000
4.00
2.57
6,000
4,000
0.99
2.39
1.48
1.35
2,000
1.33
0.33
0.26
0.47
0.76
0.86
0.51
0.39
0.04
3.00
2.21
1.47
1.10
0.46
0.27 0.36 0.34
1.00
0
億
円
2.00
0.00
食
料
品
飲
料
・
た
ば
こ
・
飼
料
繊
維
工
業
製
品
そ
の
他衣
の
繊服
・
維
製
品
木
材
・
木
製
品
家
具
・
装
備
品
パ
ル
プ
・
紙
・
紙
加
工
品
印
刷
・
同
関
連
品
化
学
工
業
製
品
石
油
製
品
・
石
炭
製
品
プ
ラ
ス
チ
ク
製
品
ゴ
な
ム
め
製 ・し
品
革
毛・
皮
同
製
品
窯
業
・
土
石
製
品
鉄
鋼
非
鉄
金
属
金
属
製
品
一
般
機
械
器
具
電
気
機
械
器
具
情
報
通
信
機
械
器
具
電
子
部
品
・
デ
バ
イ
ス
輸
送
用
機
械
器
具
精
密
機
械
器
具
そ
の
他
の
製
品
%
6
Ⅲ.地域産業の特色
13.東京都
(5)卸売販売額の変化
■卸売販売額の上位3品目は、鉱物・金属材料卸
売、電気機械器具卸売、他に分類されない卸売で構
成されている。
■2004年から2007年において、卸売販売額が主に
伸びている品目は、再生資源卸売、自動車卸売と
なっている。また、著しい減少が見られるのは、食
料・飲料卸売となっている。(変化率の値が「0.00」
の場合、計測不能あるいは欠損値を示す)
(6)小売販売額の変化
■小売販売額は、飲食料品小売業とその他の小売
業で大方を占めている。
■2004年から2007年において、小売販売額が主に
伸びている品目は、その他の小売業である。(変化
率の値が「0.00」の場合、計測不能あるいは欠損
値を示す)
7
Ⅲ.地域産業の特色_資料
出典リスト
指標
計算に必要な項目
資料名
資料の出所および調
査機関
特化係数
(従業員ベース)
産業(小分類),経営組織(2区
分)別事業所数及び従業者数- 平成21年経済センサス-基礎調査 総務省総計局
全国,都道府県
特化係数
(生産額ベース)
経済活動別県内総生産(名目)
農業出荷額
都道府県別生産農業所得統計表
- 実額
県民経済計算(平成8年度 - 平成
内閣府
21年度)
年生産農業所得統計(平成21)
経済産業省
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/kougyo/result2.html
経済産業省
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syougyo/result2.html
経済産業省
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syougyo/result2.html
平成18年確報 品目編
第4巻 品目編
平成19年商業統計確報
卸売販売額
第2巻 産業編 (都道府県)
平成16年商業統計確報
第2巻 産業編 (都道府県)
平成19年商業統計確報
小売販売額
第2巻 産業編 (都道府県)
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/kenmin/fi
les/contents/main_h21.html
http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/nougyou_sansyut
u/index.html
生産農業所得統計(平成18年)
工業統計調査
http://www.estat.go.jp/SG1/estat/NewList.do?tid=00000
1036783
農林水産省
平成21年確報 品目編
製造品出荷額
入手方法
平成16年商業統計確報
8
Ⅳ.住む・働く人の特色
13.東京都
住む人・働く人の特色に関する指標
東京都
人口集中度
人口集中地区人口比率(%;
2010)
関東ブロック
全国平均
平均
98.2
58.3
67.3
世帯の偏り
核家族世帯比率(%;2010)
48.2
56.8
56.3
世代のバランス
老年人口割合(%;2010)
20.1
22.7
22.8
社会活動の活発度
NPO数(団体;2012)
69.2
30.0
27.6
消費者の購買意欲
平均消費性向(%;2010)
73.2
75.1
74.0
所得の均質性
ジニ係数(2009)
0.31
0.30
0.26
雇用環境
完全失業率(%;2010)
5.5
4.7
5.1
労働市場の開放性
外国人人口(人;2010)
242.3
143.0
128.7
人口集中地区人口
比率 98.2
98.2
外国人人口
242.3
242.3
核家族世帯比率
64.0
48.2
完全失業率
7.6
5.5
20.1
ジニ係数
0.34
老年人口割合
29.5
NPO数
69.2 69.2
0.31
73.2
平均消費性向
90.4
東京都
関東ブロック平均
全国平均
■人口集中度について、全国平均及び関東ブロック平均と比較すると、東京都は非常に高い。
■消費者の購買意欲について、全国平均及び関東ブロック平均と比較すると、東京都は高い傾向にある。
■労働市場の開放性について、全国平均及び関東ブロック平均と比較すると、東京都は非常に高いといえる。
9
Ⅳ.住む・働く人の特色_資料
出典リスト
人口集中地区人口比
「DID地区人口」及び総人口
率
国勢調査報告(2010)
総務省統計局
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
核家族世帯比率
「核家族世帯数」及び総世帯数 国勢調査報告(2010)
総務省統計局
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
老年人口割合
「老齢人口」及び総人口
国勢調査報告(2010)
NPO数
「認定・仮認定法人数等」
内閣府調べ(2012)
平均消費性向
家計調査年報(2010)
「平均消費性向(勤労者世帯)」 《家計収支編(二人以上の世
帯)》
総務省統計局
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
ジニ係数
「地域別年間収入のジニ係数
(二人以上の世帯・勤労者世
帯)」
総務省統計局
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000022mc
p.html
完全失業率
「完全失業者数」及び「労働力人
国勢調査報告(2010)
口」
総務省統計局
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
外国人人口
「外国人人口」
総務省統計局
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
全国消費実態調査(2009)
国勢調査報告(2010)
総務省統計局
内閣府NPOホームページ
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
https://www.npo-homepage.go.jp/
指標の定義および計算式
①人口集中地区人口比率:行政区域内の総人口に占める人口集中地区(人口密度が4,000人/km2以上、人口が5,000人以上の地域)人口の割合。
②核家族世帯比率:一般世帯数に占める核家族世帯数(夫婦のみ又は夫婦と未婚の子どもから成る世帯)の割合。
③老年人口割合:行政区域内の総人口に占める老年人口(65歳以上)の割合。
④NPO数:人口10万人当たりのNPO法人数。
⑤平均消費性向:可処分所得(手取り収入)に占める消費支出(生活費)の割合。
⑥ジニ係数:所得の不平等さを測る指標で、0に近いほど格差が小さく、1に近いほど格差が大きい状態を示す。
⑦完全失業率:労働力人口に占める完全失業者数の割合。
⑧外国人人口:人口1万人当たりの外国人数。
10
Ⅴ.暮らしやすさの指標
13. 東京都
暮らしやすさの指標
東京都
職の探しやすさ
有効求人倍率(倍;2009)
住宅の広さ
持ち家住宅の延べ面積(㎡;2008)
関東ブロック
全国平均
平均
有効求人倍率
51.0
49.0
92.4
35.0
126.8
36.0
122.6
公共料金指数
104.6
持ち家住宅の
延べ面積
179.3
49.0
100.1
92.4
物価
食料費及び住居費(十万円;2010)
107.5
84.2
78.1
安全度
刑法犯認知件数(件;2009)
16.0
12.4
13.4
医療施設の充実度
一般病院数(施設;2009)
4.6
4.8
6.0
保育環境の未整備度
待機児童数(人;2012)
79.7
17.3
21.3
生活基盤の充実度
下水道普及率(%;2009)
96.1
68.6
60.2
教育環境の充実度
高等学校卒業者の進学率(%;2009)
65.3
55.5
54.3
公共料金の水準
公共料金指数(全国=100;2010)
100.1
98.9
100
高校卒業者の
進学率 65.3
66.9
食料費及び住
居費
107.5
107.5
16.0
下水道普及率 96.1
96.1
79.7
待機児童数
218.9
東京都
刑法犯認知件
数
20.7
4.6
一般病院数
16.3
関東ブロック平均
全国平均
■医療施設の充実度について、全国平均及び関東ブロック平均と比較すると、東京都の一般病院数は少ないといえる。
■保育環境の充実度について、全国平均及び関東ブロック平均と比較すると、東京都の待機児童数は多い環境にある。
■教育環境の充実度について、全国平均及び関東ブロック平均と比較すると、東京都の大学進学率は高い水準にある。
11
Ⅴ.暮らしやすさの指標_資料
出典リスト
指標
有効求人倍率
計算に必要な項目
「求人数」及び「求職者数」
持ち家住宅の延べ面
住宅の質「延べ面積」
積
資料名
職業安定業務統計(2009)
厚生労働省
住宅・土地統計調査報告(2008) 総務省統計局
家計調査年報 (2010)
《家計収支編(二人以上の世
帯)》
全国物価統計調査(2007)
《全国物価地域指数編》
食料費及び住居費
「食料」及び「住居」
「地域差消費者物価指数」
刑法犯認知件数
「刑法犯認知件数」
犯罪統計書(2009)
一般病院数
医療施設数「一般病院」
医療施設調査(2009)
待機児童数
保育所入所待機児童数
下水道普及率
「排水区域人口」
入手方法
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
総務省統計局
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
警察庁刑事局
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
厚生労働省大臣官房統計情
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
報部
雇用均等・児童家庭局保育課
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000022mc
厚生労働省
調べ(2012)
p.html
下水道統計(2009) 《行政編》
高等学校卒業者の進 進学状況「高等学校卒業者の
学校基本調査報告書(2009)
学率
進学率」
公共料金指数
資料の出所および調査機関
全国物価地域差指数「公共料 全国物価統計調査(2007)
金」
《全国物価地域差指数編》
日本下水道協会
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
文部科学省生涯学習政策局 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
総務省 統計局統計調査部消
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
費統計課物価統計室
指標の定義および計算式
①有効求人倍率:公共職業安定所で扱った求人数/求職者数(年平均)。
②持ち家住宅の延べ面積:持ち家住宅における1住宅当たりの床面積の合計。
③食費及び住居費割合:消費支出に占める食料費及び住居費合計の割合。
④刑法犯認知件数:刑法犯の発生を警察において認知した人口千人当たりの件数。
⑤一般病院数:20人以上の患者を入院させるための施設を有する病院(≒一般病院)の人口10万人当たりの数。
⑥待機児童数:保育所入所申込がされており入所要件に該当しているが、入所していない人口10万人当たりの児童数。
⑦下水道普及率:下水道利用人口/行政区域内人口。
⑧高等学校卒業者の進学率:高等学校卒業者のうち,大学等への進学者の割合。
⑨公共料金指数:世帯が購入する公共サービス及び電気、ガス、水道の価格を総合した物価水準の地域間の差を全国平均を基準(=100)で示したもの。
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Ⅴ.東京都の地域経済のまとめ
 言うまでもなく東京都は最も人口が多い。出生率は最も低いが、東京都に人口が
流入しており社会増は最も高い。
 日本最大の地域経済であるが、近年のデフレの中で停滞著しい。所得も全国の平
均以上に減少している。それを反映して消費者物価も下落している。
 核家族の割合は意外にも低い。高齢化率は低く、外国人人口は高い。社会的は活
発である。暮らしやすさの指数は生活と教育を除いて低い。
 情報通信業、金融・保険業、不動産業などのサービス産業が東京都の主要な産業
である。機械などの出荷が減少し、鉱物・金属材料卸売や再生資源は増加してい
る。
地域のトピックス
総務省自治行政局地域振興室(平成24年3月)より
 戸吹スポーツ公園スケートパーク建設 八王子市
戸吹スポーツ公園は、ごみの最終処分場跡地を有効利用し、スポーツ・レクリエーション
施設として整備したもの。公園内に、青少年の健全育成の観点から、市内競技団体と連
携して国内最大規模のスケートパーを整備。市内の愛好者はもとより、遠く市外からの来
場者も多い。
競技者にとって魅力があり、かつ、安全な施設を整備するため、市内のスケートボード愛
好者によって設立された八王子スケートボード協会と連携し、設計・建設から利用のルー
ル作りまでを協働して実施した。なお、この協働の取り組みが評価され、(公財)日本デザ
イン振興会が主催するグッドデザイン賞を受賞した。
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