第25章 FAXのマナー 【Point1】送信票はつけるのが原則! 送信票は、あとに続く文書の表紙としてつけ る場合もあれば、送信票に書かれた内容自体 が本題であることもある。 “ファックスが先方のオフィスで迷子にならず確 実に相手に届くように”“送った枚数が確認で きるように”“相手が返事をするときに返信先が すぐわかるように”といった配慮から、送信票 に盛り込む内容は決まっており、会社ごとや 部署ごとに用紙がつくられているはずだ。 【Point2】「送りっぱなし」にしてい ないか? ファックス機の性能も高くなりトラブル も少なくなっているので特に急がな い用件は送りっぱなしにしてもいい 【Point3】受信用紙は相手持ち 実際に用紙代が問題にならなくても、マナーの 上では「相手の紙をつかう」という気持ちは必 要だ。マナーはいつも相手の立場に立つこと から始まる。 ☆書類が多い場合、急がない場合は宅急便、 バイク便などを使う 【Point4】ファックスで送っては いけないもの ・儀礼的な内容の挨拶文 ・お礼状、詫び状、お祝い状、お見舞状、お悔や み状など、気持ちを伝えるために書くもの ・人事照会など個人のプライバシーに関するもの や内密な相談ごとなど、社内とはいえ担当者以 外に見られたくない内容が含まれるもの ・相手の手元で保存することを前提としたもの ・大量のもの ・細かい文字や図版が含まれるもの、原稿の印 字が薄いもの 【Point5】ファックスの文面に挨拶は必 要? ★電話してからファックスを送る場合は、「さきほ どの……について、ファックスをお送り致しま す」と用件から入ってもいいだろう。 ★事前電話なしで送る場合は、 「いつもお世話になっております。さて、……」 「日頃は格別のご愛顧をいただき、ありがとうご ざいます。さて、……」 送信票に 「時下(じか)、ますますご清栄(せいえい)のこと とお慶(よろこ)び申(もう)し上(あ)げます。平素 (へいそ)は格別(かくべつ)のお引(ひ)き立(た )てを賜(たま)わり、厚(あつ)く御礼申(おれい もう)し上(あ)げます」と 印刷している会社もあり、これだといつでも用件 から入れるので便利だ。
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