ネットワーキングの基礎(CCNA1 2章) ネットワーキング用語 規模(LAN、WAN、…)、歴史、トポロジ 帯域幅について 2006/4/20 単位、スループット ネットワークシステム基礎 1 データネットワーク データを共有するための技術 各企業の個別開発 → 独自規格:互換性なし LAN規格の統一 → 互換性、安定的な開発 ネットワーク規模の拡大 MAN(Metropolitan Area Network) 都市間 1m~1km LAN ∧ MAN ∧ WAN 通信距離だけでなく、 技術も異なる LAN(Local Area Network) 部屋、建物、キャンパス内 1m~1km WAN(Wide Area Network) 地域間、国家間、大陸間 1m~1km 2006/4/20 ネットワークシステム基礎 2 インターネット接続の歴史 1890 Bell電話の発明、1901 Marcorni 大 西洋横断無線通信 1920 AMラジオ、1939 FMラジオ 1940年代 第2次世界大戦 1947 Shockley,Bardon,Brittain トランジ スタの発明 1948 Shanonn 情報理論を発表 1950年代 IC(Integrated Circuit)の発明 1960年代 メインフレームコンピューティング 1962 Baran パケット交換に着手 1969 ARPANET(UCLA,UCSB,ユタ大、ス タンフォード大)が創設 1970年代 デジタルICの普及、パーソナルコン ピュータの登場(Apple) 1970 ALOHANET(ハワイ大) 1972 Tomlinson 電子メールプログラムを 作成 1973 KirnとCerf TCP/IPの前身を研究、 ALPANETがロンドンカレッジ大やノル ウェーと接続、国際化 2006/4/20 1974 BBNがALPANET上でTelnet 1980年代 PCとUNIXベースのミニコンが普及 1982 ISOがOSIモデルを提唱 1983 TCP/IP 1984 DNSの登場、インターネット接続ホス ト数1,000台 1986 米 NSFNET(56kbs) 1987 インターネット接続ホスト10,000台 1989 インターネット接続ホスト100,000台 1991 WWW(World Wide Web)誕生 1993 最初のWebブラウザMosaic登場 1994 Netscape Navigator登場 1996 インターネット接続ホスト1,000万台 1997 米 ARIN 設立 2001 インターネット接続ホスト1,100万台 ネットワークシステム基礎 3 ネットワーキングデバイス ホスト PC, ワークステーションなど。NIC(ネットワークインタフェースカード) でネットワークメディアに接続。 ネットワーキングデバイス リピータ: 信号を 再生成して伝達距 離を延ばす ブリッジ: 送信デー タフォーマットを変更 し、LAN間接続を提 供する ハブ: 接続を 集約化する スイッチ: 必要と する接続先にのみ データを送るよう 高度な転送管理を 行う クラウド ルータ: 総合的な転送管理ができ、離れた LAN間やWANとの接続ができる 2006/4/20 ネットワークシステム基礎 4 物理トポロジ 各トポロジのの長所と短所は? ネットワーク機器の相互接続とトポロジの関係は? 2006/4/20 ネットワークシステム基礎 5 ネットワークプロトコル プロトコル ネットワーク上のデバイスの通信方 法を規定する、ルールや規則の セット データ通信のあらゆる局面を制御 物理ネットワークの構築方法 コンピュータがネットワークに接続す る方法 送信データのフォーマット データの送信方法 エラーの処理方法 プロトコル規定団体 2006/4/20 ネットワークシステム基礎 IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers、電気電子 学会) ANSI(American National Standards Institute、米国規格 協会) TIA(Telecommunications Industry Association)、EIA (Electronic Industries Alliance、 電子工業会) ITU(International Telecommunications Union、国 際電気通信連合) ISO (International Organization for Standardization、国際標準 化機構) 6 LAN(ローカル エリア ネットワーク) 設計目的 限定された地域 広帯域メディアへのマルチアクセス ネットワークをローカル管理でプライベートに制御 コンポーネント コンピュータ ネットワーク インタフェース カード 周辺機器 ネットワーキング メディア ネットワーク デバイス LANテクノロジ イーサネット トークン リング FDDI 2006/4/20 ネットワークシステム基礎 7 WAN(ワイド エリア ネットワーク) 設計目的 LANとLANを相互接続 広い地域にわたって通信すること ユーザが別のユーザとリアルタイムで通信すること ローカル サービスに接続されているリモート リソースを常時提供すること 電子メール、インターネット、ファイル転送、e-コマースのサービスを提供する こと WANテクノロジ 2006/4/20 モデム ISDN(Integrated Services Digital Network、サービス統合デジタル網) DSL(Digital Subscriber Line、デジタル加入者線) フレーム リレー T1、E1、T3、E3 SONET(Synchronous Optical Network、同期式光ファイバ網) ネットワークシステム基礎 8 VPN(バーチャルプライベートネットワーク) 共用型の公衆ネットワーク上に、安全で信頼性 の高い接続を提供するサービス 2006/4/20 イントラネット エクストラネット アクセスVPN ネットワークシステム基礎 9 帯域幅 定義 「一定時間内にネットワーク接続の中を流れることが できる情報量」 帯域幅を重要視する理由 2006/4/20 メディアで情報を送るときに使われる物理的な特性と テクノロジの制限を受ける 無料ではない ネットワークのパフォーマンスに多大な影響 ストリームビデオや音声などの コンテンツを配布する ために需要が増加 ネットワークシステム基礎 10 帯域幅のアナロジー(喩え)(1) 水道管 帯域幅:水道管の太さ ネットワークデバイス:ポンプ、バルブ、水道器具、蛇口 パケット:水 2006/4/20 ネットワークシステム基礎 11 帯域幅のアナロジー (2) 高速道路 帯域幅:車線の数 ネットワークデバイス:乗入れ車線、信号機、標識、地図 パケット:自動車 2006/4/20 ネットワークシステム基礎 12 帯域幅の単位 帯域幅の単位 短縮形 等量 ビット/秒 bps 1 bps=帯域幅の基本単位 キロビット/秒 kbps 1 kbps=1,000 bps=10 3 bps メガビット/秒 Mbps 1 Mbps= 1,000,000 bps=10 6 bps ギガビット/秒 Gbps 1 Gbps=1,000,000,000 bps = 10 9 bps テラビット/秒 Tbps 1 Tbps=1,000,000,000,000 bps= 10 12 bps 2006/4/20 ネットワークシステム基礎 13 最大帯域幅と長さ制限 LAN 典型的なメディア 最大帯域 幅 最大長 50Ω同軸ケーブル 10Mbps 500m WAN (10BASE5イーサネット、 シックケーブル) カテゴリ5 UTPケーブル 10Mbps 100m 100Mbps 100m 100Mbps 220m (10BASE-T イーサネット) カテゴリ5 UTPケーブル (100BASE-TX イーサネット) マルチモード光ファイバ (62.5/ 125μm, 100BASE-FX イーサネット) マルチモード光ファイバ 1000Mbps 550m 1000Mbps 5000m 典型的なメディア 最大帯域幅 モデム 56 kbps DSL 6.1 Mbps ISDN 128 kbps フレームリレー 56 kbps~ 44.736 Mbps T1 1.544 Mbps E1 2.048 Mbps (50/ 125μm, 1000BASE-SX イーサネット) マルチモード光ファイバ (9/ 125μm, 1000BASE-LX イーサネット) 2006/4/20 ネットワークシステム基礎 14 スループット 特定の時刻に、特定のインターネットルートを使って、ネットワーク上で特 定のデータ セットを送信したときに測定される実際の帯域幅 スループット < 数字上のメディア帯域幅 スループットへの影響の原因 インターネットワーキング デバイス 転送するデータの種類 ネットワーク トポロジ ネットワーク上のユーザ数 ユーザ コンピュータ サーバ コンピュータ 電源の状態 転送時間 最善 典型的 例題: 2006/4/20 T= T= S/ BW (BW:リンク間の最低帯域幅、S:ファイルサイズ(ビット) S/ P (P: スループット) フロッピ ディスクの1.44 MBのデータをISDN回線を通じて送信する場合と、 ハード ドライブの10 GBのデータをOC-48回線を通じて送信する場合では、 どちらの方が転送時間が短いか。 ネットワークシステム基礎 15 IPアドレスとネットマスク IPアドレス IP (Internet Protocol) で使われる論理アドレス。 32ビットからなり、世界で唯一に決められている。(現在IPv4。 IPv6では256ビット。) 上位はネットワーク部、下位はホスト部と呼ばれる。 ドット区切り10進 :8ビットごとにまとめ、それぞれ10進数で表す。 ネットワーク部をすべて1、ホスト部をすべて0としたものを、サ ブネットマスクという。 11111111 00000000 00000000 00000000 255. 0. 0. 0 2006/4/20 ネットワークシステム基礎 16 IPアドレスの計算 サブネットマスクはネットワーク部の計算に利用される。 例.10.34.23.134 00001010. 00100010. 00010111. 10000110 (10) (34) (23) (134) サブネットマスクを 255.0.0.0とする。AND演算を 行う。 00001010. 00100010. 00010111. 10000110 11111111. 00000000. 00000000. 00000000 00001010. 00000000. 00000000. 00000000 (10) (0) (0) (0) このIPアドレスのネットワークアドレスは 10.0.0.0 2006/4/20 ネットワークシステム基礎 17
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