資料 - 早稲田大学

QoS班の紹介
2003年6月17日
早稲田大学大学院理工学研究科
情報科学専攻 修士2年
水野 宏樹
QoS保証とは
• QoS保証(Quality of Service)保証とは、ある
トラフィックに対して低遅延や低パケット損失率
を保証すること
• QoS保証技術
– Intserv
– RSVP
– DiffServ
• 後藤研ではDiffServを中心に研究
現在のインターネット
• パケットの転送に関する何の品質保証もない
サービスが大部分を占めている。
• ただ宛先に届けば良い、というこの配送系は何
の保証もないのでネットワークが混雑した場合
には遅延やパケットロスなどの際限のない品質
低下を起こす可能性がある。
インターネットの品質保証
リアルタイム動画やVoIPの出現
– 高い通信品質の要求
– コマ落ち、音切れは困る
– 優先的に通してあげよう
QoS保証の必要性
– ネットワークが混雑していても品質を保証した
い物を相対的に優先して通す(DiffServ)
DiffServとは
• ネットワークが混雑していても品質を保証したい
パケットは優先して通そうという相対的な優先制
御技術。
• 例えば、救急車のような緊急性、重要性のある
車が来たら道がどんなに渋滞していても通してあ
げる。
効率良くインターネットを利用できる。
Differenciated Service
• クラスという概念を用いてクラスごとに相対的
に品質に差を付けたサービスを提供すること
ができる。
• 最優先クラス、優先クラス、普通のクラス
• 新幹線、特急電車、普通電車
• IPヘッダの中のTOSフィールドを使い、
DiffServコードポイントを記述する。ルータは
印がついたパケットを見て、どの程度の優先
度で扱うパケットかを判断し、そのポリシーに
従い次のルータへと転送する。
私の研究
DiffServの最優先クラスはいかなる時でも品質
が保証されているのか。
–
残りの帯域の利用法でどう影響するか。
–
通信速度、パケットの到着間隔の揺らぎ、パケットロ
ス
パケットの到着間隔の揺らぎに影響
– リアルタイム性のあるアプリケーションには致命的
最優先クラスの利用方法によって、全体のクラスの設定
方法を提案。
提案
• リアルタイムアプリケーションを最優先クラ
スに設定する場合
– 残りの帯域には優先クラスを設定しないほう
が良い。最優先、普通のクラスのみ
• 厳密なリアルタイム性は要求されないが、
常に帯域を確保しておきたい
– 残りの帯域も優先クラスを設定して、有効に
使うことができる。
どういう人が向いているか
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ただ測定して解析するんじゃつまんない。
特急通過待ちがむかつく!
渋滞の先頭は何やってるんだ!
リアルタイム動画、VoIPに興味がある。
ネタが見つからなくても根気よく実験できる。
QoSML
• 卒業された優秀な先輩がサポートしてくれる。
[email protected]
Members
OB
nakamura
matsuno
rin
M2
hiromizu
nakasaki
yasuoka (katto lab)
M1
sasaki
後藤研DiffServ関連論文
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インターネットにおけるDiffServの効果の測定 中村 裕一 1999年度
卒業論文
DiffServを利用した用した音声通信におけるクラスの選択方法の検討
松野 洋希 2000年度 卒業論文
DiffServを実現するキューイング方式の比較 中原 顕介 2000年度
卒業論文
DiffServ環境における帯域測定ツールの改良と評価 中村 裕一 2001
年度 修士論文
DiffServにおけるクラスの新しい設定方法の提案 水野 宏樹 2001年
度 卒業論文
DiffServの環境におけるVoIPの品質評価 佐々木 洋美 2002年度
卒業論文
輻輳検知用トラフィックを用いた実時間通信における通信品質の保証法
林田 和彦 2002年度 卒業論文
興味のある人は
• http://www.soi.wide.ad.jp/iw2000/iw
2000_tut/slides/06/index_bar.html
InternetWeek2000 チュートリアル
Diffservの仕組みと動向 長 健二朗 ソ
ニーコンピュータサイエンス研究所