アドホックCUG I-3. ユビキタスネットワーク制御・管理技術 (Ubilaプロジェクト) ウ.ネットワークサービス制御技術 インターネットシステム研究所 登内 敏夫 2004/05/26 CUG: Closed User Group 1 ウ.ネットワークサービス制御技術 の狙い 評価対象:小規模ネットワークにおいて,コンテキスト情報に基づいたサーバ への最適誘導の実現可能性を検証する.⇒物理空間に依存したサーバ誘導 共通コンテキスト 2. 検索エンジン 共通コンテキスト Rawコンテキスト 4. コミュニティに応じた データミラーリング コンテキストサーバ ポリシ エンジン ML-DNSサーバ 仮想網A 1. コンテキスト収集・ 共通コンテキストへの変換 3. コミュニティの形成と効率 的資源の割り当て 5. ユーザごとに 仮想網形成 Rawコンテキスト 仮想網B ミラーサーバ ミラーサーバ 6. 仮想網に応じた管 理ドメイン間資源融通 管理ドメイン 物理網 7. 高速データ通信 目次 背景と課題「アドホックなCUGサービスの実現」 デモ紹介「会議支援システム」 要求 デモの機能及び画面イメージ デモビデオ まとめ 背景 携帯端末 (ノートPC, PDA, 携帯電話)が普及し,どこからでもネット ワークにアクセスすることが一般的になってきた. しかし,現状は同じアクセスポイントに対して一様なネットワークを提 供するのみ. 例:全員がインターネットアクセスのみ ⇒ コンテキスト (位置,人の属性)に応じて,適切なネットワークの構成を 変更すべきではないか? ユビキタス ⇒ 「いつでも どこでも」⇒アドホック(動的,予想できない) ネットワークは固定された土管だけではない. 例: 同じアクセスポイントでも,「たまたま」物理的近傍にいる人だけで,閉 域ネットワークを構成できないか? 同じ閉域ネットワークに属していても,自分のオフィスに安全にアクセ スできないか? 課題:アドホックなCUGサービスの実現 会議室に集まったもの同士をコミュニティとしてClosed User Group (CUG) を形成,他からアクセスできないネットワークを動的に構築. コミュニティメンバで会議室のプリンタやプロジェクタを共有 コミュニティメンバのノートPCフォルダを共有 CUGから自分のオフィスにアクセス CUG内の所属の違うメンバからアクセスはできない. オフィスNW ((( ))) CUG Wireless AP オフィスNW CUG デモ:会議支援システム (要求) コンテキストに応じてネットワーク構成を変更するデモを実現 会社の中の公開会議室である. 社員の他に,社外のお客様との打ち合わせがある. 会議参加者は,各自ノートPCを持ち込み,資料を電子的に持参する. 会議参加者は事前に把握できない. 会議主催者が,会議予約するが,メンバまでは登録しない/できない. 会議室は複数あり,ひとつの無線アクセスポイントは共有する. 設置コスト・管理コスト削減のため. ゆえに お客様からの社内アクセスは許してはいけない. しかし,社員の利便性のため,社員の社内アクセスは許すべきである. 持ち込みPCに対してソフトのインストールは許されない. お客様のノートPCにインストールは不可能 デモ:会議支援システム (現在の機能) クライアント設定フリー 参加者ノートPC同士の公開フォルダ共有機能 会議室設置プロジェクタの共有機能 持ち込みノートPCは,できるだけ設定させない. 無線の接続 (ESS-ID, WEPキー) の設定は必要 所定のフォルダの公開設定は必要 CRTケーブルの抜き差しは不要 社員の所属に応じた安全な社内網アクセス 前提として,社員データベースの整備 お客様はインタネットのみ. 他部門の人はアクセス不可 デモ:画面イメージ ヘッダフレーム プロジェクタ共有 プロジェクトファイル 参加者アイコン (フォルダ共有) メニューフレーム ボディフレーム デモビデオ (省略) まとめ コンテキスト (位置,参加者の所属) に応じて ネットワークの構成を変えることで,アドホック CUGを実現 オフィスへの安全なアクセス 会議室内 CUG コンテキストに連動して,ネットワークを動的に設定 将来の課題 位置取得機構 センサではなく,自己申告で行っている.
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