日本学術振興会 未来開拓研究事業 『知能情報・高度情報処理』 --公開シンポジウム-推進委員長 米澤明憲(東京大学) 未来開拓研究事業 文部省が日本の科学技術の未来を開くため 大学を中心とした新しい研究実施スキーム 平成8年度から開始 年間の1研究分野あたり約5億円の研究費 「知能情報・高度情報処理」分野 現代の急激な情報化の波に人類は巻き込まれ 翻弄される危機に直面している. このため、情報を人間に分かり易い形で表現し, その開発及び利用を人間の制御可能なものに することは益々重要となっている。 本分野では、次の目標を掲げてした。 情報を見えるようにする システムを扱い易くする ソフトウェアを開発し易くする 大規模な情報を高速に処理する 研究テーマ 分散協調視覚による動的3次元状況理解 プロジェクトリーダー:松山隆司 (京都大学教授) 自然言語の処理と理解に関する研究 プロジェクトリーダー:辻井 潤一 (東京大学教授) エージェント指向コンピューティング プロジェクトリーダー:安西 祐一郎 (慶應義塾大学理工学部 長) ソフトウェア開発方法論 プロジェクトリーダー:片山卓也 (北陸先端科学技術大学教 授) 分散・並列スーパーコンピューティングのソフトウエアの研究 プロジェクトリーダー:島崎 眞昭 (京都大学教授) マルチメディア・コンテンツの高次処理の研究 特別講演 「21世紀の知能情報処理に向け て」 京都大学総長 長尾眞先生 「未来開拓事業」理工学部会長 長尾眞先生のご紹介 昭和11年生まれ 昭和34年京都大学工学部電子工学科卒業 昭和48年京都大学工学部教授 同大学の大型計算機センター長、 付属図書館長、工学部長を歴任 平成12年 第23代京都大学総長 専門は「情報工学」で、 コンピュータによる「画像処理」と「自然言語処理」の 研究で世界的に著名 「画像処理」と「自然言語処理」の研究成果を統合化し た電子図書館の研究 -- 「アリアドネ」システムを完成 国宝・今昔物語の電子化に成功 情報処理学会、電子情報通信学会,言語処理学会等 の会長 日本学術会議会員 紫綬褒章受賞 米国IEEE学会 Emanuel R. Piore賞受賞
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