中短波帯のNBDPの廃止 ~狭帯域直接印刷電信:Narrow Band Direct Printing~ 法的義務 陸上施設 海岸局ではNBDP等、特定の無線設備の設置義務は無い A2海域航行船舶 ○超短波無線電話及びDSC ○中短波無線電話及びDSC A一海域及びA二海域 のみを航行する 船舶には、原則、中短波帯のNBDPの設備搭載義務は無い ※我が国の実情として、 ・中短波帯のNBDPのみを設置している船舶はない。 ・中短波帯のNBDPのみの機器は製造されていない。 遭難時の運用 遭難時の運用 中短波帯・短波帯のDSCにて遭難等の呼出 中波・短波帯の無線電話にて応答 衛星系の電話にて応答 中短波帯のNBDPにて応答 遭難船舶 管区本部通信 所 遭難通信発信後の通信手段として、中短 波帯のNBDPが選択された実績はない。 現 状 諸外国の対応状況 「世界海上無線通信資料 2007年」によると、遭難安全通信用の中短波帯のNBDP(2174.5kHz) を用いて業務を常時実施しているのは香港、サウジアラビア、チリの3カ国程度 我が国における中短波のNBDPの利用状況及び諸外国における対応状況を考慮し、 遭難安全通信業務の合理化、効率化を図るため、中短波帯のNBDPを廃止する。 改正概要 ○各告示から中短波帯のNBDPを使用して通信をするという部分の記述を削除する。 ○各告示の海岸局から周波数(遭難安全通信 2,174.5kHz 一般通信 2,417.5kHz )に関する記述を削除する。
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