小規模事業対策費 <H27要求額:2,117,296千円> <H26予算額 1,963,428千円> 【目的】 小規模事業者への支援を充実強化することにより、大阪の経済や雇用を支える小規模事業者の 「事業の持続的な発展」を支援し、大阪経済の活性化につなげる。 ※事業規模や売上の拡大に関わらず、技術・ノウハウの維持・向上、安定的な雇用の維持等といった事業の充実を図ろうとする様々な取り組みを含む概念 小規模企業施策を巡る国の動き 小規模事業者を取り巻く環境u <中小企業を一括りにした支援から小規模事業者に特化した支援への転換> <地域経済を巡る構造的変化> ○ H26.6 小規模企業振興基本法の施行 ・小規模企業振興の原則は「成長発展」のみならず「事業の持続的な発展」と位置づけ ○ H26.9 小規模支援法の改正 ・商工会及び商工会議所に対する基本指針で新たに示された方針 ⇒商工会及び商工会議所による事業者への伴走型支援の実施 ⇒国、自治体等の各種制度、施策に関する情報収集・提供等によるきめ細かな指導 ◇小規模事業者の意義・役割 ・府内中企業の86%を占め、地域の経済や雇用を支える極めて重要な存在 ・地域に密着し、地域コミュニティの維持に大きく貢献 地域経済活力の減退 商工会、商工会議所の支援実績 小規模事業者支援の充実強化の効果的な手法u <利用者満足度> 情報やノウハウ・人材などの経営資源に制約があり、事業者単独では 事業の持続的な発展に向けた取組みが困難なため、 ○30点満点中、目標とする25点を超え、年々向上。 <支援内容の多様化> ○金融や記帳、労務等のベーシックな 支援に加えて、マーケティングや 事業計画作成、IT等のより高度、 戦略的な支援も強化。 (主な支援のH22からH25の増加割合) マーケティング 2.6倍 事業計画作成 2.0倍 IT化 2.4倍 コスト削減 3.6倍 <ニーズの増加> ○支援事業者数は年々増加している。 (H26見込み 14,634社) ○少子高齢化、グローバル化、急激な為替変動、消費税率の改正等 ⇒小規模事業者は、外的要因の影響を受けやすく、経営の低迷や 後継者不足等による廃業等が増加 ○府内小規模事業者の現状 <経済センサスH21とH24の比較> ⇒府内の小規模事業者の減少率は、全国比、中堅企業比ともに高い。 <全国>(中堅)4.8%(小規模) 8.8% <大阪>(中堅)5.0%(小規模) 9.3% 14000 12000 10000 8000 6000 4000 2000 0 利用者満足度 26.07 支援事業者数 26.19 26.20 24.14 H22 H23 H24 H25 28.00 27.00 26.00 25.00 24.00 23.00 22.00 21.00 ①小規模事業者の実情を踏まえて経営課題を把握し、解決までの丁寧な サポートをすることが重要 ⇒支援ニーズの増加が見込まれる。 ②きめ細かに小規模事業者のニーズに合った施策情報を紹介し、身近な ものとして活用を促進することが重要 ⇒施策普及の必要性が高まる。 地域に根差した最も身近な支援機関である 商工会、商工会議所が、事業者の経営課題をしっかりと 把握し、課題解決に向けて伴走しながら適切な支援をして いくことが効果的かつ効率的である。
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