分散システムと遠隔実行技術

分散システムと遠隔実行技術
分散システムの環境変化と
遠隔実行技術の出現
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分散システムの環境変化
遠隔実行の方法
遠隔実行の意味
遠隔実行技術の始まりと進歩
分散システムと遠隔実行技術
分散システムの環境変化
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分散システムの計算・通信環境が多様化
コンピュータ
PPP接続
無線
コンピュータ
通信ネットワーク
コンピュータ
コンピュータ
コンピュータ
分散システムと遠隔実行技術
遠隔実行の方法
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プログラム自体が他のコンピュータに移動し、処理を実行
移動型
クライアント
プログラム
サーバー
プログラム
ネットワーク
サーバコンピュータ
クライアントコンピュータ
プログラム移動
移動型
クライアント
プログラム
サーバー
プログラム
ネットワーク
クライアントコンピュータ
サーバコンピュータ
移動後は回線を解放
分散システムと遠隔実行技術
遠隔実行の意味
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プログラムを協調相手のコンピュータに移動
→ コンピュータ間通信をローカルな通信に変換
プログラム移動
移動型
クライアント
プログラム
サーバー
プログラム
ネットワーク
クライアントコンピュータ
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サーバコンピュータ
通信遅延の短縮
通信遅延の時間変動が減少
通信トラフィックの低減
移動後は通信切断可能
セキュリティの向上
移動するプログラムとはプロセス、オブジェクト、コード、エージェント?
分散システムと遠隔実行技術
遠隔実行技術の始まりと進歩
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コード移動(80s~)
 プログラムコードのみを移動・実行
 実行状態は移動しない
プロセス移動(85s~90s)
 負荷分散をプロセスの実行に必要な情報をすべてを移動
 プログラムコード、実行状態、スケジューリング情報
オブジェクト移動(90s~)
 特定のオブジェクトだけを移動(プログラム全体ではない)
 プログラムコード、実行状態、他のオブジェクトへのリンク情報
モバイルエージェント(95s~)
 エージェントという自己完備のオブジェクト群が移動
 プログラムコード、実行状態