関西メガ・リージョン活性化構想 メガ・リージョンとは 「人材と企業を呼び込む地域」 →大都市を中核とした広域地域が、戦略的な域 内統合や集積による規模経済効果を生む このような地域間競争に、今後関西も加わって いく必要がある。 関西が強みを生かし、弱みを克服していこう!! 日本を取り巻く環境の変化 ①グローバルな地域間競争の激化 ②資源、環境制約 ③世界同時不況と輸出の減少 ④グローバルな産業構造 ①グローバルな地域間競争の激化 人材と企業を呼び込む地域間競争の激化 →大都市を中核とした広域地域が戦略的な地域 統合や集積による規模の経済を活用して、競 争力を高める。 ②資源、環境制約 新興国の経済成長⇒資源への需要の高まり ⇒資源・エネルギーの価格上昇(約9年間で5~8 倍) ⇒地球温暖化 ・資源生産性、環境調和性に優れた産業や都 市構造へのシフト ③世界同時不況と輸出の減少 ・世界同時不況による各国の景気悪化による 輸出額の大幅な減少 ・輸出の拡大が成長を維持してきた日本にと って大きな悪影響 ④グローバルな産業構造 国内市場の成熟化 ↓ 企業のグローバル化による生産拠点の移転 ↓ 海外からの輸出増加 ↓ 我が国シェアの減少 関西の特徴 マイナス★人口・・・関東・中部以上の人口減少 プラス★産業集積・・・繊維産業の集積(加工組 立産業が日本をリードしたが、関西はその産 の集積が進まなかった) プラス★インフラ・・・利便性の高い大阪湾を中 心に産業が集積している。 関西の強み1 1. 産業 ① 基礎素材型産業の集積 ② ものづくり中小企業が多い→社会資本(道 路・橋梁)が更新を迎える今後期待 ③ 次世代ものづくり産業(本社集積)→健康長 寿産業 ④ 環境産業→太陽電池・リチウム電池 関西の強み2 1. 2. 3. 4. 学術・研究機関の集積 文化・歴史・コンテンツの集積 豊富なインフラ 先端産業への大規模投資(液晶) 関西の弱み 1. 加工組立産業の恩恵を受けていない 2. 首都圏への中核機能・人材の流出 ① 東京移転 ② 人材流出(学生の数は多BUT25歳以上少) 3. 土地の制約・・・平野が狭く産業立地が制約される 4. 不十分な域内連携 ① 行政の広域的対応 ② 海外地域との競争意識 5. インフラの利便性の低さ 4、不十分な域内連携 ①行政の広域的対応 【背景】 ・企業の変化・・・同業者・異業者の広域的なアライアン ス(味方)を結ぶ必要がある。 ・取引環境の変化・・・関西域外との取引が拡大している。 →行政取引の各種手続きにおいて同様の手続きが 必要・府県間の基準が不統一なため、企業活動におけ るコストを増大させている。 【解決策】 ・多数の支援機関の統一 ・各府県の垣根を取り払い、各政策を相互利用できる環境 →広域的な視点での施策実施を求める ②海外との競争意識の低さ 地域間で競争が発生するため、「関西」という メガ・リージョンとして、海外地域との競争が 図れない。 国際コンベンション 強みを生かし、弱みを克服 ①集積効果を生かした競争力向上 ・「人口・環境・エネルギー」産業クラスター 連携 ②世界市場化に対応したネットワーク形成 ★国内市場の伸び悩み→世界市場に対応 ・中小企業の海外進出への支援 ・海外にチャネルを持つ大企業との連携 ③広域連携による効率的なインフラ整備と広域 産業政策の展開 ・ハード面・産学官連携 関西メガ・リージョン活性化に向 けた基本的方向 関西メガ・リージョン活性化に向けた 目指すべき方向 • 背景…素材から加工まで一貫した幅広いモノづくり産業の集積 日本、関西がもつ魅力の再評価? 技術開発力、生活・文化等 “地域の底力”を発揮し、新たな「地域発展モデル」を提示 世界経済再生と新たな産業創出のモデル拠点 ※関西の地域底力とは 多様な産業集積、観光資源・地域資源 進取の気風、生活・文化様式 へ 関西メガリージョンのための基本戦略 ①強みを磨く • 強みを最大限に発揮できる分野の見定め これまでに蓄積された産業集積を生かす • その分野に注力 ※世界経済が不況期にあって、投資が抑えら れている時期に次の自債を見据えた積極的 な取り組みを 関西メガリージョンのための基本戦略 ②オープン・イノベーションの加速 国際的な競争力を持ちうる分野を成長させるために 技術やトレンドを踏まえた対応、スピードが必要 オープン・イノベーション (社外の研究開発成果を積極的に活用し、新たな技術・製品開発) • 関西の産業集積の強みを生かし国際的な競争 力を持つために新分野での世界市場獲得 (環境、エネルギー分野?) • 地域を超えた国内外の企業、産学官連携 • 国際標準化に向けた取り組み 関西メガリージョンのための基本戦略 ④集積効果を最大化する • 産業関連施策の費用対効果を最大化する広 域的な連携 • こうした連携を支えるハード・ソフト両面の基 盤整備 • 関西地域としての各種資源の集中 関西メガリージョンのための基本戦略 ⑤海外へ、また海外から 日本国内→人口減少(成長の鈍化) 世界→ 競争激化 世界市場獲得の必要性 世界需要に対応した製品・サービス、ライフスタイルの提案 (アジア等新たに出現しつつある世界市場の獲得) そのためには・・・・・・ • 広く世界から高度人材を集める →関西をアジアを代表する人材の交流拠点へ • 関西の魅力を世界に向けて発信 関西の持つ豊富な文化・観光資源を広域的に結び付 ける 域内の交流、世界との交流の活性化 人材を通して関西地域が世界とつながることが関西 メガ・リージョン活性化の起爆剤となる新たな知識産 業、高付加価値産業を生み出す原動力に
© Copyright 2024 ExpyDoc