JAL安全性の向上

JAL安全性の向上
明治大学 商学部
出見世ゼミナール 5期生
ⅰ.事故の原因と背景
政府の関与
安全の低下
事故
多発
J-J統合
労使関係
事業環境
その他
負のシナジー効果
•
•
•
•
•
政府との関与
事業環境
J-J統合
労使関係
その他
結論
安全面の向上
JAL
企業統治の改善
政府
安全規制の強化
消費者
安全意識の向上
結論:図解
政
府
安
全
向
JAL
上
消
費
者
JAL
企業統治の改善
官僚との天下りの撤廃
バランスの取れたステーク
ホルダーの関係の構築
天下りによる弊害①
安全の
低下
官僚の天下り
航空発着枠
の優先配分
出雲、広島西、
コウノトリ但馬
などなど
「不採算」路線
の継続
怠慢
経営
経営
圧迫
天下りによる弊害②
安全の
低下
官僚の天下り
エリート
意識
経営と現場
の分離
努力
不足
士気
低下
天下りの現状と歴史
兼子社長
就任
90 92 94 96 98 00 02 04
山地進
長岡聡夫
清水市一
栗林貞一
桑野扶美雄
越智正英
松本武徳
取締役構成
執行役員制度
導入
JAL
年代
全体
現場出身
ANA
1998年 1999年 2005年 2004年
31名
15名
10名
15名
10名
3名
整備、旅客、運航、
運航乗員、パイロット
などなど
0名
4名
現場上がりの
取締役が
いなくなった
企業統治:経営と現場の分離
総務
貨物
営業
パイ
ロット
旅客
本部
労務
ヨコのつながりの強化
&
経理
問題意識の共有化
取締役
経営
企画
運航
乗員
資金
整備
シス
テム
関連
事業
&
ステークホルダーへのバランス
JAL
OK!!
政府
その他のス
テークホル
ダー
結論
安全面の向上
JAL
企業統治の改善
政府
安全規制の強化
消費者
安全意識の向上
政府
安全規制の強化
安全に関する法規制の強化
外部助言組織の構築
高負担な税金の引き下げ
安全に関するガイドライン
(国土交通省航空局)
• 平成12年1月28日制定⇒航空運送事業又
は航空機使用事業の安全な実施の実現性を
しかし!
確保するためのガイドライン
地上業務に対する安全事項、運行管理に関する安全
事項、緊急時の体制に関する安全事項など
法的な実効性がないため形骸化している
法整備:安全に関する規制
安全規制の強化
• 安全確保のための最低基準の設定
• 罰則規定を設ける
• 基準への適合性の審査・監視とその継続
促進すべき!
社外監査役を長とする
外部助言組織の構成
競争の進展を妨げる公的負担
公
租 航行援助
施設利用料
公
課 航空機燃料税
国際線着陸料
日本の着陸料は、諸
外国の約3倍
香港、台湾、シンガポール、
アメリカでは課していない.
日本、アメリカのみ.
世界的に見て極めて例外的
営業費用に占める公租公課の割合
約2倍!
約5倍!
空港整備特別会計歳入内訳
借入金
純粋一般財源
雑収入等
約15%
301
536
672
3054
2003年度 歳入合計4563億円
航行援助施設利用料、
着陸料、航空機燃料税
約66%
国の全公共事業費に占める一般財源投入額の比較
4
2,944億円
(3.7%)
3.5
3
1,890億円
(2.4%)
2.5
2
1.5
1
756億円
544億円
0.5
0
2001年度
2002年度
2003年度
672億円
(0.8%)
港湾
漁港
空港
公租公課による圧迫
公租公課
経営
圧迫
コスト削減
経営基盤
結論
安全面の向上
JAL
企業統治の改善
政府
安全規制の強化
消費者
安全意識の向上
消費者
安全意識の向上
JALによる・・・
「セキュリティー・レポート」の強化・開示
&
「セキュリティー・フォーラム」の開催
セキュリティー・フォーマットの構築
「セキュリティーレポート」の作成・開示
外部助言組織と共同で
→
作成し、事後ではなく事
JAL安全体制に関する現状の報告
前に対応する
自社に安全規制をかける
*経営者によるネガティブポイントを含めた公約
継続体制
「セキュリティー・フォーラム」の構築
→ JAL経営者・従業員・株主のみならず他社(ANA等)
や国交省、消費者等によって構成
社会への情報開示・アピール
結論
国の安全規制の強化
政府
安全規制の強化
安
全
の
向
上
内部の企業統治による安全向上
JAL
ステークホルダーと
の関係を見直す
外部助言組織の構
築
セキュリティフォー
マットの構築
消費者
安全意識の向上
消費者の安全意識の向上
合同ゼミ係り
梨本 拓也
大木 直人
吉原 めぐみ
合同ゼミ発表班
梨本 拓也
速山 歩
吉原 めぐみ 大木 直人
加藤 喜堂
花里 大輔
俺
製作協力
出見世 信之 教授
戸崎 肇 教授
4期生の皆さん
「日本航空 近藤晃社長 天下りは今後減少する」『産経』1997.6.4
「特集 日本航空 傷だらけの翼」『週刊ダイヤモンド』2005.5.28(93巻21号)pp30~41
【図書】
杉浦一機「8 運輸省からの天下り人事は禁止せよ」『日本の空は誰のものか』
杉浦一機『JAL 再浮上』1994.2 pp74~79
実方謙二「航空規制緩和の現状と課題」『公正取引』No.462 1989.4 pp4~14
【論文】
運輸と経済
戸崎肇「航空再編をめぐる現状と論点」第60巻4号 00.4
戸崎肇「航空と他の輸送モードとの関係性について―シャトル便問題を考える」第60巻 第10
号00.10
戸崎肇「航空法改正の意味とその影響の可能性について」第61巻 第1号 01.1
戸崎肇「首都圏第三空港問題をめぐって」第61巻 第5号 01.5
戸崎肇「JAL・JAS統合問題をめぐる評価」第62巻 第11号 02.11
実方謙二「航空規制緩和と競争」第51巻 第12号 91.12
戸崎肇「日米両航空市場における新規参入をめぐる動向」第61巻 第10号 01.10
塩見英治「改正航空法と競争促進の課題」第61巻 第8号 01.8
渡辺岳「JALグループの環境への取り組み」第64巻 第4号 04.4
井手秀樹「航空事業の制度改革と競争環境の整備」第61巻 第8号 01.8
榊原胖夫「自由化1年後の航空輸送」第61巻 第8号 01.8
遠藤伸明「航空規制緩和と市場の変遷」 第61巻 第8号 01.8
栗田善吉「国内航空産業の規制緩和と市場再編」第64巻 第1号 04.1
櫻 昭二「JALグループのCSRへの取り組み」第64巻 第12号 04.12
中条 潮「新規参入航空会社をめぐる政策課題」第65巻 第5号 05.5
石井伸一「日本の航空市場におけるLCCビジネスモデル生成の課題」第65巻 第5号 05.5