インタラクティブCG 第1回 担当教官 蔡 東生 この授業で使うもの • Visual Studio 2008 – 7C202のWindowsにインストールされているの を使う。 • FLTK(Fast Light Tool Kit) – OpenGLをサポートする軽量C++GUIツール キット。 Visual Studio 2008 VS2008の起動 • すべてのプログラムから『Micorsoft Visual Studio 2008』を選択して、起動する。 • 初回起動時には[既定の環境設定の選択]というダイアログ が表示されるので Visual C++開発設定を選択する Visual C++とは • Microsoft社の、C言語/C++言語によるソフトウェア開 発のための統合開発環境。 • 用語解説 – プロジェクト • 実行ファイルを作るために必要なファイルをまとめたもの。ソース ファイル、ヘッダファイル、リソースなど。一つのプロジェクトからは一 つの実行ファイルのみ作成できる – ソリューション • プロジェクトの集まり • プロジェクトを作成すると、同時に同じ名前のソリューションも作成さ れる – ビルド • プロジェクト内の全てのソースファイルをコンパイル • コンパイル後、オブジェクトファイルや各種ライブラリファイルを結合 して実行可能ファイルを作成 FLTKについて FLTK(Fast Light ToolKit) • FLTK(フルティックと発音します)は、X、MacOS、 Windows向けのC++グラフィカルユーザーイン ターフェースツールキットで、3Dグラフィックスと OpenGLをサポートする。 • イベントドリブン (コールバックを持つ). – 実行するとメインループが呼ばれコールバックを待つ – すべてのイベントはコールバックによって呼ばれる • Visual C++のMFCによるGUIと比べると実装 が簡単で軽い OpenGLとは • OpenGLは2D/3Dの強力なグラフィックライブラリ – DirectXなどと並び多くのアプリケーションで使われる • はじめるのはとても簡単である • 全課題の中で通して用いられる • OpenGLの分かり易いサイト – http://www.wakayamau.ac.jp/~tokoi/opengl/libglut.html FLTKにはどんな関数があるの? • たくさんの便利な関数が存在する! – Web上にたくさん情報がある。英語サイトにもた くさんあるのでがんばってみてみよう。 • FLTKの本家にもサンプルプログラムがある。 – http://www.fltk.org/index.php C++とFLTKの練習 FLTKのダウンロード • アドレス欄に 『https://staff.mast.tsukuba.ac.jp/users/cai/』 と入力 以下のファイルをコピーする(対象をファイルに保存) – FLTK.zip – hello fltk.cpp – パワーポイントファイル • ファイルは必ずZドライブ上に置くこと。 新しいプロジェクトを作る 1 • ファイル • 新規作成 • 新しいプロジェクト の順に選択 1 2 • Win32 • Win32コンソール アプリケーション • プロジェクト名のところに ファイル名を入力 (例ではHello FLTK) • 場所はZドライブにすること • OKを押す 2 Hello FLTKを作る 3 • • • • 右の画面になるまで 『次へ』を選択していく コンソール アプリケーション 空のプロジェクトを選択 完了を押す 3 4 • • • • ソースファイル で右クリック 追加 既存の項目 DLした hello fltk.cpp を選択する 4 FLTKを設定する 5 • ここまで行うと hello fltk.cpp のソースが見られる 5 6 • プロジェクト • Hello FLTKの プロパティを選択 6 FLTKの設定 7 • • • • 8 • • • • 構成プロパティ C/C++ 全般 追加のインクルード ディレクトリに解凍した FLTKへのパスを入力 7 構成プロパティ リンカ 全般 追加のライブラリディレクトリ にFLTKフォルダ内の libフォルダへのパスを入力 • 構成でReleaseを選択して 7 8を繰り返す 8 9 • • • • リンカ 入力 構成からDebugを選択 追加の依存ファイルの欄に『comctl32.lib wsock32.lib opengl32.lib glu32.lib odbc32.lib odbccp32.lib fltkd.lib fltkformsd.lib fltkgld.lib fltkimagesd.lib fltkjpegd.lib fltkpngd.lib fltkzd.lib』を入力(コピペす ると楽) • 特定のライブラリ無視の欄に『LIBCMTd』を入力 9 10 • • • • リンカ 入力 構成からReleaseを選択 追加の依存ファイルの欄に『 Comctl32.lib wsock32.lib opengl32.lib glu32.lib odbc32.lib odbccp32.lib fltk.lib fltkforms.lib fltkgl.lib fltkimages.lib fltkjpeg.lib fltkpng.lib fltkz.lib 』を入力(コピペすると楽) • 特定のライブラリ無視の欄に『LIBCMT』を入力 10 実行結果 11 • 実行はF5キー(デバッグ)又はCtrl+F5(デバッグなし) • 構成がReleaseの場合、両方とも同じ • 成功すると、図のような結果が出る 11 • 6~10の手順は、 FLTKを使う新しいプロジェクト を作るときには、再度行うこと 修正点 下図のようにDebugになっている部分をReleaseに変更してください
© Copyright 2024 ExpyDoc