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ドイツ語圏の音楽
太田 達也
ドイツ音楽の流れ
~ 18世紀から現代まで ~
 バロック音楽(18世紀前半まで:バッハなど)
 古典派(18世紀後半から19世紀初頭:モーツァルト、
ベートーヴェンなど)
 ロマン派(19世紀初頭から20世紀半ば:ワーグ
ナー、リヒャルト・シュトラウスなど)
 表現主義(20世紀初頭:シェーンベルクなど)
 現代の音楽(シュトックハウゼンなど)
バロック音楽

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)

ポリフォニー

フーガ(対位法)
- 「管弦楽組曲第2番」(1730年代)

音による象徴表現
- 「マタイ受難曲」(1729)
古典派(1)
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
(1756-1791)
 ホモフォニー
 ジングシュピール
- 「魔笛」(1791)
古典派(2)
 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
(1770-1827)
 主題の徹底的な展開
- 「交響曲第5番」(1807-1808)
ロマン派
 リヒャルト・ワーグナー(1813-1883)
 「総合芸術作品」(Gesamtkunstwerk)
 「楽劇」(Musikdrama)
 「ライトモチーフ」(示導動機)
- 楽劇「ワルキューレ」(1756)
 調性崩壊のきざし
- 楽劇「トリスタンとイゾルデ」(1759)
 無限旋律
新ウィーン楽派
 シェーンベルク(1874-1951)
 ヴェーベルン(1883-1945)
 ベルク(1885-1935)
 無調音楽
 十二音技法
- シェーンベルク「月に憑かれたピエロ」(1912)
- ヴェーベルン「変奏曲 作品30」(1940)
- ベルク 歌劇「ヴォツェック」(1917-1921)
もうひとつの発展
 ブレヒトの「叙事的演劇」
 異化効果
 ブレヒト/ヴァイル「三文オペラ」(1928)
後期ロマン派

リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)

一時は前衛的な作品も(楽劇「サロメ」「エレクトラ」)

その後、ロマン派的な作風に回帰
- 歌劇「カプリッチョ」(1942)より「月光の音楽」
現代の音楽
 カールハインツ・シュトックハウゼン
(1928-)
 偶然性・一回性
 記譜法の多様化
現代ドイツの音楽シーン
 現代音楽祭の開催
 古典作品の新たな読み替え
 音楽劇(Musiktheater)
ドイツ音楽の特徴
 理論的構築性
 情念的なもの
 両者の融合した重厚な響き