こたつでテレビ 第6週

こたつでテレビ
第6週
著者の江原由美子によるとマスメディアの一つの機能は
• 「社会」に関する「情報」を提供することである。
これへ、「憂慮」、「驚愕」などの様々な感覚も抱く。
• この一つの効果は、視聴者が「少しは社会を考える」
という感じをすることである。
そして、
• 「新聞やテレビからさまざまな『人性』が存在するを知り…
社会についてさまざまな知識をもっている。」しかし
「実は君が『社会』であると考えているもののほとんどは、
マス・ メディアを通じて知った」
p38
こたつでテレビ
第6週
• マス・メディアの視聴者は、ニューズなどは「自分とは別
の世界」を感じるが、「少しはものを考えているんだ」…
「社会を考える」必要だというように「反省」するに済む?
• しかしそうしても、社会を考えるとは、「かわいそうな
人々」、「反省しましょう」「もっと社会(問題)に目を向けま
しょう」なんていうお説教をすることとは何の関係もない
…
P39
2
こたつでテレビ
第6.2週
マス・メディアへの自由選択とメディアによる「支配」
1. マス・メディアに接することも接しないことも自由・気楽な
こと
2. この気楽さでも、我々はマスメディアへの「解釈実践」に習
熟している
3. 「社会を「客観的世界」として自己の「主観的世界」の外に
措定するのも、そういう「解釈」に君が習熟しているから
だ。」
4. 一つの結果は、「日常的な気楽なマスメディア接触」と、
「マスメディアによる大衆支配への恐怖」との間を揺れ動く
p40
3
こたつでテレビ
第6.2週
マスメディアの視聴者の批判からの免れ方
1. 「所詮マスコミ、話半分に聞いておく、軽薄はマスコミ」と
いう態度の一つの結果:
マスコミの主張をまともに批判する必要ない。
2. もう一つの結果は、
「マスメディアはは我々の感覚を支配する」可能性
なのだ。」
3. だい3結果には、自分から「切り離した」マスコミの世界
への解釈は、
「社会世界の構成に影響を与えている」。 p38,p40
4
こたつでテレビ
第6.2週
マス・メディアとジェンダーの捕らえ方:フェミニズムの例
所謂フェミニストがマスメディアに登場する時、
どのような反応を選択する?
1. 「偉そうにお説教たれる。」
2. 「女性の時代だ。働く女性賞せん。」
3. 「専業主婦も偉いのに。女性はマスコミに踊らされてい
るんだ。」
しかし、 (p41) 「もしマスメディアがそういう「意見」や主張を
取り上げなければ,君は別な意見をもったかもしれない
…」か?そういう意見をどのように構成して行こうか? 5