東アジア経済連携

東アジア経済連携
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連携・共同体論の隆盛
経済連携の実体的基盤
東アジアの通貨・金融協力
連携にむけた課題
mohri r
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1 東アジア連携・共同体論の隆盛
背景など
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アジア通貨危機 1997.11 ASEAN+3
WT0交渉の停滞
FTA(自由貿易協定)の増大:NAFTAなど
東アジア共同体構想 小泉国連演説2004.9 +豪Z米
経済統合の諸類型
①地域協力
②伝統的FTA・新世代FTA
③関税同盟・共同市場・経済同盟・経済統合(EU)
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1 東アジア連携・共同体論の隆盛
進捗状況
• 中国の積極性 ASEANと
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2004.11
「市場経済国」としての認定
センシティブ品目の関税引き下げに大幅猶予
農産物の「アーリーハーベスト」
中国西部とインドシナ半島との連携強化
• 日本は出遅れ
小泉政権アジア政策不透明
• 日ーシンガポール締結のみ
• 日中まだ開始せず,日韓交渉中断
• 比,タイ,マレーシア:農産物,介護労働者,看護師
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2 東アジア経済連携の実体的基盤
• ASEAN,中国への外国直接投資
• 域内投資循環の形成
• 米国や欧州多国籍企業の規模と牽引力
• 外資による工程間分業
• 「らせん形態発展仮説」←雁行形態発展論
• 東アジア諸国の国際競争力 日中産業構造の補完性
• 三角貿易の形成:日+韓台の中間財→中・ASEAN最終財→欧米
• 域内貿易比率の増大と中国の輸入大国化
• 東アジア経済の自己完結性は低い
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3 東アジアの通貨・金融協力
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アジア通貨危機と日本
アジア通貨基金 1000億ドル 挫折
新宮澤構想 長短300億ドル
チェンマイ・イニシアティブ 395億ドル 通貨スワップ
アジア債券市場の育成 通貨と融資期間の構造のミ
スマッチの解消 財務大臣プロセス アジア債券基金
• アジアでドル離れは進んでいない
東アジア諸国
のドル・ペッグ復活,外貨準備のドル建て運用
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4 東アジア連携にむけた課題
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経済発展段階の相違
多様なFTA→スパゲテッティ・ボール 錯綜
日中韓協力の政治意思の欠如
経済実利・経済成長を目標にする
機能別協力:①エネルギー,環境,文化,サー図,エイ
ズ,水,②後発国の参画,域外諸国の取り込み
• 段階的制度化:①日-NIEs,②ASEAN4-中沿海部,
③インドシナー中内陸部
• 働く者同士,消費する者同士,食の安全,高齢化社会など
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