道路標識の抽出に関する一考察と開発プラットフォーム製作

道路標識の抽出に関する一考察
と開発プラットフォーム製作
近畿大学工学部
情報システム工学科
森園紘行
目次
1.道路標識自動認識システム
2.自動認識の問題点
3.自動認識システムの流れ
4.RGB減算法
5.赤・黄・青色の判定
7.二値化
8.開発プラットホームの機能
9.まとめ
道路標識自動認識システム

道路標識
運転者への運行方法や危険の伝達

自動認識の役割
例1 一時停止
例2 スリップ注意
- 標識の見落とし等のヒューマンエラーの減少
- 自動運転への応用
自動認識の問題点
 撮影環境の変化
- 天候や夜間の明るさの変化
- 道路標識自体の変形や汚れ
- 撮影位置による大きさ・角度のずれ
- 振動による画像のぶれ
- 焦点ずれによる光学ぼけ
昼
夜
自動認識システムの流れ
撮影した画像の表色系変換,二値化,ノイ
ズ除去方法の検討
RGB減算法

RGB表色系
赤,緑,青色の合成により色を表現




R(赤):0~255
G(緑):0~255
B(青):0~255
RGB減算法(松浦大祐
山内仁 高橋浩光)
RGB表色系の各成分0~255を用いる


R-Gにより赤(黄)色らしさの算出
B-Gにより青色らしさの算出
R-G
B-G
0
赤・黄・青色の判定
標識は,白黒の二値化画像に変換することで抽出する
- 4つのしきい値(t1,t2,t3,t4)を設定し各色の判定を行う
t2
t1
R-G
B-G
R:255
G:0
B:0
R:0
G:0
B:255
1
t4
0
1
しきい値:255
t3
R:255
G:255
B:0
1
0
t2
R:255
G:255
B:0
しきい値:0
0
R:0
G:255
B:0
R:0
G:255
B:0
しきい値:-255
画像の二値化
原画像
標本画像
情景画像
二値化画像
ノイズ除去(松浦大祐
山内仁 高橋浩光)
・標識以外の余分な部分を除去
・標識外周の円滑化
ノイズ除去
開発プラットホームの機能
画像の入力
 RGB減算法のしきい値設定
 画像の二値化
 ノイズ除去
 標識の抽出

まとめ






RGB減算法による表色系の変換
二値化処理
ノイズ除去
標識の抽出
開発プラットフォームの製作
今後の課題
しきい値の自動決定システムの構築