建築構法 第15回目の授業 平成26年度の定期試験問題 & 解答 平成28年7月25日(月) 平均点:42.8点 解答例 問題1.以下の文は建築構造用の材料に関するものである。( )内の最も適当なものを選んで ○ で囲め。(配点:2点×13=26点) ヒノキ (1)構造材に使用される木材は、強度や耐久性などを考慮して、柱には比較的安価な( 杉 ・ 松 ・ 桧 )を、梁には強度が大きい ( 杉 ・ 松 ・ 桧 )を、土台には耐久性の高い( 杉 ・ 松 ・ 桧 )を用いることが多い。 また、枠組壁工法に用いる製材は、主に( 欧州 ・南洋 ・ 北米 )産の輸入材が用いられ、壁パネルや床パネルなどで規格と なる基準断面は( 38×89・38×140・89×89 )mm である。 (2)鉄筋コンクリート構造は( 引張 ・ 圧縮 )力に弱いコンクリートを鉄筋で補ったもので( 1756 ・ 1824 ・ 1868 )年に 発明された。したがって、鉄筋コンクリート構造の基礎スラブには、太い鉄筋を( 上側 ・ 下側 )に多く配置している。 (3)現在の建築構造用の圧延鋼は( SM ・ SN ・ SS )400 などで、400 は( 降伏強さ ・ 最大強さ )の( 上 ・ 下 )限値 を(N/m㎡)単位で表す。鋼材の主成分の鉄に炭素を加えると( 強度 ・ 伸び率 )が上昇するが、限度を超えて炭素を加え ると( 耐火 ・ 溶接 )性能が悪くなる。 配点 問題1:26点(2点×13) 2:24点(3点× 8) 3:36点(4点× 9) 4:14点(2点× 7) 問題2.下の表は、建築構法の教科書に記載された3つの構法での2階建住宅の柱と梁の断面と、代表的な外壁の矩計図の仕様をまとめた ものである。解答例にならって、柱と梁の断面と、外壁の仕様がよく分かる図を描け。(配点:3点×8=24点) 木造 在来軸組構法 鉄筋コンクリート構造 鉄 骨 造 500×500 主筋:8-D19, 帯筋:D10 @100 120×120 柱の断面 □ - 250×250×9 解答例 120 (mm) 8-D19 500 D10 @100 t=9 120 250 500 400×650 上側主筋:3-D19, 下側主筋:4-D19,あばら筋:D10 @150 105×300 梁の断面 300 H - 400×200×8×13 t=13 3-D19 (mm) 250 650 D10 @150 400 t=8 4-D19 105 400 200 仕 様 (mm) サイディング: t = 15 打放し 外壁用 縦胴縁 :15×30 @455 コンクリート : t = 180 ALCパネル : t = 150 防湿シート : t = 5 横胴縁 :30×45 @455 断熱材 : t = 50 柱(と間柱):105×105(45) @455 合 板 : t = 9 軽量鉄板 : t = 5 断熱材(充填): t = 50 板張り : t = 12 横胴縁 :15×45 @303 石膏ボード : t = 9.5 板張り : t = 15 聚楽塗り : t = 20 サイディング 防湿シート 打放し コンクリート 縦胴縁 断熱材 軽量鉄板 断熱材 横胴縁 横胴縁 外壁用 ALCパネル 石膏ボード 聚楽塗り 合板 板張り 外 壁 柱(と間柱) 板張り 問題4.下図は一般的な鉄骨造建物(柱:角形鋼管と梁:H形鋼)の工事の流れを示したものである。[ ]内に適当な語句を記入せよ。 鉄 骨 工 場 鉄 骨 建 方 合成スラブ床工事 柱の仕口部品の上下に ダイアフラムを溶接 柱を基礎上に設置して ダイアフラムに大梁の ブラケット [ ]を溶接 [ ]ボルト アンカー でプレートを固定する 梁の上に[ デッキ ] プレートを敷き、栓 溶接で梁と固定する ダイアフラムに柱の 同様に、隣の柱を 残りを溶接する 基礎上に設置する 柱脚部に[ ベース ] プレートを溶接する 2ヶ所の柱に梁を繋げ 高 力 [ ]ボルトで 接合する 梁の中央に座屈止めの 同様な作業を繰り返し て、全ての柱と梁を設 [ スチフナ ]を溶接 置する 床の鉄筋を配筋して スペーサーに乗せる 梁の上に[ スタッド ] ボルトを溶接する 床用の型枠を設置する コンクリートを打設する
© Copyright 2024 ExpyDoc