フード・リユース プロジェクト(最終発表資料はこちら)

FOOD REUSE
《隊員》 大橋 友恵
石田 悠佳
中谷 佳弘
黄前 真吾
PROJECT
山下 智弘
西村 文宏
山川 喜輝
山本 豊厳
★活動のきっかけ☆
現代は飽食の時代です。それによって日々大
量の残飯・調理クズがでています。このことは
悪臭・カラスによる被害・景観を損なうなどの原
因となっています。
これらの解決策の1つとして私たちは、生ご
みを再利用するミミズのコンポストを試みようと
したことが活動のきっかけです。
★ミミズコンポストとは・・・?☆
ミミズが入った土に生ごみを入れて、ミミズに
生ごみを食べてもらい分解を促し、堆肥と液
肥を得る装置のことです。
ミミズが生ごみを分解
土 + 生ごみ
堆肥 +液肥
生ごみ:野菜くず、果物、卵の殻、茶、
コーヒーがら、ダンボ-ルetc…
★何故、ミミズコンポスト・・・?☆
•ミミズコンポストは生ごみの処理が早い
•電気を使わないので環境に優しい
•生ごみを処理中でもほぼ無臭
•小さなスペースでもできる
•手間があまりかからない
•肥料を得られる
上に挙げたような幾つかのメリットを得ら
れるので、ミミズコンポストを行いました。
★観察までの過程☆
手作り木製コンポストの作成
このコンポストでは木材を購入した後、採寸と
切断をして本体、土台、フタを作成し、組み立て
て1台の木製コンポストを完成させました。
フタ:虫の侵入
を防ぎます。
本体:中に
土とミミズと
生ごみを入
れます。
完成品
土台:本体を支
えて、肥料の受
け皿も置きます。
手作り木製コンポストへのミミズと土入れ
組み立てた木製コンポストに、腐葉土とココナッ
ツの繊維を混ぜた土を入れた後にミミズを入れまし
た。
土にココナッツの繊維を混ぜたのは、ミミズにコ
コナッツの繊維を食べさせて、土に慣れさせる為で
す。
ここまでの過程で約5~6時間かかりました。
木製コンポストの作成で約5千円、ミミズを500
gで約4千円でした。
プラスチック製コンポストの購入
プラスチック製のコンポストはインターネットで
購入しました。このコンポストはオーストラリアのレ
ルン(RELN)社製で、材質は再生プラスチック製で
す。
初めに1台購入しましたが、小学校(別項目で
紹介)で使用するためにもう1台購入しました。
購入したときに、ミミズ用の土(ココナッツ繊維)
が付属していました。土入れの時にこれに牛糞を
混ぜて使用しました。
プラスチック製コンポストの作成+ミミズと土入れ
このコンポストは再生プラスチック製のトレーとフ
タが全部で5段重なっている構造になっています。
最下層のトレーに脚を取り付け、下から2段目と
3段目のトレーに土を入れて重ねました。下から4段
目は土とミミズと生ごみを入れてから重ね、1番上に
フタをして作成と土入れを同時に終わらせました。
プラスチック製コンポスト2台
で3万6千円、ミミズ1,5kgで約
8千円でした。
★コンポスト組み立て時の風景☆
上は、手作り木製コンポストの作成時の写真です。
切ったり、穴を開けたり、接着しました。
下は、プラスチック製コンポストの作成時の写真で
す。右下の写真は生ごみを少量入れた時です。
まだ、分解はされて
いません。
★大学での活動の結果☆
木製コンポストでは5/10~7/13までの約2ヶ月
間で約3kgの生ゴごみを処理することができました。
ミミズに与えた生ごみはりんごの皮、キャベツの
葉 サツマイモの皮、卵の殻、きゅうりのヘタ、ニ
ンジンの皮、もやし、麦茶・緑茶の茶葉、しいたけ、
メロンの皮、バナナの皮で、その中でもメロンの皮
の処理は一番早かったです。
白くて小さいミミズの赤ちゃんと思われる生き物が
いました。
プラスチック製のコンポストでは最下層のトレーに
液肥と思われる液体があり、それを回収しました。
★小学校で活動する目的☆
小学校で活動するのは、小学生に環境問題
に関心を持ってもらい、それの解決のために活
動してもらうことが、今後の環境問題の解決へ
取り組み方の姿勢を変えることになると考えた
からです。
今回はごみ問題の解決策の1つとしてミミズ
コンポストを行ってもらいました。手軽だけど、
活動の意義は実感できると考えました。
★小学校での活動☆
福井大学附属小学校6年1組の児童34名に
協力していただきました。
6月15日にプラスチック製コンポストの使い方
に関する授業を行いました。また、この日にプラ
スチック製コンポストを2台導入しました。
6月22日にエネルギーに関する授業を行いま
した。
(授業はそれぞれ約30分行いました。)
後日、授業のアンケート(感想)を書いていただ
いきました。
6/15~7/13までの約1ヶ月間、クラスを8つの
班に分けて2台のプラスチック製ミミズコンポスト
の観察と記録(日・温度・湿度・天候・気付いたこ
と)を行ってもらいました。
この期間中に隊員も週2~3回一緒に観察を行
いました。
コンポスト中に少し虫が発生したので、虫除け
のためにハーブをコンポストの中にいれてどの程
度効果があるのかを観察しました。
約1ヶ月間生ごみを処理したことで液肥を得
ることができたので、それを小学校の畑にまき
ました。
これがその時
の写真です。
★小学校での活動時の風景☆
授業中・・・。
6/15の時です。→
6/22の時です。↓
真剣に
聞いてくれて
いました。
★小学校での活動の結果☆
今後、環境に対してどんな活動をしていくかを
考えてもらうことができました。
児童のアンケートから、授業を行ったことで今
の環境問題の現状を知ってもらえました。
期間中の約1ヶ月で多くの生ごみを処理するこ
とができました。与えた生ごみは大学とほぼ同じ
ですが、そうめんなんきんとイチジクなどもありま
した。
ハーブをコンポストに使用することで発生を抑
えることができたのでこの方法は効果的だという
ことが分かりました。