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いなかが本番になる!
2011年11月12日
7人委員会講演会
池内 了
ささやかな経験
新潟県十日町市松之山
「森の学校」キョロロの顧問(10年)
松之山町
人口3500人の農山村
65歳以上が過半数
冬は4mの積雪
棚田、ブナ林、里山、高原、スキー、温泉
搾取と自立
搾取:新潟県
柏原原発(7基)の送電線
宮平ダム(信濃川、JR東日本)
米所、東京への出稼ぎ
(田中角栄の気持がわからないでもない)
自立:ピカピカの小学校、集会所
老朽化した町の庁舎
産廃廃棄場の拒否
安易なリゾート地にはしない
いなかの魅力
自給自足が可能、地産地消が当たり前
自然回帰(移住が増加)
ほどほどの豊かさ
地域の宝物の発見
踏みとどまれば、
必ず見直されるときが来る
2007年 7人委員会の講演会、
100人(35分の1)以上の参加
地下資源文明の曲がり角
地下資源文明:日本は資源の貧しい国
地下資源は無限、環境も無限と仮定
大型化・集中化・一様化の技術(中央集権)
大量生産・大量消費・大量廃棄
(買い換え・使い捨て、製品の寿命が短い)
都市と地方の格差、貧富の拡大、
(お任せーエネルギー浪費体質)
地下資源の有限性、環境容量の有限性の壁
賞味期限が過ぎつつある中央集権
地上資源文明への切り換え
地上資源:日本は資源の豊かな国
太陽光・熱、水、風、潮流、地熱、バイオマス
地上資源は無限、環境への負荷が小さい
小型化・分散化・多様化の技術
(地方分権)
生産と消費と廃棄が近接
(エネルギー節約体質)
自分の手を汚す(お任せから自立へ)
危機に強い(柔軟、簡便、誰でも)
むろん、簡単ではないが・・・
豊かな地上資源(再生可能)エネルギーの利用
エネルギー密度が小さい(設備投資が莫大)
安定度に欠ける(多様な組み合わせが必要)
研究投資が必要(電気代が上がる)
しかし
必ず地上資源文明の時代がくる
そのとき、いなかが本番になる!
足下の宝物を見つけ大事にしよう!