NSTA全米大会に参加して ー出張報告ー 2007.6.27 海外視察の目的 • NSTA(全米科学教育連合会) 第55回全米大会 (St. Louisで開催)におけるPBL関連発表の調査 • Truman State Universityにおける生物学や教育 大学院(Mater of Arts in Education)の授業視察 と、近隣の中学校理科授業の視察 出張日程 2007年3月25日(日)〜4月2日(月) • 3月26日〜28日 Truman State Univ. (Kirksville, MO) Professor George Shinn and Dr. Anne Bergey • 3月29日〜31日 NSTA National conference (St. Louis, MO) 大学院生 Mercy Oprecio、王 雪松 東京大学大学院総合文化研究科 松田良一 東京大学教養部内寄付講座(ベネッセ) 須永正巳 Map NSTA (National Science Teachers Association) • 設立1944年 会員数55,000 • 学会誌:Science and Children 小学校教員向(9冊/年) Science Scope 中学校教員向(9冊/年) The Science Teacher 高校教員向(9冊/年) Journal of College Science(7冊/年) • 大会: 春にNational Conference(4日間) 秋に3カ所でArea Conference(3日間) NSTA National Conference • 参加者:約2万人 • 会場: 都市のconvention centerと隣接するホテルが 大型のシャトルバス5系統が巡回 • 発表形式: Presentation 1時間会場を借りて発表 Workshop 1時間会場を借りて発表 Exhibition 展示会 約400 企業、学会など Exhibition workshop 企業主催 Excursion 教育現場の視察など(別料金が設定) 大会要旨集 会場の様子 PBL関係の発表 1.Addressing teaching productivity through problem-based learning college teaching, general science. Ketterling, G.L. ( North Dakota State Univ.) 2.Problem-based learning in the science classroom-science teaching general science, middle level high school. J. Gluck and J. Fitzgerald ( NEL/CPC New England Laborers/ Construction Career Academy) 3.Using project-based learning to assess scientific understanding in students with special needs. D. Ramdass and G. Borman (NYC Department of Education) PBLに関する発表 1.理科を専門としない大学生対象の理科授業における実践 (2年間3回)。評価としては、portfolios、mind maps、exams、 resources、reflections。課題は問題解決のために教員の協 力が得られること。 2.高校におけるPBLの実践。”real-life”の問題を解決するスキ ルを教え、チームワークと連携の促進させ、信頼性のある評 価をするために実施。高校のカリキュラムで認められること が必要。 3.中学校での実践。「知っていることをいかに利用できるか」と いう生徒の達成度について信頼性のある評価をする。 project とproblemの違いは、解決の結果を求めるか求めな いかという点。 理科教育ではInquiry-based learningが実施 PBLはそのalternativeで、連携を重視 Truman State University • Kirksville(人口 17,000人、大学関係800人) • 1867年設立 teachers college→regional state college →regional state university (Northeast Missouri State Univ. →Truman State Univ. 1995年) • 学科 Academic division 7学科 Business & Accountancy, Education, Fine Arts, Human Potential & Performance, Language & Literature, Mathematics & Computer Science, Science, Social Science • 学生数 6,000人(学部5800人、大学院200人) • 学生/教員 15:1 My friends George Shinn Anne Bergey MAE (Master of Arts in Education) Truman State Univ., Division of Education におけるMAE program • MAE course work • Research component • Internship TSUは教育重視 • 教育に力を入れている • 医学部進学のために生物科の人気が高い 生物科の学生数 約200人 生物の教員29名 • 奨学金を受ける学生は学内でTAとして働く • 卒業式 生物科では優秀な学生だけを父兄とともに招待し て祝賀会 • 小、中、高は隣接して一カ所(職員200人) • 日本の大学との協定 立教大学 現在は7名 TSUで視察した授業 • Introductory Biology (A. Bergey) 3月26日9:30−10:30 • Invertebrate Zoology (G. Shinn) 3月28日9:30−10:30 • Advanced Topics - Electron Microscopy (G. Shinn) 3月27日13:00−15:30 • 大学院の理科教育 問題提起、 事例、学生が考えを発表 3月26日18:30−20:30 時間割 教室前に掲示 講義の様子 スタッフ打ち合わせ ここの教育は古典的? • 通常の講義と実習 • PBLは実施されていない • やる学生とやらない学生がはっきりしている • 準備に時間をかけている 自然公園のような自宅 Christopher (K-10) 大学のサマーコースで 単位取得 小・中・高等学校 中学校での授業参観 • • • • Ms. Yoder 3月27日 1時間目(8時から)理科室 中学校2年 理科 「原子」 前日に教科書を貸してくれる(”Introduction to Matter”, Holt Science and Technology) 1学年6−8クラス(1クラス20人) 45分授業、午前4時間、午後3時間 • 復習、pair check、 team (two pairs)、class Cooperative learning by Kagan Ms. Yoderの理科室 中学校理科の教科書にみる Science Skill Cooperative learning(協同学習) Spencer Kagan • Positive interdependence(互恵的相互依存) 仲間の学びが自分の役に立っている • Individual accountability(個人の責任) 生徒ひとりひとりが、自分のするべきことを意識 することで、学習が成立 • Equal participation(平等な参加) 交代する、役割を決めるなど • Simultaneous interaction(活動の同時性) チーム活動やペア活動を多くするなど 成果 • 協同学習について知る機会 前期の講義から試行 協同学習のためのワークブック • 地方大学におけるMAEプログラム • NSTAにおける理科教育の動向 (ソニー教育財団も今回から参加) • 大学院生は成果を母国で発表予定 Mercy レポート作成 母国に投稿 王さん 中国で発表予定
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