化学反応と熱

化学反応と熱
二つの化学反応を観察してみよう。
① クエン酸 と 重曹
② クエン酸 と マグネシウム
実験説明
実験結果
吸熱反応
クエン酸と重曹の反応
激しく泡立ち(二酸化炭素の発生),試験管が冷
たくなる。
発熱反応
クエン酸とマグネシウムの反応
泡立って(水素の発生),試験管が熱くなる。
反応熱
E
E
二酸化炭素+…
生成物
反応物
発熱
吸熱
クエン酸+重曹
クエン酸+Mg
反応物
水素+…
生成物
化学反応が起こるとき,発生したり吸収したりする熱量を反応熱
という。生成物に含まれるエネルギーと反応物に含まれるエネル
ギーの差が反応熱として現れる。
反応熱の種類
生成熱 化合物1molが単体から生成
C(黒鉛) + O2(気体) = CO2(気体) + 394kJ
燃焼熱 化合物1molが完全燃焼
CH4 + 2O2 = CO2 + 2H2O+891kJ
溶解熱 化合物1molが大量の水に溶解
NH4NO3(固体)+aq=NH4NO3aq-25.7kJ
中和熱 中和反応で水1molが生成
HCl aq+NaOH aq = H2O+NaCl aq+56kJ