BLJ2013 Vectorworks2013 モデル作成手順 IAI日本 FAT分科会

BLJ2013
Vectorworks2013
モデル作成手順
IAI日本 FAT分科会
Vectorworks Architect 2013
レイヤの作成
クリック
Vectorworksを起動します。2階建て、各階4室の建物を作成します。まず2階分の作図をおこなうデザインレイヤを作成します。
画面上部のレイヤボタンをクリックすると設定ダイアログが表示されます。
Vectorworks Architect 2013
レイヤの作成
1F、2Fのデザインレイヤを作成します。
各階の高さはここでは4mとしていますので、レイヤ内の図形の高さ各4mと、2階の作図を行う「2F」レイヤの地上からの高さ4mを設定し
ます。縮尺は1/50程度に設定します。
Vectorworks Architect 2013
間取りの作成
1Fのレイヤ上で、四角形ツールを使って各部屋を自由にレイアウトします。
Vectorworks Architect 2013
スペースに変換
レイアウトした部屋をすべて選択して、「建築・土木」メニューの「空間計画」サブメニューの「図形からスペースを作成」コマンド
を選択します。コマンドが実行されるとスペースが作成されます。
Vectorworks Architect 2013
スペースの調整
作成したスペースのうち、2-officeをホールに変更してみます。
Vectorworks Architect 2013
スペースの調整
該当するスペース図形を選択して、データパレットから「ホール」に変更します。
同様にその他のスペースは事務室に変更しておきましょう。
ポップアップリストに候補がないときには、「カスタム」を選択すれば、課題で指定された室名などを設定できます。
Vectorworks Architect 2013
BLC2012での課題例 部屋名、部屋コード
2012年度の課題のように、部屋名、部屋コードが指定されている場合には、部屋名に合わせて所定の場所に部屋コードを入力します。
2012年度の課題の場合には、部屋名はカスタム設定のスペース名に入力。部屋コードはスペース番号欄に記入しました。
スペースを選択して、データパレットの詳細設定ボタンをクリックして表示されるダイアログで、番号設定、同様にスペース番号スタイル
を手動にして、スペース番号欄に部屋コードを入力します。
Vectorworks Architect 2013
BLC2012での課題例 部屋名、部屋コード
または、 スペースを選択して、 データパレットの番号設定でスペース番号スタイルを手動にしてから、スペース番号欄に部屋コードを
入力します。
Vectorworks Architect 2013
BLC2012での課題例 部屋名、部屋コード
同様にスペース名をカスタム設定にして部屋コードを入力します。
Vectorworks Architect 2013
BLC2012での課題例 部屋名、部屋コード
2012年度の課題の、部屋名、部屋コードの場合にはこのようになります。
Vectorworks Architect 2013
スペースの調整
寄り道はこのくらいにして次はこれら設定したスペースを使って、壁を自動作成します。
Vectorworks Architect 2013
スペースから壁を作成
すべてのスペースを選択して、「建築・土木」メニューの「空間計画」サブメニューの「スペースから壁を作成」コマンドを
選択します。
Vectorworks Architect 2013
スペースから壁を作成
どのような壁にするのか設定します。外壁、内壁のスタイルをポップアップメニューから選択します。ここではスライドで見やすいよ
うに厚めの壁を選択しています。
OKボタンをクリックするとコマンドが実行され、スペースの周りに壁が設定とおりに作成されます。
Vectorworks Architect 2013
スペースから壁を作成
壁の四隅、内壁の接合点は包落処理されていますが、「壁結合」ツールで手動で行うことも、包落処理を突き合わせの処理に変更するこ
ともできます。
次は作成された壁に建具を入れます。
Vectorworks Architect 2013
建具の配置
ホールにドアをつけます。ツールパレットのドアツールを選択し、ドアを配置したい場所でクリックします。
ドアが選択された状態で、データパレットの詳細設定ボタンをクリックします。ドア選択、設定用のダイアログが表示されます。
Vectorworks Architect 2013
建具の配置
ドアのサイズを入力、ドア形式を選択してOKボタンをクリックすると、ドアが挿入されます。
Vectorworks Architect 2013
建具の配置
ドアと同様、窓も挿入していきます。 ツールパレットの窓ツールを選択し、窓を配置したい場所でクリックします。ドアと同様、データパ
レットの詳細設定ボタンをクリックし設定用のダイアログを表示させます。
窓のサイズを入力、形式を選択してOKボタンをクリックすると、窓が挿入されます。
Vectorworks Architect 2013
建具の配置
必要な場所に窓を配置したのが画面のモデルです。
Vectorworks Architect 2013
3Dで確認
配置の状態を3Dで確認してみます。
Vectorworks Architect 2013
3Dで確認(OpenGLレンダリング)
レンダリングをかければ、壁、開口部の様子が確認ができます。
モデルに問題なければ1Fのスペース、壁を利用して2Fの作図をします。
Vectorworks Architect 2013
2Fの作成
1Fすべての図形を選択して、コピーします。レイヤを2Fに変更してはりつけますが、編集メニューの「ペースト(同位置)」を使うと、
1Fのコピーした図形とぴったり重なる場所にはりつけできます。 複製されたスペースの用途、番号は間違いがないか確かめておきまし
ょう。2Fのドアを窓に変更します。また2Fのスペースのホールもデータパレットを使って会議室・研修室に変更します。
Vectorworks Architect 2013
屋根の作成
次は屋根を作成します。
四角形ツールを使って、四角形を作成します。 2Fの壁の四隅にスナップさせると簡単です。
Vectorworks Architect 2013
屋根の作成
作成した四角形を選択して「建築・土木」メニューの「屋根面」コマンドを選択します。
Vectorworks Architect 2013
屋根の作成
表示されたダイアログに地上からの高さ、厚み、勾配を入力してOKボタンをクリックすると屋根図形が作成されます。
陸屋根なので、勾配0度です。
Vectorworks Architect 2013
IFCファイルの取り出し
IFCデータに取り出すには、「ファイル」メニューの「取り出す」サブメニューの「IFCプロジェクト」コマンドを選択します。
Vectorworks Architect 2013
IFCファイルの取り出し
IFC取り出しダイアログのタブ「データ」では、IFCのバージョン、建物の階数、敷地モデル(IFCSite)も含めた取り出しをするか設定します。
Vectorworks Architect 2013
IFCファイルの取り出し
IFC取り出しダイアログのタブ「レイヤの編集」では、関連付けポップアップで1F、2Fそれぞれのレイヤを階1、階2に関連づけします。
階1で左側の使用可能レイヤ「1F」を選択して「追加」ボタンをクリックします。
Vectorworks Architect 2013
IFCファイルの取り出し
階2も同様に左側の使用可能レイヤ「2F」を選択して「追加」ボタンをクリックします。
最後にOKボタンをクリックすると作図データがIFCデータに変換されて取り出されます。
Solibri Model Checker
IFCファイルの確認
取り出したIFCデータをSolobri Model Viewer(フリー)、 Solobri Model Checker(商品)などで確認します。 スペースの面積、容積、開口部
の総面積などの情報も確認できます。
Solibri Model Checker
IFCファイルの確認