原子力災害時の入院患者避難研修会(PPT:243KB)

医療機関対応フロー(案)1/3
事象
本部
・メンバー参集
警戒事
態
・資機材準備
(EAL1) ・情報収集(院内外)
施設敷
地緊急
事態
(EAL2)
に進展
・「災害モード」発令
・屋内退避準備を指示
・地域の原子力災害対策
本部に報告と情報入手
・非番者の緊急招集の準
備
・職員に状況、放射線の
人体影響、今後の対応方
針等の情報を発信
・BCPに関する判断(避
難に伴う患者受け入れの
実施行うか否か)
・PAZ圏内の職員のうち、
乳幼児等避難時要援護
者の保護者は帰宅させる
病棟
放射線部
資料
その他
・病棟の状況
・線量測定準備
(職員、患者)を (機器の点検、
取りまとめ本部 BG測定)
に報告
・患者に状況の
説明
・患者家族に連
絡
・災害時退院可
能者は退院準
備
・屋内退避のた
めの病室移動
の準備
・屋内外の空間
線量測定開始
(定点を決定、
NaIシンチレー
ション式サーベ
イメータを用い
て腰の高さで
測定。)
・屋内退避のた
めの部屋の準
備(窓の閉鎖、
エアコン等の外
気取入れ口を
閉鎖、居室の
窓際の空間放
射線量率を測
定し記録)
・外来・手術・透
析部門等は「災
害モード」に
・薬局・栄養・施
設管理部門は
備蓄の確認
・患者移動の準
備、部屋の準
備
・医事部門は
紹介状作成準
備
・入口の制限、
施設内に入る
際の汚染検査、
脱衣等を行う
前室の準備
1
医療機関対応フロー(案)2/3
事象
本部
病棟
放射線部
その他
全面緊急
事態に進
展(EAL
3)
・屋内退避実施
・避難計画の確認、現地
対策本部に支援要請
・情報収集(院内外)
・非番者の緊急招集
・患者、職員のメンタルケ
ア
・屋内退避の実施
・線量測定
・職員の個人
被ばく線量管
理(特に屋外
作業を行うも
のについては、
その作業ごと
に被ばく線量
を管理)
・入口前室の
管理を開始
(手袋、マス
ク・コート等の
脱衣、体表面
汚染検査、簡
易除染等)
・職員の休憩
室の準備
・安定ヨウ素
剤に関する問
診、対象者に
配布
モニタリ
ングポス
トの数値
がOIL2
を超える
・救急車等の受け入れを
中止(状況によってはより
前の段階で中止してるこ
ともあり)
・地域の原対本部から避
難の指示を受ける
・第1陣避難予定
患者に状況の説
明、避難時の持参
物を準備
・患者家族に連絡
・衛生材料、非常
用医薬品等準備
・線量測定を
継続、定時的
に本部に報告
・第1陣随行職
員は避難の準
備
・備蓄品が不
足した場合の
調達方法を検
討
・避難患者の
紹介状等準備
医療機関活動フロー(案)3/3
事象
本部
病棟
放射線部
モニタリン
グポスト
の数値が
OIL2を超
える
・避難予定時刻を原対本
部と調節(例:第1陣は明
朝9時からとする)
・受け入れ先の確定、人
員・車両の派遣を要請
・避難第1陣の随行職員
の指名
・第1陣随行職員
は避難準備
第1陣避
難実施
・第1陣避難随行職員と
の連絡手段の確認
・地域の原対本部への連
絡報告
・職員の勤務ローテー
ション等を検討
・持参品の最終確
認
・避難中の患者
チェック項目の確
認
段階的避
難を実施
・地域の原対本部への連
絡報告の継続
・避難患者、随行職員の
状況の確認
・避難随行職員のメンタ
ルケアの検討
・避難先の状況の確認
・第1陣避難時の ・線量測定を
対応を見直して第 継続、定時的
2陣以降の避難を に本部に報告
実施
その他
・清掃、給食
など外部委託
部門の業務を
分担して引き
継ぐ
・避難車両や
応援要員の受
け入れ準備
・線量測定
・避難に関係
する職員の作
業中の個人被
ばく線量管理
・外来透析患
者、HOT患者
等の状況の確
認