1.先月のアクションアイテム確認 • ■ SATA Disk の現状について > 製品トレンド > ディスクバックアップでの市場評価 > などについて、調べる必要がある • ■ 他社 Low-End Storage 販売状況 > どういった販売戦略を持っているのか? 1.Low End 分科会 SATA Overview 1.シリアル・インタフェースについて - 歴史 - 性能 2.各社SATA対応ストレージ製品 - 製品紹介 - ソリューション例 3.総評 - ディスクバックアップ - ILMシステム - 市場評価 - 提案への指針 1.歴史 1.規格について - 歴史(シリアルからパラレルへ,そして再びシリアルの時代到来) 11年前以前 6~10年前 最近5年くらい その昔、シリアル・インターフェースが主流であった時代。 理由:この時代は,一つ一つのドライバが別々の要素(チップや基板)で構成されていた ため,これらの要素の数を減らすことがコスト削減の鍵となっていた。 昔,パラレル・インタフェースが出回るようになった時代。 理由:複数のドライバを1 チップで実現できるようになり,高性能で低価格なパラレル・イン ターフェースが出回るようになった。その結果,パラレル・インターフェースが標準的 なインターフェースとなり,シリアル・インターフェースの数は減っていった とはいえ、長距離通信分野ではまだまだシリアル・インタフェースが主流、ケーブル (または光ファイバ)の低価格化が,高速な送受信機のコストと相殺されたため。 今、再びシリアル・インタフェースが台頭してきた時代。 理由:パラレル方式の場合,データは同時に送信され,同時に受信されることを前提とし ているが、インターフェースが高速化し,動作クロックが高くなるにつれ,データはチ ップの中をつねに一定の速度で伝わるわけではなくなる---つまり,遅延が発生する ようになる。遅延を回避するための技術が考え出されましたが,それも限界を迎え つつあります.しかも,そのしくみを設けるためのコストも,インターフェースが高速 化するにつれ高くなります。 つづく つづき その結果,パラレル方式で実現するよりも,遅延を回避するためのしくみのいらな いシリアル方式のほうが安価で実現できるようになった。 例)Fibre Channel、USB、IEEE1394、PCI Express ATA → Serial ATA へ 、 SCSI → Serial Attached SCSI へ 要するに、こなれた技術を使いコスト削減に成功、新しいながらも歴史のあるインタフェース 2.性能 (SCSI系) 2.性能 (ATA系) ■SATAメリットについて 特徴 利点 - ハイパフォーマンスへのロードマップ (1.5~6.0 ギガビット/秒) -パフォーマンス拡張の可能性 - 1メガバイトあたりの低コスト - 幅広く市場にアピール - コマンドの最適化 - SATA RAIDをより実用的にする - Point-to-point接続 - より卓越したデータ信頼性 - ソフトウェアレベルとの高い互換性 - 容易に素早く、低価格で移行 - 1本の細い1メートルケーブル - より卓越した柔軟性;スペースの 有効利用 - バックプレーンホットプラグ/ホットスワ ップフレキシビリティ - ホットプラグ SATAは、ATAの後継機種として開発。ATA 技術のシリアルテクノロジバージョンである SATAは、ダ イレクトアタッチドストレージ環 境でのデータ処理を中心とするアプリケーシ ョンに最適な技術、パフォーマンス、使いや すさという利点を提供します。もしかしたら、3 年以 内にSATAは、低価格インターフェイス の選択肢としてATA/IDEに取って替わる可 能性がある。 ■デメリットも無いわけではない、、、 FC/SCSI HDDが120万時間以上のMTBFを持つのに対し、SATA HDDのMTBFは40~60万時 間とかなり短い。 2.各社SATA対応ストレージ Hi-End Mid-Range Low-End EMC AX100 Fujitsu ETERNUS SX300S NEC iStorage S500/S1500 NEC NECのソリューション例 D2D2Tの基本提案 D2Dの基本提案 小中規模構成を提案 どちらも、同一筐体内でのバックアップを示している FUJITSU FUJITSUのソリューション例 D2D2Tの基本提案 同一筐体内で、FCディスクからニアラインFCディスクへデータコピー、ニアライン FCディスクからテープライブラリへのバックアップを行うといった方式。 TOSHIBA TOSHIBAのソリューション例 ここはちょっと古い。 SATA搭載できるローエンドスト レージはない。 HITACHI HITACHIのソリューション例 提案モデル8 ~マルチメディアデータ保存・検索~ 膨大な映像ソフト等を蓄積・活用するマルチメディアデータを保存・検索システムの構築 参照用映像キャッ シュディスクとして の提案例 IBM IBM 7133 シリアル・ディスク・システム モデルD40はラック・マウント可能な黒または白色の ドロワー・モデルで、標準の19インチ・ラックに搭載さ れます。 また、モデルT40は、黒い筐体のスタンド・ アローン型タワー・モデルです。 最大構成時には、2.3TBの大容量を実現するディス ク・サブシステムです。 IBMのソリューション例 SAN ボリューム・コントローラーとIBM DS4100ディスクでストレージTCOを削減 現行SAN環境にIBM TotalStorage®SAN ボリューム・コントローラー(SVC)とIBM TotalStorage®DS4100ディスクを導入するメリットは、 1.使用頻度が少ないデータは安価なディスク(SATA)に移行してデータ格納コストを節約できる。 2.SVCの高速コピー(FlashCopy)機能でディスクへの瞬時バックアップができる(バックアップのディスク化)。 3.本番ディスクにフリー・スペースができる。 があり、ストレージ運用のTCO削減効果があります。 HP ラインナップから見ても、SATA導入については後進である HPのソリューション例 EMC EMCのソリューション例 CTCSP Networld 筐体間でのD2D バックアップ提案 1次バックアップディスクとしての利用 1.Low End 分科会 3.総評 + ディスクバックアップ ・ストレージ統合傾向にあるため、ローエンドでは小規模な場合に限る ・D2D2Tとする場合は、ミッドレンジ以上での提案例が多い + ILMシステムへの適用 ・筐体を分けるILMシステムの提案が少ない → SCSIとSATAを混在できるストレージで、D2D2Tシステムを 提案する傾向にある。 ・SATAのみのストレージはキャッシュディスクには向かない + 市場評価 ・確かに、連続稼動時間のみに注目するとFCディスクにはかなわないが、 バックアップデバイスとして認識は一般的となりつつある。今後信頼性の向上も見込める。 + 提案への指針 ・サーバが2台程度のシステム案件であれば、SATAストレージでのディスクバ ックアップは提案可能、テープドライブとのオペレーションコストが鍵 ・ILMシステムでは、FC、SATA の混在可能なストレージでの提案がスマート したがって、Midrange Storage の提案も有効である。
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