ライセンス監査における ユーザーID分類手順ご説明 (for Ver. 4.0B) ユーザー分類とは ■ユーザー分類とは 貴社でご利用いただいているSAPシステム・クライアントに登録されているすべてのユーザーIDに対して、 ご契約いただいているどのユーザータイプに該当するのかを分類していただく作業のことです。 実際の作業時には、まず、登録されているユーザーIDを全て確認し、既に利用されていないユーザーIDを 削除するか、あるいは有効期限の設定が必要となります(ユーザーID の整理)。 この作業を行いませんと、ユーザー数の正確な把握ができず、実際よりも多くユーザーがカウントされて しまう可能性があります。 その後、ご契約いただいているユーザーカテゴリへ各IDを分類していくことになります。 その際、「テストユーザ」「マルチクライアントユーザ」の分類も合わせて行う必要があります。 ※ 「テストユーザ」 = SAP*・DDIC等、SAPシステムにデフォルトで登録されているユーザーID等 ※ 「マルチクライアントユーザ」 = 一人の方が複数のシステムにログオンする場合 ∴ 以下ご案内する作業については、ユーザーIDの整理を行った後に実施することになります。 利用ライセンス数の正確な把握を行うためにも、定期的にユーザーIDの整理を行われることをお勧めします。 SAPジャパン株式会社 2002, Title of Presentation, Speaker Name 2 トランザクションコード:USMM ユーザータイプの割当は、ログオンしているクライアントのユーザーIDに対してのみ実行されますので、 必ず分類作業を行うクライアントにログオンしてください。 システムにログオンし、トランザク ションコードUSMM を実行します SAPジャパン株式会社 2002, Title of Presentation, Speaker Name 3 ユーザー分類手順① – システムデータ 「システムモニタ」が表示されます。まず、システムデータを設定します。 システム測定ガイド P10 システムデータのボタンを押して、 表示された画面で「システムタイプ」 「本稼動Ver」にチェックをします。 SAPジャパン株式会社 2002, Title of Presentation, Speaker Name 4 ユーザー分類手順② – クライアント除外 次に、除外するクライアントを指定します。 システム測定ガイド P10 「クライアント除外」のボタンを押して、 表示された画面で、除外するクライアントの番号を 入力します。 (「測定ガイド」の10ページをご参照下さい) SAPジャパン株式会社 2002, Title of Presentation, Speaker Name 5 ユーザー分類手順③ – アドレスデータ レポートに表示される貴社のデータを入力します。 システム測定ガイド P13 「アドレスデータ」のボタンを押して、 表示された画面で、貴社名・部署名・測定者名・ FAX番号 を入力します。 SAPジャパン株式会社 2002, Title of Presentation, Speaker Name 6 ユーザー分類手順④ – ユーザ一覧の表示 次に、ユーザ一覧を表示させます。 「ユーザ一覧」のボタンを押して、表示された 画面で、ユーザーを分類するIDが登録され ているクライアントの番号を入力して実行し ます。 ★次のユーザー分類は全部完了後、情報を 更新する必要があります SAPジャパン株式会社 2002, Title of Presentation, Speaker Name 7 ユーザー分類手順⑤ – ユーザIDの分類 各ユーザIDの分類作業を行います。 全てのIDに対して作業を行ってください。 作業の際には、まずDDIC・SAP*等のIDを「テスト」に分類した後、残りのIDを該当するタイプへ分類してください。 ① ② ③ 分類する「ユーザID」をダブルクリックして、 表示された画面で、各IDにタイプを割り当てていきます (※ E-ASL 追加料金のチェックは、「N」を選んで下さい) SAPジャパン株式会社 2002, Title of Presentation, Speaker Name 8 テストユーザの分類 システム測定ガイド P28 全てのテクニカルユーザはテストユーザに分類できます。 テクニカルユーザは下記の通りで: システムユーザー サービスユーザー レファランス(参照)ユーザー コミュニケーションユーザー SAP ユーザー, DDIC・SAP*等のID Note: SAP_BASIS release 6.40以上のリリースでは、システム測定の際にテクニ カルユーザは自動的に除外されます。 SAPジャパン株式会社 2002, Title of Presentation, Speaker Name 9 マルチクライアントユーザーについて① – システム構成例 インストレーションおよびシステム例 SAP契約 (バリュー/ボリューム) またはmySAP.com 契約 複数の インストレーション 本稼動 システム テスト システム S05 B32 H02 開発 システム SAPジャパン株式会社 2002, Title of Presentation, Speaker Name 10 本稼動 システム テスト システム トレーニング システム 本稼動 システム テスト システム マルチクライアントユーザーについて② – ID登録の例 登録の前提条件(例) H02 B32 S05 (R/3) (BW) (R/3) クライアント 200 500 300 ユーザーID Nishi SAP33 Nishi 例)同一のユーザーが H02 には Nishi というIDで B32 には SAP33 というIDで S05 には Nishi というIDで 登録されています。 例として、 ① H02 に mySAP.com Professional ユーザーとして登録 ② それ以外のシステムでは「複数のクライアント/システムユーザー」として登録 するとします。 SAPジャパン株式会社 2002, Title of Presentation, Speaker Name 11 マルチクライアントユーザーの割当方法① ■「複数のクライアント/システム」ユーザーとして Nishi という ID を指定するクライアント S05 にログオンします。 ■ユーザー分類の画面(トランザクション:usmm)で「ユーザー分類」に進みユーザー 一覧を表示させて (システム測定ガイドを参照)、該当するIDをダブルクリックすると、下記ポップアップが表示されます。 この画面で 「11 複数のクライアント/システム」 を選択します SAPジャパン株式会社 2002, Title of Presentation, Speaker Name 12 マルチクライアントユーザーの割当方法② ■この画面に戻るので、続行ボタンを押すと下記ポップアップが表示されます。 ■ここでこのユーザーがmySAP.com Professional ユーザーとして登録されている System : H02 / Client : 200 / 名称 : Nishi を入力します。 ■保存ボタンを押します → これで指定が終了しました。 SAPジャパン株式会社 2002, Title of Presentation, Speaker Name 13 まとめ ① ユーザーの整理 既に利用されていない(退職・部署異動等)ユーザーIDの整理を行ってから作業を行いませんと、 計測対象となってしまいますのでご注意ください。 ② テストユーザ・マルチクライアントユーザへの分類 DDIC・SAP*等のIDはテストユーザ、お一人の方が複数のシステムにアクセスする場合には マルチクライアントユーザ、に必ず分類してください。 ③ 分類に迷ったらSAPにご相談ください ライセンスを有効に活用するために、分類に迷ったらSAPまでご相談下さい。 SAPジャパン株式会社 2002, Title of Presentation, Speaker Name 14 以上よろしくお願いいたします。 SAPジャパン株式会社 2002, Title of Presentation, Speaker Name 15
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