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ライセンス監査における
ユーザーID分類手順ご説明
(for Ver. 4.0B)
ユーザー分類とは
■ユーザー分類とは
貴社でご利用いただいているSAPシステム・クライアントに登録されているすべてのユーザーIDに対して、
ご契約いただいているどのユーザータイプに該当するのかを分類していただく作業のことです。
実際の作業時には、まず、登録されているユーザーIDを全て確認し、既に利用されていないユーザーIDを
削除するか、あるいは有効期限の設定が必要となります(ユーザーID の整理)。
この作業を行いませんと、ユーザー数の正確な把握ができず、実際よりも多くユーザーがカウントされて
しまう可能性があります。
その後、ご契約いただいているユーザーカテゴリへ各IDを分類していくことになります。
その際、「テストユーザ」「マルチクライアントユーザ」の分類も合わせて行う必要があります。
※ 「テストユーザ」 = SAP*・DDIC等、SAPシステムにデフォルトで登録されているユーザーID等
※ 「マルチクライアントユーザ」 = 一人の方が複数のシステムにログオンする場合
∴ 以下ご案内する作業については、ユーザーIDの整理を行った後に実施することになります。
利用ライセンス数の正確な把握を行うためにも、定期的にユーザーIDの整理を行われることをお勧めします。
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トランザクションコード:USMM
ユーザータイプの割当は、ログオンしているクライアントのユーザーIDに対してのみ実行されますので、
必ず分類作業を行うクライアントにログオンしてください。
システムにログオンし、トランザク
ションコードUSMM を実行します
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ユーザー分類手順① – システムデータ
「システムモニタ」が表示されます。まず、システムデータを設定します。
システム測定ガイド P10
システムデータのボタンを押して、
表示された画面で「システムタイプ」
「本稼動Ver」にチェックをします。
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ユーザー分類手順② – クライアント除外
次に、除外するクライアントを指定します。
システム測定ガイド P10
「クライアント除外」のボタンを押して、
表示された画面で、除外するクライアントの番号を
入力します。
(「測定ガイド」の10ページをご参照下さい)
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ユーザー分類手順③ – アドレスデータ
レポートに表示される貴社のデータを入力します。
システム測定ガイド P13
「アドレスデータ」のボタンを押して、
表示された画面で、貴社名・部署名・測定者名・
FAX番号 を入力します。
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ユーザー分類手順④ – ユーザ一覧の表示
次に、ユーザ一覧を表示させます。
「ユーザ一覧」のボタンを押して、表示された
画面で、ユーザーを分類するIDが登録され
ているクライアントの番号を入力して実行し
ます。
★次のユーザー分類は全部完了後、情報を
更新する必要があります
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ユーザー分類手順⑤ – ユーザIDの分類
各ユーザIDの分類作業を行います。
全てのIDに対して作業を行ってください。
作業の際には、まずDDIC・SAP*等のIDを「テスト」に分類した後、残りのIDを該当するタイプへ分類してください。
①
②
③
分類する「ユーザID」をダブルクリックして、
表示された画面で、各IDにタイプを割り当てていきます
(※ E-ASL 追加料金のチェックは、「N」を選んで下さい)
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テストユーザの分類
システム測定ガイド P28
全てのテクニカルユーザはテストユーザに分類できます。
テクニカルユーザは下記の通りで:
 システムユーザー
 サービスユーザー
 レファランス(参照)ユーザー
 コミュニケーションユーザー
 SAP ユーザー, DDIC・SAP*等のID
Note: SAP_BASIS release 6.40以上のリリースでは、システム測定の際にテクニ
カルユーザは自動的に除外されます。
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マルチクライアントユーザーについて① – システム構成例
インストレーションおよびシステム例
SAP契約
(バリュー/ボリューム)
またはmySAP.com
契約
複数の
インストレーション
本稼動
システム
テスト
システム
S05
B32
H02
開発
システム
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本稼動
システム
テスト
システム
トレーニング
システム
本稼動
システム
テスト
システム
マルチクライアントユーザーについて② – ID登録の例
登録の前提条件(例)
H02
B32
S05
(R/3)
(BW)
(R/3)
クライアント
200
500
300
ユーザーID
Nishi
SAP33
Nishi
例)同一のユーザーが H02 には Nishi というIDで
B32 には SAP33 というIDで
S05 には Nishi というIDで
登録されています。
例として、
① H02 に mySAP.com Professional ユーザーとして登録
② それ以外のシステムでは「複数のクライアント/システムユーザー」として登録
するとします。
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マルチクライアントユーザーの割当方法①
■「複数のクライアント/システム」ユーザーとして Nishi という ID を指定するクライアント S05 にログオンします。
■ユーザー分類の画面(トランザクション:usmm)で「ユーザー分類」に進みユーザー 一覧を表示させて
(システム測定ガイドを参照)、該当するIDをダブルクリックすると、下記ポップアップが表示されます。
この画面で
「11 複数のクライアント/システム」
を選択します
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マルチクライアントユーザーの割当方法②
■この画面に戻るので、続行ボタンを押すと下記ポップアップが表示されます。
■ここでこのユーザーがmySAP.com Professional ユーザーとして登録されている
System : H02 / Client : 200 / 名称 : Nishi を入力します。
■保存ボタンを押します
→ これで指定が終了しました。
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まとめ
① ユーザーの整理
既に利用されていない(退職・部署異動等)ユーザーIDの整理を行ってから作業を行いませんと、
計測対象となってしまいますのでご注意ください。
② テストユーザ・マルチクライアントユーザへの分類
DDIC・SAP*等のIDはテストユーザ、お一人の方が複数のシステムにアクセスする場合には
マルチクライアントユーザ、に必ず分類してください。
③ 分類に迷ったらSAPにご相談ください
ライセンスを有効に活用するために、分類に迷ったらSAPまでご相談下さい。
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以上よろしくお願いいたします。
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