NPOマネジメント

NPOマネジメント
第1回目
NPOマネジメント
NPOの基礎知識
NPOマネジメント
この授業科目は、
「NPOマネジメント」 です。
NPO + マネジメント
NPO の マネジメント
NPOは何の略でしょう。
英語で答えてください。
NPO
NPO
= Non Profit Organization
Non- Profit Organization
Nonprofit Organization
NPO を 日本語に直すと
何と言われていますか
NPO
NPO
= Non Profit Organization
非営利団体
非営利組織
NPOマネジメント
「NPOマネジメント」 の
マネジメント
とは何でしょうか?
マネジメントとは、
経営の目的を達成するために、事業が
( 合理的 )で( 効率的 )に営まれるよ
うにするための作用である。
ご
マネジメントとは、経営の目的を達成す
るために、事業が合理的で効率的に営
まれるようにするための作用である。
NPO と似た言葉に NGO
があります。
では、NGOは何の略でしょう。
英語で答えてください。
NGO
NGO
= Non-Governmental Organizations
= Non-Governmental Organization
日本語に直すと
何ですか?
NGO
NGO
= Non-Governmental Organization
非政府組織
NPOとNGOは何が違うの?
NPO は
「民間非営利団体」 の
している。
非営利 : Non Profit
非営利性 に着目
NGO は
「民間非営利団体」 の
民間性
している。
非政府 : Non Governmental
に着目
つまり、 NPO と NGO は
同じものの 違う側面 に着目した用語とい
えます。
NPOは、どのくらいの数、
設立されているのでしょうか?
特定非営利活動法人の認定数の推移
認証・認定数の推移
年度
平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年
認証法人数
認定法人数
年度
23
-
1,724
-
3,800
-
6,596
10,664
16,160
21,280
3
12
22
30
平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年
認証法人数
26,394
31,115
34,369
37,192
39,732
42,386
45,140
認定法人数
40
58
80
93
127
198
244
年度
平成24年
平成25年
7月末日現在
認証法人数
47,548
47,973
認定法人数
407
492
※特定非営利活動促進法は平成10年12月施行。認定制度は平成13年10月に創設
※認定法人のうち国税庁認定と所轄庁認定が重複する法人は総認定件数にとおいて1法人と数える
※上記グラフにおける認定法人数は各月末の法人数を示す
※下表認証法人数及び認定法人数は各年度末の法人数を示す
※下表平成24~25年度の認定法人数には、仮認定法人数を含む
約5万 と 覚えてください。
なぜNPOが必要なの?
NPO法設立の社会的背景
NPOに対する社会からの期待
従来、世の中の不特定多数のもののための
利益は、行政が担う分野と認識されてきまし
た。
NPOに対する社会からの期待
「世の中の不特定多数のもののための利益」
は、何というでしょうか。
「公益」 といいます。
「行政」とは何でしょうか?
法(法令) のもとに、 公共 の
目的の実現を目指して行われるもの。
「行政の原則」とは何でしょう
行政の原則は、
平等
と
公平
です。
もう一つ「行政の原則」がありま
す。何でしょうか?
法令に基づいて動かなければならない。
(行政の原則)
NPOに対する社会からの期待
従来、公益、つまり世の中の不特定多数のも
ののための利益は、行政が担う分野と認識さ
れてきました。
しかし行政の原則は 平等、公平 です。
NPOに対する社会からの期待
従来、公益、つまり世の中の不特定多数のも
ののための利益は、行政が担う分野と認識さ
れてきました。しかし行政の原則は平等、公
平です。要するにみんな同じに扱われなけれ
ばなりません。
ところが、
現代は人々の( 価値観 )は多様化し、
( 社会問題 )も多種多様となっています。
こうなると、平等、公平の原則に配慮し、法令
に基づいて動かなければならない行政では、
迅速で、きめ細かな対応が難しい場面が出て
きます。
例えば、
( 災害 )など緊急を要する事態
( 時代 )の先を見据えた先進的な試み
規模は小さいけれども見逃せない
( 社会問題 )
などです。
民間非営利団体は、
行政に比べて、
小回りがきき
機動性に勝っている。
一方、行政に比べて小回りがきき機動性に勝
る民間非営利団体は、個別の活動だけを見
れば範囲は限られているかもしれませんが、
全体としてみれば、行政での対応が難しい分
野をカバーしつつ、行政とともに公益を担って
いく可能性を持っていると言えます。
今までは、
社会は( 行政 )と( 企業 )によって支えら
れていると考えられてきました。
つまり、
行政は( 公益 )の分野を、
企業は( 利益追求 )の分野を
担っていたわけです。
しかし
民間非営利部門がこの二つの勢力と並ぶ
第三の勢力として成長し、行政と並んで公益
を担う力を持つようになれば、
市民主体の社会の実現に大きく役立つでしょ
う。
この第三勢力の担い手として、NPOに期待が
集まっているわけです。