平成18年度(第3回) 技術センター研修会 ホスティングサービスを利用した 工学部第四類Webサイトの構築 大学院工学研究科社会環境システム専攻・ 工学部第四類 (技術センター工学部等部門) 三原 修 Contents • 新たなWebサイトを構築する目的・背景 (1) 学部教育における「教育プログラム」制度の導入 (2) Webサーバの管理・運用における問題 • 広島大学のホスティングサービス(HDE Controller) • 工学部第四類Webサイトの構築(リニューアル) • 今後の課題 広島大学の教育プログラム “HiPROSPECTS” (Hiroshima University Program of Specified Education & Study) • 広島大学の学部教育(全学部)に,「到達目標型」の 教育システムを導入 入学前に何をどのように 学び,卒業時には何が 身に付いているのか 授業と授業が,また そこで身に付けた力が 自分の将来に 身に付けた知識・理解, 能力・技能が 就職先や大学院で 「ミエル」 「ツナガル」 「ツカエル」 平成18(2006)年度の1年次入学生より適用 Cf. JABEE: 技術者教育機関の教育プログラムを審査・認定 広島大学工学部の 募集人員(入学定員) 類 (系) 1年次 入学定員 第一類 (機械システム工学系) 105名 第二類 (電気・電子・システム・情報系) 135名 第三類 (化学・バイオ・プロセス系) 115名 第四類 (建設・環境系) 135名 3年次 編入学定員 全類で 10名 ※ 1年次入学選抜(一般選抜,AO選抜)は,各類で一括して募集 3年次編入学選抜は,教育プログラム別にそれぞれ募集 工学部第四類の教育体系 (平成13年度~平成17年度) 1年次 2年次以降 旧・土木教室 環境グループ 共通教育 (教養科目等) 建築グループ 旧・エンジニアリング システム(ES)教室 旧・建築教室 ※ 標準定員の人数比は,環境 :建築 = 2 : 1 工学部第四類の教育プログラム (平成18年度~) 1年次 2年次以降 社会基盤環境工学プログラム CEEP: Civil & Environmental Engineering Program 共通教育 (教養科目等) 輸送機器環境工学プログラム VESP: Vehicle & Environmental Systems Program 建築プログラム ABSP: Architectural & Building Science Program ※ 各プログラムにおける標準定員の人数比は 1 : 1 : 1 工学部第四類における 教育プログラムの選択方法 • 1年次終了時に選択 しかし,各プログラムにおける学生の受け入れ人数 に上限がある(標準定員: 各プログラムとも45名) 特定のプログラムに希望者が集中した場合は, 1年次の成績を考慮して決定 第四類は,各プログラムで特徴が大きく異なる (カリキュラム,資格,就職先 etc) 入学希望者(受験生)に対する周知が必要 サーバ管理の現状 (サブネット・サブドメイン) • 教室(講座)・研究室で各自管理 工A2棟 各研究室のWebサイト 情報メディア 教育研究センター 各種サーバを集中管理 (社会環境システム専攻) 旧・建築教室等&専攻サーバ (133.41.35.) see.hiroshima-u.ac.jp (133.41.41.) 旧・土木教室サーバ cee.hiroshima-u.ac.jp (133.41.40.) 旧・ES教室サーバ naoe.hiroshima-u.ac.jp (133.41.34.) 部局等で独自にサーバを 管理する場合の問題点 • サーバ等の管理者がセキュリティ上の管理責任を 負い,物的・人的な管理コストが増大 100%完璧なセキュリティ対策は不可能 (深刻な脅威・インシデント発生の恐れ) 情報セキュリティポリシー 【情報セキュリティ組織】 全学ファイアウォール(F/W)の導入 F/W適用外のサーバ(学外からアクセス可能)は, ホスティングサービスへの移行を推奨 広島大学のホスティングサービス (HDE Controller 3.5 ISP Edition) • 情報メディア教育研究センター(IMC)のサーバ上で, 以下の機能(ホスティングサービス)を運用・提供 ・ ・ ・ ・ ・ ・ Webサーバ,セキュアWebサーバ FTPサーバ メールサーバ,メーリングリスト DNSサーバ アカウント,ログ管理 データベース(DB)機能 ※ ユーザはWebブラウザ上のGUIから容易に設定可能 バーチャルドメインの取得 (フォルダの構成・URL・アカウント) • 工学部第四類では,“eng4”の名称で,ホスティング サーバのバーチャルドメインを申請・取得(容量3GB) /home/lcvirtualdomain/eng4.hiroshima-u.ac.jp/ htdocs/ public_html users/ http://eng4.hiroshima-u.ac.jp/ (htdocsへのシンボリックリンクは初期設定) ※ 新規アカウントはusers内に作成 (admin: 管理者権限の初期生成アカウント) admin/ public_html/ (いずれかの形式を選択して設定) http://eng4.hiroshima-u.ac.jp/users/admin/ http://eng4.hiroshima-u.ac.jp/~admin/ シンボリックリンクによる URLの設定 • (SSHを用いて)Linuxコマンド“ln -s”により設定 URLの入力が容易(シンプルに表示) わかりやすい構成のサイト構築が可能 Ex. ln -s */users/global/public_html/ */htdocs/global 実在のフォルダ(or ファイル) シンボリックリンク (* = /home/lcvirtualdomain/eng4.hiroshima-u.ac.jp) http://eng4.hiroshima-u.ac.jp/users/global/ = http://eng4.hiroshima-u.ac.jp/global/ http://eng4.hiroshima-u.ac.jp/~global/ 工学部第四類Webサイトの構成 (グローバル部分のリンク) users/ public_html htdocs/ global index.html http://eng4.hiroshima-u.ac.jp/ include global/ public_html/ index.html HOME 入学案内 entrance/ program/ 教育プログラム graduate/ 卒業研究・進路 campus/ キャンパスライフ include/ (CSS・JS・タブ画像等) 工学部第四類Webサイトの構成 (各教育プログラム部分のリンク) users/ public_html htdocs/ ceep vesp absp ※ 各プログラムで 独自に編集・管理 ceep/ public_html/ 社会基盤環境工学 プログラム vesp/ public_html/ 輸送機器環境工学 プログラム absp/ public_html/ 建築 プログラム 工学部第四類Webサイトにおける 計画・作成・点検・改善の経緯 • 平成17(2005)年11月~ ホスティングサービスのバーチャルドメインを取得後, 「教育プログラム」制度に対応した,新規Webサイト (各Webページ)の作成を開始 入学希望者が,教育プログラム選択上の注意 事項を閲覧せずに,特定の教育プログラムの ページのみアクセスすることは問題 各教育プログラムの内容を,トップページ(HOME)で 同時にわかりやすく広報する工夫(画像等)が必要 工学部第四類のWebページ (例: 改善後のHOME) サイト内リンク (2階層のタブで表示) Flashムービー (写真を多用) 重要な案内には Flash内からもリンク 新着情報 (イベントの案内等) Webページのデザイン・機能 (CSSファイル・JSファイルの適用) CSS(Cascading Style Sheet)ファイル デザイン(余白,背景色,フォント等)を一括適用 HTMLファイル (Webページソースのhead部分) ・・・ <link href="*/include/default.css" rel="stylesheet" type="text/css"> <script type="text/javascript" language="JavaScript" src="*/include/swap.js"></script> <script type="text/javascript" language="JavaScript" src="*/include/plugin.js"></script> <script type="text/javascript" language="JavaScript" src="*/include/header.js"></script> ・・・ (* = http://eng4.hiroshima-u.ac.jp) JS(JavaScript)ファイル HTMLファイルの中で,スクリプトで定義した機能を実行 includeに ファイルを集約 ・ ボタン機能としての,タブ画像のスワッピング(置換) ・ Flashムービー(SWFファイル)のプラグイン(読み込み) ・ ヘッダ等の,各Webページに共通する部分の表示 今後の課題(方針・予定) • 工学部第四類Webサイト上の,コンテンツの中身と 構成を改善・充実化(特に,各教育プログラム部分) アクセシビリティの向上も考慮 最新情報は http://eng4.hiroshima-u.ac.jp/ 参照 • 社会環境システム専攻・各研究室等のWebサイトも, ホスティングサービスへ移行(予定) バーチャルドメインの新規取得(現行のサーバを 移行)により,今回の方法と同様に一括管理
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