資料 - 法政大学

国際文化情報基礎演習
担当 重定 如彦
目次









はじめに
授業の予定と評価について
発表とレポートについて
テーマの設定と調査
資料の作成
資料の見栄え
発表練習
発表と質疑応答
レポート
はじめに
授業の概要
Intercultural Communicationの実現に必要な
文化情報の受発信に関する基礎的なスキルを学習する
シラバスより
授業では、プレゼンテーションおよびレポートを題材と
して情報の受信、発信のスキルを学んでもらう
受信:資料の調査
発信:プレゼンテーションやレポートの作成及び発表
レポートやプレゼンって役に立つの?
レポートやプレゼンが必要なのは大学にいる間だけ。
大学を出たら役に立たないと思っている人はいませんか?

会社の仕事はレポートやプレゼンの嵐!
上司や会議への報告、顧客への説明など、レポートやプレゼンの
技術は社会に出てからもさまざまな場面で役に立つ
他人を説得するにはプレゼンテーションの技術が有効

エントリーシート
就職活動で書くことになるエントリーシートだって立派なレポートの一種

会社の面接
会社の面接は明らかにプレゼンテーションの一種
唯一の正解はない
高校までのテストなどとは異なり、レポートや
プレゼンテーションに唯一の正解は存在しない





授業で説明することが唯一の正解ではない!
レポートやプレゼンテーションにはひとそれぞれやり方があって当然
どのやり方が正しいかは、一概には言えない
同じやり方が誰に対しても有効とは限らない
場の雰囲気を読み、相手によってやり方を変えよう
自分の主張したいことが相手に正しく伝わることが一番大事
最も大事なものは経験
積極的にレポートやプレゼンテーションに取り組んだり、他人の発表を
参考にするなど、経験をつんで自分にあったやり方を見つけよう
授業の内容について

授業の講義ではプレゼンテーションを重点的に取り扱う
大学では、レポートを書く機会はおそらく山のようにあるが、
プレゼンテーションの機会はそれほど多くないだろう
習うより慣れろ!実践を通してプレゼンテーションを学んでもらう

レポートとプレゼンテーション

誰かに何かを主張するという点では同じ

資料を作るための基本的な考え方は共通している

大きな違いは、対象人数と時間制限
プレゼンテーションは自分の主張を短時間で、誰にでもわかるように
資料を作成し、実際に発表を行う必要がある

レポートの書き方の詳細については教科書を参考にすると良い
授業の予定と
評価について
教科書

「大学生のためのレポート・論文術」
小笠原 喜康
講談社現代新書
(本スライドでは教科書1と記述)

「インターネット完全活用編
大学生のためのレポート・論文術」
小笠原 喜康
講談社現代新書
(本スライドでは教科書2と記述)
上記の教科書を各自購入し、発表資料やレポートを作成する前に
必ず目を通しておいてください
また、このプレゼンテーションは法政大学の私のホームページ
http://www.edu.i.hosei.ac.jp/~sigesada/
の国際文化情報基礎演習の資料のリンクに置いてあります。
授業の予定
第1回
第2回
第3回
・・・
第5回
第6回
・・・
第13回
講義
講義、グループ発表の準備
グループ発表
発表20分、質疑応答10分程度
3人1グループで発表
個人発表
発表20分、質疑応答10分程度
掲示板について
近日中に国際文化情報基礎演習用の掲示板を用意します
掲示板へのリンクを私のホームページに作る予定です
質問などに対しては、なるべく返事をするようにしますので、
以下の用途などに積極的に利用して下さい





発表するテーマについての書き込み(必須)
行われたプレゼンテーションに対する意見、感想など
学生同士での意見交換
授業に関する質問
その他基礎演習に関する用途ならなんでもOK
また、個人的な質問がある人は [email protected] へどうぞ
評価について

出席、発表、質疑応答、レポートの総合評価

発表は各人2回ずつ行う
グループ発表1回、個人発表1回

発表においては質疑応答も評価に加える

レポート提出
個人発表についてのレポートを提出すること
発表とレポート
について
発表について(1)

発表のテーマ

発表のテーマは基本的に自由です

自分が興味を持っていること、普段何気なく使っているものがどの
ようにして動いているかについてなど、基本的にはなんでもOK

テーマが決まったら遅くとも発表の前の週までにどのようなテーマに
するかについて掲示板に書き込んでください。
テーマを見てそれでよければ私がOKの返事を書きますのでそれを
見てから、発表資料の作成をはじめてください。

あまりお勧めできませんが、他人と同じ、又は似たテーマでも
かまいません。ただし、その場合はお互いに相談の上、切り口を
変えるなど、発表内容があまりかぶらないように注意して下さい
発表について(2)

発表の内容についての注意事項

単なる調査報告にならないようにすること
「○○を調べました」だけではだめ

単なる感想文にならないようにすること
「○○についてこう思いました」だけではだめ

調べたことに対して必ず何か自分の主張を述べること
調べたことに対して考察を行い、自分の主張を述べてください
発表について(3)

グループ発表と個人発表

グループ発表は基本的に三人一組で行います
ただし人数の都合上、一番後ろの列のみ二人一組です

グループの組み合わせは座席の各列の左半分と右半分です

発表の順番はグループ発表も、個人発表も、
座席順で前の列から左から右の順番で行ってください

一回の授業で基本的に3つの発表を行います
ただし、最初のグループ発表の回はトラブルが予想されるので
2グループが発表を行ってください

自分の順番の日にやむを得ず出席できない事情がある場合は、
学生同士で相談の上、順番を入れ替えてもかまいません。
その場合は必ずそのことを前の週までに掲示板に書き込んで下さい
発表について(4)

発表の資料

発表の資料はPowerPointで作成してください

1枚目のスライドには必ずタイトルと名前、学生証番号を書いてください

作成した資料は各自Gドライブのwwwフォルダに
1回目の発表はhappyou1.ppt(2回目はhappyou2.ppt)という
名前で保存してください

保存した後で、ウェブブラウザのURLに(注:下記のURLは1回目の資料)
http://www.edu.i.hosei.ac.jp/~ユーザID/happyou1.ppt
と入力し、発表資料が見れるかどうか確認して下さい

発表後に必ず電子メールで[email protected]に、
作成した資料を添付ファイルで送ってください。メールの件名は
「第○回発表資料」、本文は名前と学生証番号だけでOKです
発表について(5)

発表のやり方

発表時は、発表者が教壇に立ち、教壇のコンピュータを使って、
作成したPowerPointをスクリーンに投影して行ってください

発表者は、ウェブブラウザを立ち上げ、自分の発表資料の
アドレスを入力してPowerPointを起動して発表を開始して下さい

発表時にトラブルが起きないように最低一度は発表前に、上記の
方法でウェブブラウザから資料を呼び出せるかどうか確認すること

発表は15分から20分を目安に行うこと。発表時間も評価に含めます

グループ発表の場合は、一人5~6分を目安に3人が順番に交代で
発表を行ってください
発表について(6)

司会者
なるべく多くの人が発表に参加することができるようにするために、
発表時に司会者を一人つけることにします。司会者は3列目の座席の
一番左から順番に担当して下さい(グループの場合はグループの代表者一人)
司会者の仕事は以下のとおりです

発表前に教壇に立ち、発表者の名前と発表のタイトルを紹介する

発表時は教壇の横に座り、発表を近くで聞く

時間の管理を行う(発表者が制限時間をオーバーした時に注意を促すなど)

発表後に質疑応答のとりまとめを行なう

最後に質疑応答の時間が余っていれば、みずから発表について質問を行う
発表について(7)

質疑応答について

発表後は約10分程、質疑応答の時間をとります

誰でもかまいませんので、発表について疑問に思ったことがあれば、
発表後に手をあげて司会者の指示に従って質問を行ってください

質疑応答も評価に加えますので、積極的に行ってください

発表内容についての質疑応答がもし少ない場合は、発表の仕方に
ついてのコメントやアドバイス(ここがわかりやすかった、
わかりにくかったetc)でもかまいません
発表について(8)

発表者の心構え
皆さんの場合、まだプレゼンテーションに慣れていないこともあり、
おそらく多くの人はあまり上手なプレゼンテーションにはならないの
ないかと思いまずが、それを恥ずかしがることはありません。
うまくいくに越したことはありませんが、誰でも最初はうまくいかない
のはあたりまえです。発表が終わった後には、うまく言えなかった
ことや、失敗したことなど、反省材料が多くみつかると思います。
発表後はすぐに、そのような反省材料や、成功した点について
メモを取り、次のプレゼンテーションに活かすことをお勧めします。
発表について(9)

聞き手の心構え
皆さんの中にはおそらく、プレゼンテーションの発表が一番大事で、
それに神経を多くつかってしまい、他人の発表時はつい聞き流して
しまう人が多いのではないでしょうか?
しかし、他人のプレゼンテーションをしっかりと聞くことは、
プレゼンテーションの上達の重要な要素の一つです。
他人の発表を聞いているときは、その発表の良いところや悪いところを
自分なりに分析し、今後の自分のプレゼンテーションに活かして行くと
良いでしょう。また、しっかりと聞くことで、自ずと質疑応答のネタも
みつかるのではないかと思います。
レポートについて

個人発表の内容をレポートの形式にまとめて提出して下さい

締め切りは12月の最後の授業です

12月の最後の授業の時点で発表前の人も12月に提出して下さい

レポートはWordで最低(表紙を除いて) 3ページ以上作成して下さい
細かい形式は教科書1のP16~を参考にして下さい

完成したレポートは添付ファイルで[email protected]に
送ってください。メールの件名は「基礎演習レポート」、
本文には名前と学生証番号だけでOKです

1月の授業までにレポートの添削を行い、その結果をメールで
送りますので、添削に従って訂正を行いたい場合は1月24日までに
訂正版を添付ファイルで送って下さい

返送メールのアドレスを指定したい人は、メールの本文に書いてください
テーマの設定と調査
テーマの設定例

自分が興味のあることに対して深く掘り下げる
アジアと日本の関係について
 郵政民営化について
 ○○(人物)について


普段何気なく使っているものについて調べる
インターネットって一体どうなっているの?
 電子メールって仕組みはどうなっているの?


疑問に思っているものについて調べる
地球温暖化って今どうなってるの?
 中東の情勢って今どうなってるの?


どうしても決まらない場合は、大まかなテーマを決めて、
調べ始めてから具体的なテーマを絞り込んでいくと良いだろう
(参考:教科書1 P80、P101)
調査の方法(1)

辞書、事典の活用



設定したテーマに関連する単語を列挙する
それぞれの単語について辞書や辞典で調べる
調べた内容で、あらたな単語や、わからない単語が
でてきた場合は、それについても調べる
そのテーマについての基本的な知識を得ることができる
当たり前だと思っていることでも、実際に調べてみると自分が
その事についてほとんど何も知らなかったことに気づかされる
ことが多いものである。調査を行う際には自分の常識を常に
疑ってかかる姿勢で臨むと良いだろう
調査の方法(2)

図書の活用
最近はインターネットだけでかなりのものが調べられるが、
情報の信頼性などの点で図書もまだまだ調査の手段として重要
 図書の検索方法については最近では様々な手段が
用意されている。例えば、法政大学の場合は
https://www.hosei.ac.jp/general/lib/index.html
に様々な検索のツールが用意されている
 図書館を利用する場合は、可能であれば、調べた文献を
コピーすると良い
 調べた図書に記述されている参考文献を調べることで、
さらに知識の幅を広げることができる

調査の方法(3)

インターネットの利用

YahooやGoogleなどの様々なサーチエンジンを使って
必要な情報が記述されているウェブページを検索する

検索時のキーワードの設定方法を工夫することで、
より効率良く検索することができる(教科書2を参照)

インターネットの情報には、嘘や間違いが書いてある
可能性がある点に注意が必要!
特に個人が運営するページの情報や、掲示板に書かれて
いる情報を鵜呑みにしないこと!
なお、調査については教科書1、P150~も参照のこと
調査のコツ(1)

とにかく手をうごかせ!

どこから手をつけてよいか判らない場合は、とにかく
何でも良いから手をうごかすこと
手を動かさない限りは何もはじまらない!

集める資料は多ければ多いほど良い
物事に対する見方は一つではない。資料を多く集めることで、
同じものに対して様々な見方について知ることができるようになる
後で使わないかもしれないように見える資料でも、意外なところで
役に立つ場合があるので、とにかく多く集めておくに越したことはない

ただし、締め切りには注意!
資料集めだけで力尽きてしまわないように!
調査のコツ(2)

資料を汚せ!(教科書1、P110)




ポイントとなるところに線を引くなどしてマークすること
人間は忘れる生き物である。覚えているうちに、マーク
しないと後で何が重要だったか思い出すのは困難
あたりまえだが、汚しては困る資料の場合は、
コピーをとって、そのコピーにマークすること
あちこちにマークをした場合は、付箋などをはって
おくとあとでどこに何をマークしたかを見つけやすくなる
調査のコツ(3)

情報を取捨選択する

集めた資料の中から、重要なものを選び出そう

特にインターネットなどで得た、信頼性が疑われるような
情報に関しては、多くの資料を集めることによって、
その情報が信頼できるかどうかチェックすること
(教科書2、P232を参照)

信頼できる情報だと判断できない情報はいさぎよく切り捨てるべき

使わない資料が大量にでるだろうがそれらの資料は、有益な
情報を得る為には必要な手間であるので決して無駄ではない
資料の作成
資料の構成
資料の作成においては、話の流れ(構成)が非常に重要!
流れのつかめないプレゼンテーションは理解が困難
慣れないうちは起承転結のある資料を作ろう
何かを調べた場合の資料の構成例
(注:これは例です。こうしなければならないということではありません!)
1.
2.
目次
背景(起)
扱うテーマの基本的な知識を述べる
3.
テーマの詳細(承)
扱うテーマについて詳細な内容をわかりやすくまとめて述べる
4.
問題点の提示(転)
扱うテーマが抱えている問題点について述べる
5.
自分の主張と結論(結)
扱うテーマについて、問題点などをからめながら自分の主張を述べる
目次
目次で話の流れを最初につかんでもらおう!



まず最初に、どのような順序でプレゼンテーションを
行うかについての目次のスライドを作成すると良い
目次をみることで、聴衆は話のおおまかな構成を
あらかじめつかんだ上で話を聞くことができるようになる
プレゼンテーションにおける目次とは、本のあらすじ
のようなもの
背景の説明
最初に自分が説明するテーマの背景を説明しよう
聴衆が発表内容を理解するための基礎知識を説明
 ただし、聴衆がテーマの基礎知識を十分知っていると
思われる場合は簡単にすませるか、省略しても良いだろう
 省略した場合でも、補足説明や、質問が出たときのことを、
考えて資料を作っておくのも良いだろう
 背景の説明の前後に、自分の主張をいきなり述べるというやり方もある
この場合、主張は短く一言で述べたほうが良い。もちろんこの場合でも、
主張はあらためて後で時間をかけて詳しく説明すること
 あまり背景の説明に時間をかけすぎないように注意!
(参考:教科書1、P83)

テーマの詳細
調べたことを説明しよう



自分が調べたことをわかりやすくまとめよう
ただ、調べたことを並べて書くのではなく、この後で行う、
自分の主張につながるような内容にすると良い
必要のないことはなるべく書かない!
調べたことをすべて書く必要は全くない。とくにプレゼンテーションの場合は、
調べた資料の大半を捨てる覚悟で作成すると良い
調べたという事実をアピールしたければ一番最後に、参考資料の一覧を
記述したスライドを作成すると良い

調べた内容の出展元は必ず書くこと
(後述の引用のスライドを参照)
問題点の提示
自分の主張につなげるための問題点を提示しよう

主張の出発点は問題点の発見から
問題点をみつけることがレポート作成への第一歩となることは多い
問題点がみつからないまま作成すると、単なる感想文になりがち

問題点の裏づけをとろう
自分一人が問題だと思っているだけでは他人を説得することは難しい
説得力のある資料があれば積極的に利用しよう

問題点と自分の主張をうまくつなげよう
話の展開として、提示した問題点とこの後に述べる自分の主張がうまく
つながるようなストーリーを考えよう
自分の主張と結論
これまでの資料をもとに自分の主張を述べよう

これがプレゼンテーションのメイン!

この部分に最も多くの時間をかけるべき
制限時間の半分を使うぐらいの気持ちでいくと良いだろう

ひとりよがりな主張にならないように注意しよう

単なる感想文にならないように注意しよう

主張はなるべく一つにしぼろう
たくさん主張すると聞いているほうとしては何がなんだかわからなくなる

最後にまとめとして結論を述べよう
結局自分は何が言いたかったのか、これを最後に簡単にまとめよう
資料作成時の注意点1

発表資料は感想文ではない!(教科書2、P19)
調べたことをただ並べ、最後に感想を述べるのはNG
調べたことに関して、論を展開し、自分の主張を必ず述べること
テーマを自分の視点でどう料理するかを伝えよう(教科書1、P84)

自分の主張が伝わるような資料を作成しよう!
発表資料の目的は、聴衆に自分の主張を正しく伝えること
これができなければ、どんなに苦労したとしても失敗である

主張したいことはなるべくはやめに書くこと
発表者が何を言いたいのかわからないまま聞くのは苦痛
なるべくはやく、自分の主張したいことをはやめに述べること
資料作成時の注意点2

ひとりよがりにならないこと!

自分が知っているからといって聴衆も知っているとは限らない!

一般常識でない用語を使うときは必ず説明すること
プレゼンテーションの場合、細かい説明を資料に書く必要はないが、
必ず口頭で説明すること。これを怠ると聴衆の理解度はぐんと下がる

自分勝手な論を展開しないこと
私がそう思うからこうなのだ!(根拠がない)
大勢の人が言っているから、そうなのである(根拠としては薄弱)
リンゴは赤い。だから青リンゴはリンゴではない(前提がおかしい)

主張を行うときはその根拠が正しいかどうか注意すること

他人に資料をチェックしてもらおう
ミスは自分では気がつかない事が多い!
引用について
収集した資料の内容を使って自分の発表資料を作成する(=引用)ことは
大いに行って良いが以下の点に注意すること

出展(引用元)を明記すること
これを行わずにあたかも自分の文章や図のように書いてしまうとそれは
明らかな盗作である

自説が主、引用は従
引用はあくまで自分の主張を補強するために使用すること
あたりまえだが、どこかの資料の内容をそのままコピーして
それをレポートとするのは論外である

引用の書き方については教科書1のP43を参照のこと
資料の見栄え
資料の見栄え
資料の内容はもちろん重要であるが、資料の見栄えも重要

見栄えが悪いと理解されにくい
人間は気分の生き物。見栄えの悪い資料はそれだけで、
確実に見る人のテンションを下げてしまう

レポートなどの場合、見栄えは確実に評価に影響する
教員も人間である。特に、大量のレポートを評価する場合、
どうしても見栄えは評価に影響せざるを得ない
会社の場合だと上司に受け取ってもらえないことすらあるかも!

自分の作成した資料を客観的に見てみよう
これで本当にわかりやすいだろうかと自問自答してみよう
友人に見て、チェックしてもらえればなお良い
文章は少なめに!
特に初心者に多いが、発表資料にしゃべることを全て書き込んで
それを読むだけはというのはNG!





それだったら発表者なんかいらない!
聴衆が短時間でめくられるスライドの文章を読むのは苦痛
読むほうに注意が行ってしまい肝心の発表が聞かれなくなる
なるべく文章は少なめに!
要点だけを書いて、大事なことは口でしゃべれ!
図やグラフの勧め(1)

なるべく図を多くしよう
百聞は一見にしかず!基本的に文字だけの資料はわかりずらくなる
傾向にある。図を入れるのは多少手間がかかるが、面倒くさがらずに
わかりやすさを重視しよう!
下の表と次のスライドを比較してみよう
東京
名古屋
大阪
1月
20.4
30.6
45.9
2月
27.4
38.6
46.9
3月
90
34.6
45
4月
20.4
31.6
43.9
図やグラフの勧め(2)
90
80
70
60
50
東京
名古屋
大阪
40
30
20
10
0
1 月
2 月
3 月
4 月
強調の薦め(1)
注目させたい部分を強調しよう!
単調な資料にメリハリをつけるという利点も得られる。
• 文字の強調
文字の色を変える
 文字の大きさを変える
 斜体や下線を引く
 上下の行の間隔を空ける
 アニメーションさせる

強調の勧め(2)

グラフや図の強調


色調や形の変更(周りと比べて目立つようにする)
図形の利用
1位!
90
80
70
60
東京
名古屋
大阪
50
40
30
20
10
0
1月
2月
3月
4月
やりすぎに注意!
何事もやりすぎには注意が必要
「過ぎたるは及ばざるが如し」である

強調のしすぎ
どれが本当に重要なのかがわからなくなる

アニメーションのしすぎ
目が疲れる。かえってわけが判らなくなる。イライラする。

グラフなどにデータのつめこみすぎ
図の意味がわかりにくくなる(次のスライド参照)。
データがたくさんあっても思い切ってデータを取捨選択しよう
やりすぎに注意!(悪い例)
何事もやりすぎには注意が必要
「過ぎたるは及ばざるが如し」である

強調のしすぎ
どれが本当に重要なのかがわからなくなる

アニメーションのしすぎ
目が疲れる。かえってわけが判らなくなる。イライラする。

グラフなどにデータのつめこみすぎ
図の意味がわかりにくくなる(次のスライド参照)。
データがたくさんあっても思い切ってデータを取捨選択しよう
やりすぎに注意!(悪い例)
何事もやりすぎには注意が必要
「過ぎたるは及ばざるが如し」である

強調のしすぎ
どれが本当に重要なのかがわからなくなる

アニメーションのしすぎ
目が疲れる。かえってわけが判らなくなる。イライラする。

グラフなどにデータのつめこみすぎ
図の意味がわかりにくくなる(次のスライド参照)。
データがたくさんあっても思い切ってデータを取捨選択しよう
やりすぎに注意!(悪い例)
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
1 月
2 月
3 月
4 月
東京
名古屋
大阪
京都
広島
福岡
札幌
仙台
岡山
千葉
埼玉
青森
新潟
神戸
発表練習
発表練習の勧め(1)
プレゼンテーションの上達の秘訣
 とにかく場数を踏むこと!
 発表前に練習すること!




スライドショーモードを使って一人で本番だと思って発表練習を行う
一回練習が終わるたびに、どこがうまくできて、
どこがうまくいかなかったかを反省し、メモすること
特に、良い言い回しなどを思いついたとき忘れないうちに
メモをすると良いだろう
PowerPointの場合、ノート機能を使うのも良いだろう
発表練習の勧め(2)
時間配分に注意しよう!

プレゼンテーションでは、時間オーバーは最悪のミス!

短すぎるプレゼンテーションも当然良くない

前置きや基礎知識の説明に時間をかけすぎないように

自分の主張の発表に時間をかけよう

ぶっつけ本番はほぼ確実に失敗する!

発表練習で時間配分の計画を練ろう
発表練習の勧め(3)

友達を利用しよう!

友達をつかまえて発表練習を聞いてもらおう

終わったら発表についてコメントや質問をしてもらおう

自分一人ではなかなか気づくことができないことを、
他人の視点からアドバイスしてもらえる

発表後の質疑応答の予行練習にもなる

恩返しは忘れないように!
ジュースや食事を奢る、友達の発表練習に付き合うなど
発表練習の勧め(4)

慣れてきたら以下のことにもチャレンジしよう

メモを見ないで発表しよう
メモを見ながらの発表は聴衆に練習不足のイメージを与えてしまう

メリハリをつけてみよう
単調なプレゼンテーションは飽きられてしまう
スライドの工夫、身振り手振り、口調など、色々な工夫が考えられる

余裕があれば冗談なども
欧米のプレゼンテーションには多いが、ちょっとした冗談や、
ものごとを大げさに面白おかしく話すなどの方法で場を盛り上げ
聴衆の関心を高めることもできる。ただし、ウケなかったり、
まじめな場でこれをやると逆効果の場合もあるので注意!
聴衆と質疑応答
聴衆の役割
プレゼンテーションは発表者が主役、徴収は脇役
だと思うかもしれないが、聴衆もりっぱな主役である

新たな知識の獲得
発表が終わったら積極的に質問をしよう!

プレゼンテーション技法の獲得
発表者のプレゼンテーションの良いところ、悪いところを見て、
今後の自分のプレゼンテーションに活かそう

そもそも聴衆がいなければプレゼンテーションを
行う意味が全くない!
質疑応答の勧め(1)
発表後はつい気が抜けがちだが、発表後の質疑応答も
重要なプレゼンテーションの一要素
•
自分のテーマについて新たな視点の獲得
一人ではどうしてもものの見方が偏りがちになるため、
第三者の意見は参考になる場合が多い
•
自分の知らない(調べ損ねた)知識の獲得
必要があれば足りなかった部分を後で調べよう
•
語り損ねた部分の補足
ついうっかり語り損ねた部分などを、質疑応答によって補足することができる
質疑応答の勧め(2)

プレゼンテーションのよくなかった点の確認
理解できなかったという質問があれば、それは説明がうまくなかった
ということ。その説明の部分について見直そう

質疑応答はギブアンドテイク
お互いの知識の足りない部分を埋めあう役割がある
発表者と質疑者のお互いのためになる

質疑応答の全くないプレゼンテーションは失敗!
質疑応答がない=理解されていない場合がほとんど
つまりプレゼンテーションとしては失敗したといっても過言ではない
一般的にはよいプレゼンテーションほど質問が多いものである
レポート
レポートの場合
レポートの場合も基本はプレゼンテーションと変わらない
 より詳細に書く
プレゼンテーションは時間が限られているので、わかりやすさを重視して
詳細を省くことが多いが、レポートの場合は省略しすぎは良くない

文章を書く
プレゼンテーションには文章はなるべく書くなと言ったが当然レポートでは
文章を書く。教科書1、P196~や教科書2、P165~を参照のこと

図を利用しよう
多少面倒くさいかもしれないが、やはり図やグラフはレポートの場合も
理解の助けとなるので、積極的に利用したほうが良い

何度も読み直そう
書いたら読み直さずに提出するのではなく、プレゼンテーションの発表
練習と同じで、何度も読み直して、直さなければよいレポートにはならない
レポートについては教科書1,2が詳しいので読んでおくこと
最後に

繰り返しになるが、授業で説明したことが全てではない

授業ではこれはやるべきではないと勧めなかったことですら、
時と場合によっては有効な場合がある

人の性質は、声の大きさなど千差万別。ある人にとっては
良い方法が自分にとっては良い方法とは限らない

要するに頭を柔らかくして、臨機応変にやってみよう!

自分なりのプレゼンテーション技法を見つけよう!