アウトレットモールの立地について

有田俊介
舟橋琢磨
原祐馬
山本竜大
王 元
 P3~8
 P9~14
発表概論
アウトレットモールとは?
 P15~21
立地の理論的考察
 P22~30
立地タイプの紹介
 P31~35
地域による立地の特色
 P36~47
今後の立地に対する予測
 最近、不況の影響の中、アウトレットモー
ルの市場規模が拡大しているといわれてい
るが、その立地環境はどのようなものか
 今後も市場拡大は続くのか、それはどのよ
うに立地されていくのか
範
囲
は
全
国
・既存の出店からその傾向を読み取る
・今後どのような立地が出現するか
について予想する
石居正雄 村松潤一 武塙修著
『店舗立地の戦略と診断』同友館2001年
店舗が立地するにあたってどのような事
を気にするか紹介している
杉村暢二著
『業種別店舗の立地』大明道 1979年
小売や飲食と言った感じで業種別に立地
の特徴を紹介している
神頭広好著
『都市と地域の立地論』古今書院
2004年
さまざまな立地理論を紹介している
 ニュースサイトIZa
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/financial/366128/
 立地評価研究所
http://www.richi.co.jp/report/topics/2010/outlet001.html
 六車流研http://www.muguruma-ryuken.jp/kikouronbun-outlet3.htm
 総務省統計局http://www.stat.go.jp/index.htm
 アウトレットモール図鑑
http://www.delldell.info/hokkaido01.html
商品と価格
• 傷や型落ちなどで正規店に置けない物を売る
• 価格は正規品の3~7割程安い
業種
• 明確に分類してない場合も結構ある。
• 基本的には小売業となるとのこと
種類
• ファクトリーアウトレット
• リテールアウトレット
メーカー
消費者
事例
入間三井アウトレット
横浜ベイサイドマリーナ
大阪鶴見三井アウトレット
etc
メーカー
小売店
消費者
事例
りんくうプレミアムアウトレット
御殿場プレミアムアウトレット
ヘッドセットプロショップ(オンラインショップ)
etc
産業の付け値地代モデル
R:地代
p:製品価格
チューネンの農業
前提・・・生産量
c:非土地生産費用
立地論をアロンソ
及び敷地面積は決
がミクロ理論を用
Q:面積当たり生
まっているものと
産量
いて体系化したモ
する
K:輸送費
デル
t:距離
Π=pQ-cQ-kQt-R
pQ=収入 cQ=生産費用
kQt=輸送費用
R=Q(p-c)-kQt-π‘
Q(p-c)=生産費と収入の差
π‘=任意の利潤
R=Q(p-c)-kQt
長期競争でπ‘=0となる
CASE1 変数がRとPのみ
R
製品価格上昇
↓
企業の評価する地代(付け値地代)上昇
Q
P
 (CQ  KQt )
CASE2 変数がRとCのみ
R
QP  KQt
平均費用上昇
↓
企業の評価する地代(付け値地代)低下
Q
C
CASE3 変数がRとQのみ
R
面積当たりの生産量上昇
↓
製品1単位にかかる輸送費が高い地域
では地代評価を低下させ、輸送費が安い
地域では、地代評価を上昇させる。
Kt
Q=3 Q=2 Q=1
CASE4 変数がRとKのみ
R
K=3 K=2
K=1
限界輸送費上昇
↓
同一の距離、生産量の地域に対して地
代評価を低下させる。
同一の地代評価点なら、
都心との距離×生産量 を低下させる。
Qt
CASE5 変数がRとtのみ
R
t=3
t=2
t=1
KQ
都心からの距離上昇
↓
限界輸送費×生産量 が等しい点では
地代評価を低下させる
地代評価が等しい点では
限界輸送費×生産量 を低下させる
 Pが低い(30%~70%)
 R=Q((0.3~0.7)P-C)-KQt
 通常の店に比べて企業の地代評価は低い
 即ち、地代の低い点に立地したい
 仮に都心からの距離以外の条件が一定なら
ば距離の増加は地代評価を低下させる
 つまりある程度都心から離れた点に立地す
る
大都市至近距離型 タイプ1
大都市圏の遊び空白立地
観光地特化型
タイプ3
レジャー地近接型
広域交通拠点型
中心市街地型
タイプ2
タイプ4
タイプ5
タイプ6
SC(ショッピングセンター)融合型 タイプ7
SC融合型 タイプ7
広域交通拠点型
中心
市街
地型
タイ
プ6
大都
市至
近距
離型
タイ
プ1
レ
ジャ
ー地
近接
型
タイ
プ4
タイプ5
大都
市圏
の遊
び空
白立
地
タイ
プ2
観光
地特
化型
タイ
プ3
都心
20km
50km
100km
 大都市圏から20~50kmに立地
仙台泉プレミアム・アウトレット
三井アウトレットパーク幕張
クールス・モール
など
 アウトレット立地に関しては最高の立地点
 競争が激しい
仙台泉プレミアム・アウトレット(宮城)⇒
 大都市圏から50~100km
佐野プレミアムアウトレット
三井アウトレットパーク入間
 遊びの場に飢えた立地とも呼ばれる
 この商圏ではアウトレットが本来の業態以
上の働きを求められる
佐野プレミアムアウトレット(栃木) ⇒
 大都市圏から100km~に立地
軽井沢プリンスショッピングプラザ
御殿場プレミアムアウトレット
など
 施設自体が観光スポットとなっている
 二つのタイプに分類される
観光地ニーズと大都市からのアウトレットニーズの混合
型
御殿場プレミアムアウトレット(静岡) ⇒
 大都市圏から20~50kmに立地
 レジャー施設付近を狙う
 理想的な立地(大都市近距離型)と類似し
ており業績が比較的安定する
三井アウトレットパーク幕張⇒
 大都市圏から20~100kmに立地
 広域交通拠点に立地
 大都市圏の遊び空白立地(タイプ2)と一
体化することで力を発揮する
あみアウトレット(茨城)⇒
 大都市中心から20km以内に立地
 市場がとても大きい
 反面地代が高いのでなかなか業績が上がり
にくい
ヴィーナスフォート⇒
 SCの中にアウトレットが出店するケース
 RSCやCSCと、混合してアウトレットを出
店する
 基本的には小商圏型となる。
リバーサイドモール⇒
 比較的、大都市近距離型(タイプ1)の立
地が多い。
 この地方は物価が安いため地代が安い。
 加えて面積が広いため正規店舗との競合を
懸念する必要がない。故にこのタイプが多
いと思われる。
 関東地方では、すべての立地類型が点在し
ている。
 人口が多く魅力的ではあるが物価がそれな
りに高く、また面積もあまり広くないので
立地の難易度は高い。
 故に、各社の立地戦略に沿った立地が行わ
れ結果様々な立地が行われているのだと思
われる
 比較的、観光地特化型(タイプ3)が多く、
大都市近距離型(タイプ1)の立地は見られ
ない。
 八ヶ岳や軽井沢と言った観光地が多くそのよ
うな点を狙って立地しているように思われる。
 物価が安いため、地代も安いと思われるが交
通網があまり普及していないので大都市近距
離型の立地はしづらい。
 大都市近距離型(タイプ1)が見られない
こと以外は比較的均等に立地している。
 関東地方の特徴と酷似しているため、比較
的均等に立地しているように思われる。
 大都市近距離型(タイプ1)の立地は車で
行くことを想定しているが、この地域の住
人は比較的車両保有台数が少ない。(人口
の約1/3)故にこのタイプは立地してい
ないのだと思われる。
 大都市圏の遊び空白立地(タイプ2)の立
地が見られず、他のタイプが一つずつ立地
している。
 物価が安く、車両の普及率に関してもまず
まず(地域別車両保有数第2位)ではある
が、人口があまり多くないのであまり立地
されていない。
 パラメーターが全て平均を超えている
 特に地代と出店数と地代の低さが目を引く
 このような理由から出店地域は中国・四国
地方にしたい
 次に具体的な都道府県を決めていく
 パラメーターが全て平均水準以上
 地代が特に安い
 地代に対して人口が多い
 また既存出店もない
 以上のことから山口県が相応しいと考える