産業廃棄物の現状と課題

排出事業者にとっての廃棄物処理法
株式会社○○○○
目
次
№1 不法投棄の現状
①不法投棄の状況
②罰則及び排出事業者に措置命令が適用される場合
№2 産業廃棄物の処理からみるリスクマネジメント
(1) ここが重要!廃棄物処理法のポイント
①排出事業者責任
②廃棄物の定義
③保管基準
④産業廃棄物委託基準
⑤マニフェスト制度
(2) 産業廃棄物に関する情報収集の重要性
№3 産業廃棄物処理に関する心構え
○私の独り言(1) ~(4)
1
№1
不法投棄の現状
2
県内の不法投棄事案発生状況の経過
不法投棄された廃棄物の種類
過去10年間
全体:89件
不法投棄者の区分
平成22年度
全体:89件
県内の不適正処理事案発生状況の経過
不適正処理の種類
平成22年度
全体:270件
廃棄物処理法違反の検挙件数(群馬県警)
県内小規模不法投棄件数(ゴミマップ事業)
事務所名
平成13年度~16年度実施事業
合計件数=2,987件
罰則(1)
(法第25条~33条)
●5年以下の懲役若しくは1,000万円以下の罰金
①無許可営業 ②無許可変更 ③事業停止命令・措置命令違反
④無許可業者への委託 ⑤名義貸し違反 ⑥施設無許可設置
⑦施設無許可変更 ⑧投棄禁止違反 ○不法投棄未遂
●3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金
①委託基準違反、再委託基準違反 ②施設使用停止命令・改善命令違反
③施設無許可承継 ④輸出確認違反 ⑤受託禁止違反 ⑥輸入禁止違反
⑦輸入許可条件違反 ⑧焼却禁止違反 ○不法焼却未遂
・・・
※法人に対しては両罰規定
法人の代表者、代理人、使用人、その他従業員による違反行為については、
行為者を罰するほか、その法人に対しても罰金刑が科せられる
不法投棄、不法投棄未遂においては最大3億円の罰金
罰則(2)
(法第25条~33条)
●マニフェスト伝票に関する罰則(50万円以下の罰金)
①管理票交付義務違反、記載義務違反、虚偽記載交付
②管理票写し不送付義務違反、記載義務違反、虚偽記載送付
③処分委託者への不回付
④管理票写しの保存義務違反
⑤虚偽の管理票作成(未受託処理業者による管理票交付)
※マニフェスト伝票に関する義務違反
不法投棄等が行われた場合、措置命令の対象
排出事業者に措置命令が適用される場合
違反事実
委託基準違反
マニフェスト不交付
マニフェスト虚偽記載
マニフェスト確認義務違反
マニフェスト保管義務違反
罰則
○
○
○
×
○
不法投棄を知りつつ委託
著しく安い料金で委託
-
-
-
その他責めに帰する事由等
適用の条件
○
○
○
○
○
行為者等に資力がない○
行為者等に資力がない○
行為者等に資力がない○
№2
産業廃棄物の処理からみる
リスクマネジメント
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排出者のリスクマネジメント
○廃棄物処理法=廃棄物の処理は排出者責任
○委託先業者が不法投棄
→①委託基準違反による刑事事件の可能性
→②排出者に撤去命令の可能性
○排出者のリスク回避の手段
→①適正な委託業者の選択
→②廃棄物処理法に定める委託基準の遵守
→③マニフェストによる処理確認
→④委託先事業者の定期調査
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産業廃棄物の処理からみる
リスクマネジメント
(1) ここが重要!廃棄物処理法のポイント
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ここが重要!廃棄物処理法のポイント
(排出事業者における)
次の事項、帰ったら確認・見直しをしよう。
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5
排出事業者責任
廃棄物の定義
保管基準
産業廃棄物委託基準
マニフェスト制度
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