陸上自衛隊 同日発表 平成 28 年 6 月 29 日 陸上自衛隊と連携した災害時石油供給訓練を実施します ~南海トラフ地震を想定した陸上自衛隊への石油供給訓練~ 陸上自衛隊施設学校及び関東経済産業局は、7 月 5 日(火)、南海トラフ地震 の発生を想定して実施する陸上自衛隊の災害対処訓練において、鹿島石油株式 会社(JX エネルギーグループ)の協力を得て、①製油所での石油燃料のドラム缶 出荷及び自衛隊トラックによる直接受領、②災害時防災拠点での仮設ミニ SS の設置及び自衛隊車両への給油に係る手順を確認・確立する訓練を実施します。 1.趣旨・目的 平成 23 年 3 月の東日本大震災では、石油製品の輸送・給油が困難となった地 域が多数発生しました。当時は、自衛隊の支援により緊急的に民生用石油製 品を被災地に輸送しましたが、その際に様々な調整課題が発生しました。ま た、自衛隊の活動用燃料の確保においても課題が確認されました。 こうした経験を踏まえ、資源エネルギー庁と防衛省では、自衛隊向け石油供 給体制の確立や、自衛隊による民生用石油製品輸送支援の実施について検討 を重ねるとともに、全国各地で災害時石油供給の合同訓練を実施していると ころです。災害時石油供給のノウハウのさらなる拡充を図るため、次のとお り茨城県において合同訓練を実施します。 2.訓練の概要 南海トラフ地震の発生を想定した陸上自衛隊施設学校の災害対処訓練におい て、自衛隊災害派遣車両に対する石油供給訓練を実施します。 本訓練では、被害状況により民間ローリー等による輸送が困難な場面を想定し、 自衛隊トラックが石油燃料を充填したドラム缶を製油所で直接受領・輸送する 手順、及び防災拠点で仮設ミニ SS を設置し、自衛隊車両に給油する手順を確 認・確立することを目的に訓練を実施します。 日 時:平成 28 年 7 月 5 日(火)8:50~11:30 場 所:①鹿島石油株式会社 鹿島製油所(茨城県神栖市) ②常磐自動車道 守谷サービスエリア(茨城県守谷市) 内 容: ①製油所での石油燃料のドラム缶出荷及び自衛隊車両による直接受領 鹿島製油所にドラム缶を積載した自衛隊トラック入構 → ドラム缶荷卸し → ドラム缶積込 → → → ドラム缶充填設備による充填 出構 → → 守谷 SA へ輸送 ②守谷 SA での仮設ミニ SS の設置及び自衛隊車両への給油 守谷 SA にドラム缶を積載した自衛隊トラックが到着 → ドラム缶荷卸し <訓練イメージ> → 仮設ミニ SS の設置 自衛隊車両に給油 2) 自衛隊トラックで輸送 1) 軽油をドラム缶に充填 3) 仮設ミニ SS 設置・給油 (民間ローリーでの輸送不能) 鹿島製油所 → → 防災拠点(守谷 SA) ※訓練当日、鹿島製油所及び守谷 SA での取材が可能です。取材を希望する場合 は、7 月 1 日(金)17 時までに次の取材申込み先までご連絡ください。 (取材申込み先) 陸上自衛隊 施設学校 総務部警備課 防衛班長 山下 新一 TEL:029-274-3211(内線)322 (本発表資料のお問い合わせ先) 関東経済産業局 資源エネルギー環境部 資源・燃料課長 井之上 担当者:新田、河野 電 話:048-600-0372(直通) F A X :048-601-1299
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