狭あい道路の拡幅に関する条例をPR (PDF 227.0KB)

28.7.1
杉並区広報課
狭あい道路 の拡幅に関する条例 をPR
1 日、狭あい道路の拡幅を推進するための条例の一部が施行されました。
こ の 条 例 は 、首 都 直 下 地 震 は 必 ず 発 生 す る と い う 認 識 の も と 、区 民 の 生 命 ・
財 産 を 守 る た め の 重 要 施 策 と 位 置 付 け て い る も の で 、ま ず は 区 、区 民 、事 業
者、建築主及び土地の所有者が、それぞれ道路拡幅の責務を負うことや 公
平・中立な判断を行う第三者機関を設置することとしました。
ま た 、 平 成 29 年 1 月 1 日 に は 、 後 退 用 地 に プ ラ ン タ ー や 自 動 販 売 機 な ど
の 支 障 物 件 を 置 く こ と を 禁 止 し 、違 反 者 へ の 除 却 の 勧 告・命 令・事 実 の 公 表・
代 執 行 を 含 む 条 例 を 施 行 す る こ と に な っ て お り 、本 日 は 区 役 所 で 、パ ネ ル な
どを展示しPRを行いました。
支障物件設置の禁止
杉 並 区 内 の 道 路 の お よ そ 3 割 が 、 幅 員 が 4m に
満たない狭あい道路です。この狭あい道路は、平
成元年以降、狭あい道路拡幅整備条例に基づき、
こ れ ま で 約 198k m ( 狭 あ い 道 路 の 約 3 割 ) の 拡
幅を行いました。建築基準法で、建築物は道路に
接していることが必要となっていて、その道路は
4m 以 上 で あ る こ と が 示 さ れ て い ま す 。そ う し た こ
とから、狭あい道路に面した建築物は、新築時・
改 築 時 な ど に 道 路 中 心 線 か ら 2m の 位 置 ま で 後 退
させることが義務付けられています。
除却の勧告・命令
道路空間の確保
しかし、区内には多くの狭あい道路が残ってい
るとともに、後退しても後退用地にプランター・
自動販売機・車両などの支障物件が置かれるケー
スがあり、災害や火災の発生時に道路が狭く、避
難や通行の妨げになるなど大きな課題となってい
ます。さらに、日常生活の利便性の点でも、介護
車両・清掃車両が入れない現状があります。
こうした状況を打開するため、狭あい
道路拡幅整備条例が改正され、本日、新
たな条例として、その一部が施行されま
した。また、6 ヶ月後には、後退用地に
プランターや自動販売機、車両などの支
障物件を置くことが禁止され、違反者へ
の除却の勧告・命令・事実の公表・代執
行を含む条例を施行することになってい
ます。
今後も様々な機会を捉えてPRを行う
予定にしています。
【問い合わせ先】都市整備部狭あい道路担当
3312- 2111
内 線 3471