Symantec™ ApplicationHA リリースノート: Windows

Symantec™ ApplicationHA
リリースノート
Windows
5.1 Service Pack 2
Symantec™ ApplicationHA リリースノート
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製品バージョン: 5.1 SP2
マニュアルバージョン: 5.1SP2.0
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は、お客様の利用目的に合致することを事前に十分に検証および確認いただく前提で、計画およ
び準備をお願いします。
Symantec ApplicationHA リ
リースノート
この文書では以下の項目について説明しています。
■
概要
■
Symantec ApplicationHA とは
■
新機能
■
ソフトウェアの制限事項
■
既知の問題
■
5.1 SP2 でのソフトウェアの修正と機能拡張
概要
このリリースノートには Symantec ApplicationHA 5.1 SP2 に関する重要な情報が記載
されています。ApplicationHA をインストールまたはアップグレードする前に、このリリー
スノートをすべてお読みください。
このリリースノートの最新版を以下の Symantec Operations Readiness Tools(SORT)
Web サイトからダウンロードできます。
https://sort.symantec.com
リリースノートに記載された情報は、 ApplicationHA の製品マニュアルに記載の情報に
優先します。
このリリースで利用可能な最新のパッチについては、
https://sort.symantec.com/patch/matrix にアクセスしてください。
4
第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
Symantec ApplicationHA とは
Symantec ApplicationHA とは
Symantec ApplicationHA は VMware vCenter Server によって管理される仮想マシ
ン内で実行するアプリケーションの監視機能を提供します。 Symantec ApplicationHA
は VMware 仮想化技術によって提供されるコア HA 機能にアプリケーションを認識する
層を追加します。
Symantec ApplicationHA は Veritas™ Cluster Server(VCS)に基づき、エージェント、
リソース、サービスグループなどの類似の概念を使用しています。ただし、Global Atomic
Broadcast(GAB)や Low Latency Transport(LLT)などの高可用性クラスタコンポーネ
ントは装備していません。Symantec ApplicationHA は軽量のサーバー フットプリントを
もち、より短時間でのインストールと設定が可能です。
主な利点は次のとおりです。
■
VMware vCenter Server HA との簡単で迅速な統合
■
仮想マシン内で実行するアプリケーションを起動、停止、監視する機能を含むアプリ
ケーションの完全な可視性と制御
■
VMware vSphere Client に統合される単一のインターフェースを使ってアプリケー
ションを管理する標準化された方法
■
ApplicationHA を使って、保守またはトラブルシューティングのためにアプリケーショ
ンを意図的に監視からはずす特殊なアプリケーションメンテナンスモード
主要な特徴
次に ApplicationHA の主要な特徴を示します。
■
Microsoft Exchange Server 2010、Microsoft Exchange Server 2007、Microsoft
SQL Server 2008 および 2008 R2、Microsoft IIS、Microsoft SharePoint Server
2010 などのエンタープライズアプリケーションのサポート
■
インストールと設定の簡単なワークフロー
■
vCenter の仮想マシンにまたがるシングルサインオン
■
ユーザー権限に基づく随意アクセス制御
■
Windows および Linux プラットフォームで動作するアプリケーションの管理用の単
一の GUI
■
GUI 上で設定されたアプリケーションのコンポーネントの依存関係を表示する機能
■
設定されたアプリケーションの統合されたビューを提供し、管理者が VMware 仮想
環境でアプリケーションを簡単に監視できるようにする単一のダッシュボードインター
フェース
■
ApplicationHA ゲストコンポーネントをインストールし、ライセンスを管理し、サイトリカ
バリのためのシングルサインオンを設定するための vSphere Client 統合オプション
第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
新機能
■
アプリケーション障害が発生した場合の仮想マシンの正常な再ブートを設定する機能
■
VMware SRM によって制御されるディザスタリカバリ環境でアプリケーション監視の
継続を維持する機能
■
Symantec Agent Pack リリースを通じて配布される継続的更新と追加のアプリケー
ションのサポート
新機能
Symantec ApplicationHA のこのリリースでの機能拡張は次のとおりです。
vSphere Client の機能拡張として統合される ApplicationHA のホーム
ページ
ApplicationHA のホームページは[Solutions and Applications]パネルの下で vSphere
Client と統合されるようになりました。
ApplicationHA のホームページを使って、次のタスクを実行できます。
■
ApplicationHA ゲストコンポーネントのインストール
■
ApplicationHA ライセンスの管理
■
VMware サイトリカバリ設定でのシングルサインオンの設定
Agent for Microsoft Exchange Server 2007
Microsoft Exchange Server 2007 用の Symantec ApplicationHA エージェントは、
Exchange 2007 のクライアント アクセス、ハブトランスポート、およびメールボックスサー
バーの役割に対応するさまざまなサービスを監視します。これらの役割を監視するエー
ジェントは ExchService2007、GenericService、IIS、MountMonitor、ServiceMonitor
です。
これらのエージェントがまだ動作していない場合は必要な Exchange サービスを開始し、
その状態を監視します。Symantec ApplicationHA Configuration Wizard を使って、
Microsoft Exchange Server 2007 を監視するように Exchange Server 2007 エージェ
ントを設定できます。
詳しくは、『Symantec ApplicationHA Agent for Microsoft Exchange Server 2007
設定ガイド』を参照してください。
Agent for FileShare
Fileshare の Symantec ApplicationHA エージェントはファイル共有の高可用性を実現
します。Agent for FileShare はサブフォルダを含め複数の共有フォルダの高可用性を
5
6
第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
新機能
保証します。このエージェントはコンピュータがサブフォルダを含め複数のフォルダを共
有できるようにし、共有フォルダの高可用性を実現します。
FileShare エージェントを使って、次のことを行うこともできます。
■
特定の共有またはサブフォルダの非表示の共有を作成する
■
リソースがオンラインになった後で作成されるサブフォルダを動的に共有する
Symantec ApplicationHA Configuration Wizard を使って、ファイル共有を監視する
ように FileShare エージェントを設定できます。
詳しくは、『Symantec ApplicationHA Agent for FileShare 設定ガイド』を参照してくだ
さい。
Agent for SAP NetWeaver
SAP NetWeaver の Symantec ApplicationHA エージェントは、仮想マシンでの SAP
R/3 と SAP NetWeaver の監視と制御を提供します。このエージェントは従来の基本アー
キテクチャと SAP J2EE の Web Application サーバーアーキテクチャ(NetWeaver)を
含む幅広い SAP 環境をサポートするように設計されています。
NetWeaver のエージェントは SAP インスタンスをオンラインにし、監視し、オフラインに
します。このエージェントはシステムプロセスとサーバー状態を監視し、障害が発生して
いる場合はインスタンスを終了できます。
SAP インスタンスは次のとおりです。
■
セントラルインスタンス
■
ダイアログインスタンス
Symantec ApplicationHA Configuration Wizard を使って、SAP を監視するように
SAP NetWeaver エージェントを設定できます。
詳しくは、『Symantec ApplicationHA Agent for SAP NetWeaver 設定ガイド』を参照
してください。
32 ビットオペレーティングシステムのサポート
このリリースで Symantec ApplicationHA は 32 ビットオペレーティングシステムのサポー
トを導入します。今すぐ ApplicationHA ゲストコンポーネントをインストールし、32 ビット
仮想マシンでアプリケーション監視を設定できます。
メモ: ApplicationHA Console は 64 ビットシステムでのみサポートされます。
第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
新機能
ApplicationHA によって開始される仮想マシンの再ブート
ApplicationHA は、ネーティブオペレーティングシステムコマンドを使って仮想マシンを
再起動するように ApplicationHA 自体を設定できる別のアプリケーション制御層を導入
します。仮想マシンを実際に再起動する前にまず他の健全なアプリケーションと依存コン
ポーネントを停止させる必要がある場合や、VMware HA が利用できない VMware 仮想
化環境において有用です。
ApplicationHA によって開始された再ブートは、VMware HA の機能とは関係なく機能
します。VMware HA を置換することを意図していません。ApplicationHA によって開始
される再ブートは、仮想化環境でカスタマイズされたアプリケーション管理およびリカバリ
プランを構築するのに役立つ追加の制御層を提供することによって、VMware HA を補
完します。
詳しくは、『Symantec ApplicationHA ユーザーズガイド』を参照してください。
ApplicationHA ゲストコンポーネントをインストールするための vSphere
Client 統合オプション
ApplicationHA は、複数の仮想マシンでゲストコンポーネントをインストールするための
vSphere Client 統合オプションを導入します。
このオプションを使って、VMware データセンター、クラスタ、または個々の仮想マシンレ
ベルで ApplicationHA ゲストコンポーネントをインストールすることを選択できます。
VMware vCenter Site Recovery Manager(SRM)のサポート
Symantec ApplicationHA では、仮想マシンのディザスタリカバリソリューションである
VMware SRM のサポートが追加されています。
Symantec ApplicationHA は SRM Server にインストールする必要があるコンポーネン
トを提供します。これらのコンポーネントは以下の機能を実行し、仮想マシンがリカバリサ
イトで起動された後アプリケーション監視機能を開始する際に役立ちます。
■
リカバリサイトで SRM Server にリカバリサイトの ApplicationHA Console クレデン
シャルを配備します。
■
保護サイトでリカバリサイトの ApplicationHA Console と仮想マシン間のシングルサ
インオンの設定を可能にします。この SSO 設定により、保護サイトの仮想マシン、
ApplicationHA Console、およびリカバリサイトの SRM Server 間の通信が可能にな
ります。
■
リカバリの手順結果を VMware 履歴状態レポートで提供します。
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第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
新機能
メモ: このリリースで、ApplicationHA は VMware SRM 環境で配備される 32 ビット
Windows Server 2003 R2 ゲスト仮想マシンをサポートしません。この制限は SRM 環境
のみに限られます。ローカルサイト設定では 32 ビット Windows Server 2003 R2 ゲスト
仮想マシンで ApplicationHA を設定できます。
ただし、SRM 環境のゲスト仮想マシンでは、ApplicationHA は 64 ビット Windows
Server 2003 R2 と他のサポート対象のオペレーティングシステムをサポートします。
サポート対象のオペレーティングシステムのリストについては、『Symantec ApplicationHA
インストール/アップグレードガイド』を参照してください。
Windows と Linux の両方でアプリケーションを管理するための単一の
ダッシュボード
Symantec ApplicationHA は、VMware 仮想化環境でアプリケーションを監視するため
のダッシュボードインターフェースを導入します。このダッシュボードを使って Windows
と Linux の両方でアプリケーションを監視できます。ApplicationHA ダッシュボードは
VMware vSphere Client GUI の[ApplicationHA]タブに統合されています。
このダッシュボードを使って、VMware vCenter によって管理されるデータセンターまた
は VMware クラスタでアプリケーションの総合的な健全性を確認できます。仮想マシン
にドリルダウンし、管理タスクを実行することもできます。
このダッシュボードを使って次の管理タスクを実行できます。
■
アプリケーションを起動する
■
アプリケーションを停止する
■
アプリケーション監視を開始する
■
アプリケーション監視を停止する
■
アプリケーションをメンテナンスモードにする
■
アプリケーションのメンテナンスモードを終了する
このリリースでは、vSphere Client のデータセンターレベルのビューでの ApplicationHA
ダッシュボード機能サポートは「試験的に」提供されています。vSphere Client のインベ
ントリビューでデータセンターを選択し、[ApplicationHA]タブをクリックすると、ダッシュ
ボードのデータセンタービューが表示されます。タブの名前は[ApplicationHA
(Experimental)]に変わります。
ダッシュボードはデータセンターの一部である仮想マシンで設定されたアプリケーション
についての正確な情報を表示します。ただし、データ更新の遅延が発生する場合があり
ます。更新時間は ApplicationHA で設定される仮想マシンの数によって左右される場
合があります。
第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
新機能
実働環境でこの機能を使うことができます。データ、アプリケーション、アプリケーション監
視設定および機能にはまったくリスクがありません。
これは vSphere Client の VMware クラスタレベルのビューでのダッシュボード機能サ
ポートには影響しません。
この「試験的な」機能で発生した問題についてフィードバックまたは報告をお送りくださる
場合は、シマンテックテクニカルサポートまでご連絡ください。シマンテックは、データ更
新時間に関連する問題に関して、トラブルシューティングや修正の提供をお約束いたし
ません。発生したその他の問題につきましては、通常どおりサポートを提供いたします。
省略可能なオプションとしてデータセンターレベルでダッシュボードを無効にするには、
次の手順を実行します。
1.
ApplicationHA Console をホストするシステムで、次のフォルダにナビゲートします。
<SystemDrive>:¥Program Files¥Veritas¥VRTSsfmh¥bin
2.
次のいずれかの手順を実行します。
■
データセンターの[ApplicationHA (Experimental)]タブを無効にするには、次
のコマンドを実行します。
InstallPath¥ApplicationHA¥bin¥ExperimentalFeatures.pl -disable
通常、InstallPath は次のとおりです。
C:¥Program Files¥Veritas¥
■
データセンターの[ApplicationHA (Experimental)]タブを有効にするには、次
のコマンドを実行します。
InstallPath¥bin¥ExperimentalFeatures.pl -enable
通常、InstallPath は次のとおりです。
C:¥Program Files¥Veritas¥
[ApplicationHA (Experimental)]タブはデフォルトで有効になっています。
3.
vSphere Client を再起動します。
監視されるアプリケーションのコンポーネントの依存関係を視覚化する
機能
Symantec ApplicationHA はさまざまな設定されたアプリケーションとそのコンポーネン
ト間の依存関係を表示するためのグラフィックユーティリティを提供します。Component
Dependency ユーティリティは VMware vSphere Client GUI の[ApplicationHA]タブ
にボタンとして表示されます。このボタンをクリックすると、グラフに、監視されるサービスグ
ループ別にアプリケーションが、そしてリソース別に監視されるアプリケーションのコンポー
ネントが表示されます。ツールのヒントは各リソースまたはサービスグループの状態をハイ
ライトします。
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第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
ソフトウェアの制限事項
ソフトウェアの制限事項
製品のこのリリースには次の制限事項が適用されます。
ApplicationHA ゲストコンポーネントのインストールパスがデフォルトで
常に C: ドライブに設定される
これは、vSphere Client メニューからApplicationHA ゲストコンポーネントをインストール
する場合に該当します。
ゲストコンポーネントインストーラは、オペレーティングシステムがインストールされている
ドライブを検出できません。インストーラはデフォルトのインストールパスを常に C:¥Program
Files¥Veritas に設定します。%SystemDrive% が D:、E:、またはその他のドライブ文字
であっても、インストーラは常にデフォルトで C: ドライブに設定されます。
ただし、インストールウィザードでインストールパスを編集できます。C: がシステムドライブ
ではない場合は、システムの正しいインストールパスを指定してください。 (2388827)
ApplicationHA Dashboard は仮想マシンごとに最大 30 の(アプリケー
ション)コンポーネントグループをサポートする
Symantec ApplicationHA は設定されたアプリケーションを監視するためのダッシュボー
ドインターフェースを導入します。このリリースでは、ダッシュボードが仮想マシンごとにサ
ポートする(アプリケーション)コンポーネントグループの数は 30 のみです。
DBCS 文字はサポートされない
このリリースでは 2 バイト文字セット(DBCS)文字はサポートされません。ユーザー名、シ
ステム名、ディレクトリパス、アプリケーションインスタンス名、アプリケーションコンポーネ
ント名などのオブジェクトに DBCS 文字を含まないでください。Symantec ApplicationHA
Console およびゲストコンポーネントのインストール時に指定したシステム名とディレクトリ
パスに DBCS 文字が含まれていても、正常にインストールを完了できます。ただし、
ApplicationHA Console 上で仮想マシンの管理者アカウントを設定できません。
Symantec ApplicationHA Configuration Wizard はアプリケーション監視の設定に失
敗し、VMware vSphere Client の ApplicationHA ビューは仮想マシンの状態を表示し
ないことがあります。(2124936)
アプリケーション監視がクラスタディスクグループで設定されるマウントに
対してサポートされない
このリリースでは、クラスタディスクグループで作成されるボリュームとマウントに対するア
プリケーション監視はサポートされません。Storage Foundation for Windows(SFW)
第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
既知の問題
を使って管理されるストレージを監視する場合は、動的ディスクグループを使います。
(2126853)
マップしたネットワークドライブのアプリケーション監視がサポートされな
い
Symantec ApplicationHA はマップしたネットワークドライブのアプリケーション監視をサ
ポートしません。
既知の問題
製品のこのリリースには、次の既知の問題が存在します。
アプリケーション監視設定がフリーズする
この問題は、ホスト名がハイフンで始まるシステムでアプリケーション監視を設定する場合
に発生します。(2038685)
アプリケーション監視設定がフリーズし、vSphere Client の ApplicationHA ビューにア
プリケーションの状態が表示されないことがあります。設定されたアプリケーションが失敗
すると、ApplicationHA はアクションを実行しません。
ホスト名がハイフンで始まるシステムの場合、ApplicationHA をインストールし、これらの
システムでアプリケーション監視を設定する前に、名前を変更することをお勧めします。
VMware Snapshots の操作中および仮想マシンの移行中の問題
Symantec ApplicationHA がアプリケーションを監視しているシステムで仮想マシンの
管理を実行中に、以下の問題が起きることがあります。
■
仮想マシンのスナップショットの操作中
仮想マシンのスナップショットを作成している間に、ApplicationHA ビューが一時的
にフリーズし、監視するアプリケーションの現在の状態が表示されない場合がありま
す。またスナップショットから復帰した後、仮想マシンが操作の完了後に再ブートする
ことがあります。
vSphere Client の[Tasks & Events]タブの[Events]ビューに次の警告メッセージ
が表示されます。
Application heartbeat failed for <virtualmachinedisplayname> on <ESX host>
in cluster <clustername> in <datacentername>
Application heartbeat status changed to appStatusRed for
<virtualmachinedisplayname> on <ESX host> in cluster <clustername> in
<datacentername>
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第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
既知の問題
Application heartbeat status changed to appStatusGreen for
<virtualmachinedisplayname> on <ESX host> in cluster <clustername> in
<datacentername>
■
仮想マシンを代替 ESX ホストへと移行中
仮想マシンの移行を開始すると、ApplicationHA ビューが一時的にフリーズし、監視
するアプリケーションの現在の状態が表示されない場合があります。
vSphere Client の[Tasks & Events]タブの[Events]ビューに次の警告メッセージ
のインスタンスが複数表示されます。
Application heartbeat status changed to appStatusGray for
<virtualmachinedisplayname> on <ESX host> in cluster <clustername> in
<datacentername>
Application heartbeat status changed to appStatusGreen for
<virtualmachinedisplayname> on <ESX host> in cluster <clustername> in
<datacentername>
回避策
これは VMware HA に関する既知の問題です。この問題の Hotfix について詳しくは次
の VMware ナレッジベースの記事を調べてください。
http://kb.vmware.com/kb/1027413
スナップショットを操作する、または仮想マシンを移行する前に、仮想マシンでアプリケー
ションハートビートを無効にする(ApplicationHA ビューの[Disable Application
Heartbeat]ボタンを無効化)ことを推奨します。仮想マシンの管理アクティビティが完了
した後、アプリケーションハートビートを再び有効にします(ApplicationHA ビューの
[Enable Application Heartbeat]ボタンを有効化)。
Symantec ApplicationHA コマンドがロケール設定どおりに時間を表示
しない
この問題は出力で日付とタイムスタンプを表示するすべての ApplicationHA コマンドで
発生します。日付とタイムスタンプがシステムのロケール設定どおりに表示されません。英
語でのみ表示されます。 (2142740)
[ApplicationHA]タブはフリーズすることがある
vSphere Client コンソールの[ApplicationHA]タブは ApplicationHA が仮想マシンと
の接続を確立できない場合にフリーズすることがあります。ApplicationHA ビューのアプ
リケーション状態がハングアップ状態のため更新されません。 (2125902)
回避策
これは仮想マシンが ApplicationHA http 要求に応答できない場合に起きることがあり
ます。仮想マシンは、中断状態に移行したか、代替 ESX ホストへの移行中です。
第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
既知の問題
次の処理を実行します。
■
仮想マシンの電源が入っており、ネットワーク経由でアクセス可能であることを確認し
ます。
■
[ApplicationHA]タブを閉じ、再び開きます。
vSphere Client で、別の仮想マシンをクリックし、元の仮想マシンを再度クリックして、
[ApplicationHA]タブを選択するか、または vSphere Client を終了し、再び起動し
ます。
インストールディレクトリに複数のパーセント記号(%)が含まれる場合、
ApplicationHA Console インストールでエラーが発生し、プラグイン登録
が失敗する
この問題は Symantec ApplicationHA Console Installer を使って ApplicationHA
Console をインストールしているときに発生します。[System Validation]パネルで、イン
ストールディレクトリを連続する複数のパーセント記号(%)を含むパスへとカスタマイズし
た場合、ウィザードは検証チェックを正常に完了し、先に進めるようになります。ただし、
[Post-install Summary]パネルの[Next]をクリックすると、「Failed to create private
domain. The system cannot find the path specified」エラーが表示されます。エラー
メッセージの[Ok]をクリックし、インストールを進めることができます。ただし、インストール
ワークフローが完了した後、ウィザードは vCenter Server で ApplicationHA プラグイン
を登録できません。
Console Server で利用可能な PluginMgmt.bat ユーティリティを使ってプラグイン登録
を確認すると、プラグインの状態にはプラグインがすでに登録されていると表示されます。
ただし、vCenter Server で利用可能な Plug-in Manager でプラグインの状態を確認す
ると、プラグインの状態は「Download & Install」と表示されます。
回避策
ApplicationHA Console インストールウィザードを再び起動し、複数のパーセント記号
(%)を含まない有効なパスを指定します。
Veritas Operations Manager がアンインストールされた場合
ApplicationHA が動作できなくなる
Veritas Operations Manager(VOM)の管理対象ホストコンポーネントは、ApplicationHA
のインストール中に Console Server とゲスト仮想マシンにインストールされます。Windows
の[プログラムの追加と削除]では、VOM 用の個別のエントリが作成されます。 (2361128,
2323516)
VOM をアンインストールすると VRTSsfmh パッケージが削除され、ApplicationHA 機
能が解除されます。sfmh パッケージには「Veritas Storage Foundation Messaging
Service(xprtld)」が含まれています。 これは ApplicationHA と VOM の両方によって
使われます。
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第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
既知の問題
メモ: この問題は Veritas Operations Manager Central Server をアンインストールする
ときにも発生します。
回避策
次の手順を実行します。
1
ApplicationHA のソフトウェアディスクをシステムドライブに挿入し、Pkgs¥Common
ディレクトリにナビゲートします。
Veritas Operations Manager Central Server をアンインストールした場合は、
Pkgs¥Common¥x64 ディレクトリにナビゲートする必要があります。
2
VRTSsfmh.msi を実行します。
3
ApplicationHA ゲストインストールを修復します。
Veritas Operations Manager Central Server をアンインストールした場合は、
ApplicationHA Console インストールを修復する必要があります。
ApplicationHA Console またはゲストインストールの修復はアプリケーション設定に
影響しません。このため、Console およびゲストインストールを修復した後、アプリケー
ションを再設定する必要はありません。
メモ: ApplicationHA Console のアプリケーション監視を設定した場合は、インストー
ルを修復する前に設定を解除する必要があります。インストールの修復が完了した
後、そのアプリケーション監視を再設定する必要があります。
ApplicationHA SSO が設定されている場合 VOM CS インストールが中止
される
ApplicationHA ゲストコンポーネントがインストールされ、ApplicationHA Console でシ
ングルサインオンが設定されている場合に仮想マシンで VOM Central Server をインス
トールすると、Central Server インストールが中止されます。 (2376384)
回避策:
ApplicationHA ゲストコンポーネントのインストール中にシングルサインオンの設定をス
キップします。ゲストコンポーネントのインストールが完了した後、VOM CS をインストール
してから、[ApplicationHA]タブを使って ApplicationHA シングルサインオンを設定し
ます。
または、最初に VOM CS をインストールしてから、ApplicationHA ゲストコンポーネント
をインストールします。この回避策の場合には、ゲストコンポーネントのインストール中に
シングルサインオンを設定できます。
第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
既知の問題
vSphere Client 統合メニューを使って ApplicationHA ゲストコンポーネン
トをインストールすると「Failed to log-on...」エラーが表示されて失敗する
場合がある
ApplicationHA ゲストコンポーネントを vCenter 統合メニューを使ってインストールして
いるとき、インストールワークフローは正常に完了します。ただし、タスクがインストールの
ためにキューに格納された後で一部の仮想マシンで「Failed to log-on」エラーが表示さ
れてインストールが失敗する場合があります。 (2361891)
また、vSphere Client を使ってこれらの仮想マシンに接続しようとすると「MKS error...」
が表示される場合があります。
回避策
■
次の場所にある VMware KB を参照します。
http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?
language=en_US&cmd=displayKC&externalId=749640
■
インストールが失敗した仮想マシンを再起動します。
■
問題が解消されない場合は、ネットワーク管理者に問い合わせます。
vMotion が原因で健全性ビューとダッシュボード更新で遅延が発生する
VMware vMotion が有効になっている仮想マシンでアプリケーション監視を設定した場
合、アプリケーションで障害が発生し、仮想マシンが再ブートすると vMotion 処理がトリ
ガされます。 (2363462)
vMotion により、再ブート後、仮想マシンが起動し、アプリケーションは新しい ESX ホス
トのフェールオーバー仮想マシンでオンラインになります。アプリケーションがオンライン
であっても、ApplicationHA の健全性ビューとダッシュボードはわずかに遅れてアプリ
ケーション状態を反映します。
vMotion の後、アプリケーションで障害が発生している場合でもアプリ
ケーションハートビートの状態に「appStatusGreen」が表示される
アプリケーションの障害が発生した後、VM の再ブートの代わりに VMware vMotion を
トリガすると、アプリケーションで障害が発生している場合でも、仮想マシンの[Tasks and
Events]にアプリケーションの状態が「appStatusGreen」として表示されます。 (2363487)
この問題は VMware vSphere Client 4.0 と 4.1 を使っている場合に確認されます。
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第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
既知の問題
テストリカバリ中、両方のサイトの ApplicationHA ダッシュボードに更新
が表示される
テストリカバリの VMware クラスタネットワークが、フェールオーバーした仮想マシンが保
護サイトの ApplicationHA Console と通信できる(MAC アドレスが保護サイトのアドレス
と同じであるため)ように設定されている場合、アプリケーション監視のために実行された
管理タスクによる更新は両方のサイトの ApplicationHA ダッシュボードで反映されます。
(2363496)
ゲストインストールがエラー「Failed to launch the guest installer process」
により失敗する
この問題は、vSphere Client メニューを使って ApplicationHA ゲストコンポーネントをイ
ンストールするときに確認されます。
インストールワークフローが完了した後、仮想マシンはインストールのためにキューに格
納されます。ただし、vSphere Client タスクで「Failed to launch the guest installer
process」エラーが表示されてインストール処理を開始できない場合があります。
回避策
インストールが失敗した仮想マシンで、インストールウィザードを再び実行します。
ApplicationHA ビューを複数回更新するとネットワーク接続エラーが表
示される
この問題は、通常、IE7 ブラウザの場合に確認されます。
ApplicationHA ビューは 60 秒ごとにアプリケーション状態を更新します。ただし、手動
で ApplicationHA ビューを複数回更新する場合にネットワークエラーが発生すると、IE
にネットワーク接続エラーが表示されます。 (2379946, 2379707)
エラーメッセージの[Ok]をクリックし、vSphere Client で別の仮想マシンをクリックすると、
[ApplicationHA]タブには不明なアプリケーションというアプリケーション状態が表示さ
れます。
この問題は、ApplicationHA ビューを更新し、同時に仮想マシンをリセットする場合にも
発生します。
回避策
詳しくは、Microsoft 社の次のサポート技術情報の記事を参照してください。
http://support.microsoft.com/kb/927917#more_information
第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
既知の問題
17
Tab キーを使ったフィールド選択が[vCenter Server User Details]パネ
ルで動作しない場合がある
この問題は vSphere Client メニューを使って ApplicationHA ゲストコンポーネントをイ
ンストールするときに[vCenter Server User Details]パネルで発生します。この問題は、
通常、Adobe FlashPlayer バージョン 10.1 がシステムにインストールされている場合に
確認されます。 (2362878)
回避策
入力を指定するには、各フィールドをクリックする必要があります。
仮想マシンの管理者アカウントクレデンシャルに特殊文字が含まれる場
合、SSO 設定が失敗する
仮想マシンと Console ホスト間のシングルサインオン(SSO)設定では、仮想マシンのシ
ングルサインオンを設定するための仮想マシン管理者アカウントが指定されます。管理者
アカウントクレデンシャルに次の特殊文字が含まれる場合、この設定は失敗します。
■
&(アンパサンド)
■
*(アスタリスク)
■
%(パーセント)
■
+(プラス)
vSphere Client の[ApplicationHA]タブから仮想マシンにログオンしようとすると、構文
エラーダイアログが表示されます。 (2385156)
ストレージが切断されている場合でも ApplicationHA ビューにマウントポ
イントの状態が緑色で表示される
この問題はアプリケーション監視の設定に共有ストレージに存在するマウントポイントが含
まれる場合に起きることがあります。共有ストレージと仮想マシン ESX ホストの間のネット
ワークが切断されている場合でも ApplicationHA ビューにマウントポイントの状態がマウ
ント済みでアクセス可能として表示されます。
vSphere Client の[Tasks And Event]タブの[Events]ビューに、ストレージの切断を確
認する以下のメッセージが表示されることがあります。
Lost access to volume <vol> (SharedDataStore) due to connectivity issue.
Recovery attempt is in progress and outcome will be reported shortly.
設定されたマウントポイントを監視する Symantec ApplicationHA MountMonitor エー
ジェントはストレージの非可用性を検出できません。
ストレージが接続されると、アプリケーション監視は通常に戻ります。
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第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
既知の問題
Symantec ApplicationHA インストーラがワークグループ内のシステムの
検出に失敗する
この問題は、ゲストコンポーネントをワークグループに属する Windows システムにインス
トールする際に発生します。
インストーラは、ワークグループの名前が「Workgroup」でない場合にワークグループシ
ステムの検出に失敗します。[System Selection]ページの[browse systems]ダイアロ
グボックスに該当するシステムが表示されません。(2110460)
回避策
次のいずれかの方法を使って、該当するワークグループシステムを追加できます。
■
[System Selection]ページの[Add]ボタンを使って個々のワークグループシステム
を手動で追加します。
■
複数のワークグループシステムを同時に追加するには、仮想マシンの表示名を使っ
てシステムを指定します。インストーラには vCenter インベントリ内のシステムを検出
するためのオプションが用意されています。
Storage Foundation for Windows(SFW)をアンインストールした後の
VRTSPerl の問題
この問題は、Storage Foundation for Windows(SFW)がインストールされているシステ
ムで Symantec ApplicationHA を設定する場合に発生します。SFW をシステムからア
ンインストールすると、Symantec ApplicationHA によって使われる Perl のコンポーネ
ント(VRTSPerl)も削除されます。(2140464, 2137991)
回避策
SFW を削除後、システムの Symantec ApplicationHA インストールを修復します。
Windows の[プログラムの追加と削除]から、ApplicationHA コンポーネントを選択し、
[Change]をクリックしてインストーラを起動します。[Repair]オプションを選択し、ウィザー
ドを完了します。
インストールの修復について詳しくは、『Symantec ApplicationHA インストール/設定ガ
イド』を参照してください。
フォルダのマウントパスにアンパサンド(&)が含まれている場合、設定
ウィザードが失敗することがある
この問題は、Symantec ApplicationHA Configuration Wizard を使ってアプリケーショ
ン監視を設定するときに発生します。パスにアンパサンド(&)文字が含まれるフォルダの
マウントを選択すると、アプリケーション監視設定タスクの実行中にウィザードは失敗する
ことがあります。(2132797)
第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
既知の問題
ウィザードの[Implementation]パネルに次のエラーが表示されます。
Invalid name in entity.[Ln: #, Col: #]
回避策
Symantec ApplicationHA Configuration Wizard を使ってアプリケーション監視を設
定する場合、フォルダのマウントパスにアンパサンド(&)文字を使わないでください。
この文字を使う必要がある場合は、コマンドラインから VCS コマンドを使って
MountMonitor エージェントのリソースを設定します。
FileShare エージェントが共有上で権限を拒否されたユーザーを監視し
ない
この問題は、Symantec ApplicationHA Configuration Wizard を使ってアプリケーショ
ン監視のためのファイル共有を設定した後で発生します。ユーザーが設定された共有に
対して 1 つ以上の権限を拒否された場合、FileShare エージェントはこのようなユーザー
を監視しません。ただし、ウィザードは共有を正常に監視します。 (2321053)
回避策
この問題の回避策はありません。
FileShare エージェントが CD-ROM および DVD-ROM ドライブ共有をサ
ポートしない
この問題は、Symantec ApplicationHA Configuration Wizard を使ってアプリケーショ
ン監視のためのファイル共有を設定するときに発生します。CD-ROM または DVD-ROM
ドライブ共有の監視を設定する場合、ウィザードは監視のためのこのような共有を設定で
きません。 (2311779)
回避策
この問題の回避策はありません。
ApplicationHA Configuration Wizard がメールボックスデータベースの
名前で特定の特殊文字と記号をサポートしない
この問題は Symantec ApplicationHA Configuration Wizard を使ってアプリケーショ
ン監視のための Exchange 2007 メールボックスデータベースを設定しているときに発生
します。データベース名のいずれかに以下に示す以外の特殊文字をまたは記号が含ま
れる場合、ウィザードは監視のためのデータベースを設定できません。ウィザードはすべ
ての英数字と次の特殊文字および記号をサポートします: (2281068)
~
波形符
*
アスタリスク
}
終了の波カッコ
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第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
既知の問題
!
感嘆符
(
開始カッコ
|
パイプ、縦線
@
アットマーク
)
終了カッコ
:
コロン
#
シャープ記号
_
下線文字
?
疑問符
$
ドル記号
+
プラス記号
[
開始の角カッコ
%
パーセント
?
マイナス記号
]
終了の角カッコ
&
アンパサンド
{
開始の波カッコ
.
ピリオド、終止符
回避策
この問題の回避策はありません。
ApplicationHA Configuration Wizard が多数のファイル共有のための
監視を設定できない
この問題は Symantec ApplicationHA Configuration Wizard を使ってアプリケーショ
ン監視のための多数のファイル共有を設定しているときに発生します。ウィザードは
[ApplicationHA Configuration]パネルで[Configure application monitoring]タス
クを実行しているときに共有を設定できません。 (2321442)
回避策
この回避策は、Symantec ApplicationHA Configuration Wizard が共有を設定でき
なかった場合にのみ使ってください。
ゲストコンピュータの CLI を使って、コマンドプロンプトで次のコマンドを入力します。
%ProgramFiles%¥Veritas¥VRTSsfmh¥bin¥xprtlc.exe -l "https://
localhost:5634/vcs/admin/createAppMonHBSG.pl?&ID=CustomApplication&
params=<Cmd><ID>CreateVMWHBSG</ID><ServiceGroups><Name>FileShare_SG</
Name></ServiceGroups></Cmd>";
MountMonitor リソースがアプリケーションインストールパスに対して作
成されない
この問題は次の場合に発生します。
■
サポート対象のサードパーティアプリケーション(Microsoft Exchange Server 2007、
SQL Server 2008 など)がローカルドライブ以外のドライブにインストールされている。
■
アプリケーションの監視が Symantec ApplicationHA Configuration Wizard を使っ
て設定されている。
■
アプリケーションのインストールパスがアクセス不能になっている。
第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
既知の問題
このような場合、MountMonitor リソースはアプリケーションのインストールパスに対して
作成されません。 (2325795)
回避策
アプリケーションのインストールパスに対して手動で MountMonitor リソースを作成する
必要があります。
ApplicationHA agent for SharePoint Server 2010 でのメモリリーク
メモリリークは Symantec ApplicationHA agent for SharePoint Server 2010 で発生
します。この問題は IIS 7.0 を使っている場合に発生します。IIS 7.0 用の Windows
Management Instrumentation(WMI)プロバイダがメモリをリークするためです。
(2210349)
次のいずれかに類似したエラーメッセージが表示される場合があります。
provider not found
または
provider initialization fail
回避策
IIS 7.0 を削除し、代わりに IIS 6.0 を使います。
データベース名に二重引用符が含まれる場合、ApplicationHA
Configuration Wizard が SQL インスタンスを検出できない
この問題は、SQL Server 2008 または 2008 R2 のアプリケーション監視を設定している
ときにインスタンスのデータベース名に二重引用符が含まれていると発生します。このよ
うな場合、SQL Server はデータベースだけでなく、インスタンスも検出できません。
(2208925)
回避策
データベース名から二重引用符を削除するか、CLI を使って SQL Server 2008 または
2008 R2 のアプリケーション監視を設定します。
基になる SQL Server で障害が発生した場合でも SharePoint Server
2010 アプリケーションおよびサービスがオンラインのままである
SharePoint Server 2010 の Symantec ApplicationHA エージェントは、SharePoint
Server アプリケーションおよびサービスの監視サポートを提供します。このエージェント
は基になる SQL Server データベースの監視サポートを提供しません。
このため、SQL Server で障害が発生した場合でも、SharePoint Server アプリケーショ
ンおよびサービスはオンラインのままです。 (2212860)
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第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
5.1 SP2 でのソフトウェアの修正と機能拡張
SharePoint Server 2010 アプリケーションおよびサービスが Farm User
クレデンシャルが変更された場合でもオンラインのままである
SharePoint Server アプリケーションおよびサービスを設定した後で FarmAdminAccount
および FarmAdminPassword 属性の値を変更した場合、設定されたアプリケーションお
よびサービスは引き続きオンラインのままです。
変更されたクレデンシャルを反映する場合は、アプリケーションおよびサービスの設定を
解除し、再設定する必要があります。 (2212853)
ApplicationHA を使って IIS サイトを監視するときに WMI でメモリリーク
が発生する
Windows Server 2008 オペレーティングシステムで、Symantec ApplicationHA を使っ
て IIS でホストされるサイトを監視するときに Windows Management Instrumentation
(WMI)でメモリリークが発生します。この問題は IIS 7.o WMI プロバイダが IIS サーバー
にインストールされている場合に発生します。 (2077342)
回避策
これは既知の Microsoft 社の問題です。この問題を解決するには、以下を実行します。
■
IIS 6.0 WMI プロバイダのみが IIS サーバーにインストールされていることを確認しま
す。
■
[Web Server (IIS)]役割の下で、[IIS 6 WMI Compatibility]役割サービスがイン
ストールされていて、[IIS Management Scripts and Tools]がインストールされて
いないことを確認します。
5.1 SP2 でのソフトウェアの修正と機能拡張
ここでは、Symantec ApplicationHA 5.1 SP2 リリースで修正された Symantec
ApplicationHA for Windows インシデントに関する情報を提供します。
表 1-1 に、Symantec ApplicationHA 5.1 SP2 リリースで修正された問題とソフトウェア
機能拡張を示します。
問題は対応するインシデント番号によって参照されます。
第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
5.1 SP2 でのソフトウェアの修正と機能拡張
ApplicationHA 5.1 SP2 で修正された問題と機能拡張
表 1-1
インシデント 説明
番号
2266698
この問題は、Symantec ApplicationHA Configuration Wizard を使ってサービ
スのアプリケーション監視を設定するときに発生します。
サービスの名前のいずれかに「'」(アンパサンド)が含まれる場合、ウィザードはサー
ビスの監視を設定できません。
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第 1 章 Symantec ApplicationHA リリースノート
5.1 SP2 でのソフトウェアの修正と機能拡張