(証券コード: 1405) 【株主の皆さまへ】 第48期 中 間 報 告 書 2015年11月1日~2016年4月30日 株主の皆さまへ 「快適」 「健康」 「省エネ」 「環境」 をキーワードに競争力の強化に努め、 厳しい経営環境を克服しつつ、 成長への歩みを続けていきます。 平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。 ここに、当社第48期中間期(2015年11月1日から2016年4月30日まで)のご報告を申し上げます。 中間期は増収及び大幅な増益 当中間期におけるわが国経済は、政府の各種景気刺激策の継続により、企業の設備投資に持ち直しが見られる等、景気は緩やか な回復基調が続きました。一方で、中国を始めとするアジア新興国や資源国等の景気が下振れし、わが国の景気が下押しされるリ スクがあり、先行きに注意を払う状況となりました。 住宅業界におきましては、雇用・所得環境の改善が続いているほか、住宅ローンの低金利の継続、住宅取得資金贈与の非課税措 置の拡充等の諸施策が講じられたこと等で、新設住宅着工戸数は、持ち直しの傾向が続きました。 このような状況の下、当社グループは住まいづくりに関する総合的なサービスを展開し、人と住まいと環境における最高のクオリティ の実現を目指すとともに、当社グループ4社が有する技術・商材・サービス・顧客基盤等のリソースを相互に活用し、シナジー効果の最 大化に努めてまいりました。 住宅事業におきましては、コア技術である「外断熱・二重通気工法」を柱とした顧客層の拡大に努めてまいりました。具体的には、 全館調湿換気システム搭載の高付加価値商品「Best-air(ベステア) 」の拡販を図るとともに、サーラ・制震フレームや乾燥無垢ひ のき等、付加価値を高める多彩なアイテムを積極的に提案し、受注強化に取り組んでまいりました。分譲面では、長期優良住宅認 定を受けた高水準な基本性能に加え、長期保証・定期点検によるサポートを兼ね備えた、高付加価値で魅力的な分譲住宅の提供、 販売強化に取り組んでまいりました。また、市場にマッチした弾力的な価格対応により、 在庫回転率の向上を目指してまいりました。 住宅部資材加工・販売事業におきましては、躯体販売を中心とした未販売商材・サービスの提案強化や新規顧客開拓による販売 先の拡大等、販売強化に取り組んでまいりました。また、木質建材や外壁工事といった主力商材の粗利益率改善や一般管理費の削 減に取り組み、一層の収益性の向上に努めてまいりました。 この結果、当中間期の連結売上高は15,025百万円(前年同四半期比8.8%増)、営業利益は218百万円(前年同四半期比 236.9%増) 、経常利益は240百万円(前年同四半期比189.8%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は122百万円(前年同四半 期比361.4%増)となり、増収増益を達成しました。 配当について 配当につきましては、上場以来10年間、「安定配当として10円、又は業績連動配当として連結当期純利益の30%程度に相当す る額のいずれか高い方を配当する」を利益還元の基本方針とし、配当してまいりました。 当期の中間配当につきましては、平成27年12月10日にご報告したとおり、10円の配当をいたします。 01 連結業績・財務ハイライト 中間期実績 ・増収及び大幅な増益となりました。 中間期実績 [単位:百万円] 2015年4月期 売上高 2016年4月期 増減 増減率 13,805 15,025 1,219 8.8% 営業利益 64 218 153 236.9% 経常利益 82 240 157 189.8% 親会社株主に帰属する中間純利益 26 122 95 361.4% 売上高・経常利益率 売上高 営業利益・経常利益 (単位:百万円) 経常利益率 16,661 16,292 709 731 664 692 15,025 4.4% 4.2% 14/4 13/4 218 240 1.6% 0.6% 12/4 (単位:百万円) 経常利益 812 829 16,778 13,805 5.0% 営業利益 64 15/4 16/4 12/4 13/4 14/4 82 15/4 16/4 財務ハイライト 30,000 24,000 総資産・純資産 22,554 23,446 総資産 純資産 (単位:百万円) 2,000 23,432 18,000 12,000 7,365 7,494 14/10 15/10 (単位:円) 40 自己資本比率 (単位:%) 31.5 1,600 1,394.16 1,420.88 1,425.09 32 1,200 24 800 16 400 8 31.0 28.2 7,521 6,000 0 1株当たり純資産 16/4中 0 14/10 15/10 16/4中 0 14/10 15/10 16/4中 02 サーラグループの資本統合について 当社、サーラコーポレーション及び中部瓦斯並びにかかる3社の子会社を含めた41社で構成されるサーラグループは、愛知県東 部と静岡県西部を地盤として、都市ガス、LPガス等のエネルギー供給事業、戸建住宅の建設・販売事業、設備・土木・建築事業等 を展開しております。 サーラグループは、明治42年の豊橋瓦斯の創業以来、総合生活産業への飛躍を目指して多角化を推進し、中部瓦斯、ガステック サービス、中部、サーラカーズジャパン、サーラ住宅の中核5社体制で成長を実現してまいりました。 その後、平成5年にグループ統一の基本理念を制定し、平成16年には「SALA(サーラ) 」を共通のブランドとして掲げ、当社、サー ラコーポレーション、中部瓦斯の上場3社が、それぞれ経営の独立性を保ちながら、グループの連携を強化してまいりました。 しかしながら、エネルギー自由化、少子高齢化、省エネ化などに伴う地域・社会の変化を展望いたしますと、現体制での部分的 な連携にとどまらず、サーラグループが一体となって、地域の暮らしやビジネスを総合的にサポートしていく事業展開とすること が、持続的な成長のために必要であるとの認識のもと、3社は将来に向けた相互の協力体制のあり方について協議・検討を重ねて まいりました。その結果、サーラコーポレーションが株式交換により当社及び中部瓦斯を完全子会社化し、迅速な意思決定と機動 的な事業展開を行うことができる資本関係に再編し、経営資源の最適配分とお客さま基盤の有効活用によって、住まい事業及びエ ネルギー事業を強化し、サーラグループとしてさらなる企業価値の向上を実現できると判断するにいたりました。 今後、サーラグループは、グループ内の事業再編や構造改革を通じて、ガバナンスの強化、お客さま基盤の活用と強化、総合的 な事業展開、一層の経営効率化を推進してまいります。 ご挨拶 当社とサーラコーポレーションは、平成28年4月6日開催のそれぞれの取締役会にお いて、当社を株式交換完全子会社、サーラコーポレーションを株式交換完全親会社とす る株式交換契約を決議し、6月8日開催の当社臨時株主総会において、本株式交換につ いてご承認いただきました。これにより、 当社は本年6月28日に上場廃止となりました。 株主の皆さまにおかれましては、平成17年の上場以来11年間の長きにわたって、ご 支援いただきましたことに、深く御礼申し上げます。 今後、当社といたしましては、 業績の向上を通じてサーラグループの企業価値を高め、 代表取締役社長 株主の皆さまの期待に応えてまいりたいと考えております。 当社の株式をお持ちの株主様には、本年7月1日を株式交換の効力発生日として、サー ラコーポレーションの株式が割当てられることとなりますが、引き続き当社並びにサー ラグループへのご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。 03 株式交換についてのご案内 当社は、平成28年6月8日開催の臨時株主総会において、当社を株式交換完全子会社、サーラコーポレーションを株式交換完全 親会社とする株式交換の実施について承認をいただきました。これにより、平成28年7月1日を効力発生日とする株式交換を行い、 当社はサーラコーポレーションの完全子会社となります。つきましては、その要旨についてご案内申し上げます。 なお、本株式交換の詳細につきましては、当社ホームページに掲載しております「株式会社サーラコーポレーションによる中部 瓦斯株式会社及びサーラ住宅株式会社の完全子会社化に関する株式交換契約締結のお知らせ」をご覧ください。 ▋本株式交換に係る割当ての内容 会社名 ▋単元未満株式の取扱い サーラコーポレーション 当社 1 1.30 株式交換に係る割当比率 本株式交換に伴い、サーラコーポレーションの単元未満株式(100株未満の株式)を所有 することとなる株主の皆様につきましては、サーラコーポレーションの単元未満株式に関す る以下の制度をご利用いただくことができます。なお単元未満株式は金融商品取引所市場に おいて売却することができません。 (注1)株式の割当比率 当社の普通株式1株に対して、サーラコーポレーションの 普通株式1.30株を割当て交付します。 (注2)1株に満たない端数の取扱い 本株式交換に伴い、サーラコーポレーションの普通株式1 株に満たない端数の交付を受けることとなる株主の皆様に おいては、会社法第234条その他の関連法令の規定に基づ き、その端数の合計数(その合計数に1株に満たない端数 がある場合は切り捨てるものとします。)に相当するサー ラコーポレーション株式を売却し、かかる売却代金をその 端数に応じて当該株主の皆様に交付いたします。 <単元未満株式の買取制度(100株未満株式の売却)> 会社法第192条第1項の規定に基づき、単元未満株式を所有する株主の皆様がサーラコーポ レーションに対し、所有されている単元未満株式の買取りを請求することができる制度です。 <単元未満株式の買増制度(単元株への買増し)> 会社法第194条第1項の規定及びサーラコーポレーションの定款の定めに基づき、単元未満 株式を所有する株主の皆様がサーラコーポレーションに対し、所有されている単元未満株式 と併せて1単元となる数の単元未満株式の買増しを請求することができる制度です。 「より豊かな暮らし・社会」の持続的な価値創造 より良い暮らし・住まいのサービス提供 工場・病院などビジネスユーザーのサポート 戸建住宅 不動産 輸入車 省エネ リニューアル 保険 マンション リフォーム 宅配水 設備 IT 物流 動物薬 中部瓦斯(都市ガス) 約230千件 ガステックサービス(LPガス) 約220千件 サーラ住宅 (住宅建築・販売) 管理棟数約19千戸 サーラカード 会員数約117千人 エンジニアリング& メンテナンス (社会インフラ整備) サーラプラザ 11店舗・来場約30万人 輸入車販売 動物用医薬品 12店舗 管理顧客数約24千件 業界シェアトップクラス にぎわい・元気のあるまちの創造 豊かなまちのインフラ整備・メンテナンス まちづくり ホテル スポーツ サーラプラザ レストラン カルチャー サーラクラブ 都市ガス 電力・水素 建築 設備 LPガス CATV 土木 メンテナンス 04 中間連結財務諸表 中 間 連 結 貸 借 対 照 表( 要 旨 ) 科 目 [単位:百万円] 前期末 当中間期末 2016年4月30日 2015年10月31日 資産の部 流動資産 固定資産 有形固定資産 無形固定資産 投資その他の資産 1 資産合計 18,926 4,506 3,700 96 709 23,432 18,937 4,508 3,690 99 718 23,446 負債の部 流動負債 固定負債 2 負債合計 13,779 2,132 15,911 13,725 2,226 15,951 純資産の部 株主資本 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 その他の包括利益累計額 その他有価証券評価差額金 退職給付に係る調整累計額 非支配株主持分 3 純資産合計 負債純資産合計 7,040 1,018 1,192 4,855 △26 224 153 71 256 7,521 23,432 6,994 1,018 1,192 4,809 △26 249 170 78 250 7,494 23,446 中 間 連 結 損 益 計 算 書( 要 旨 ) 当中間期 科 目 2015年11月1日〜 2016年4月30日 4 売上高 売上原価 売上総利益 販売費及び一般管理費 5 営業利益 営業外収益 営業外費用 5 経常利益 特別利益 特別損失 税金等調整前中間純利益 法人税等 中間純利益 非支配株主に帰属する中間純利益 親会社株主に帰属する中間純利益 15,025 12,286 2,738 2,520 218 35 13 240 - 0 239 101 137 15 122 中間連結キャッシュ・フロー計算書(要旨) 当中間期 科 目 2015年11月1日〜 2016年4月30日 6 営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物の増加額(△減少額) 現金及び現金同等物の期首残高 現金及び現金同等物の中間期末残高 △592 △45 △38 △676 3,578 2,901 [単位:百万円] 前中間期 2014年11月1日〜 2015年4月30日 13,805 11,298 2,507 2,442 64 33 14 82 10 0 92 50 42 15 26 [単位:百万円] 前中間期 2014年11月1日〜 2015年4月30日 △2,634 △91 2,850 123 3,434 3,558 中間連結決算のポイント 1 資産 資産合計は23,432百万円となり、 前期末と比較 して13百万円減少しました。 これは主に、 仕掛販 売用不動産は増加したものの、 販売用不動産や 現金及び預金が減少したことによるものです。 4 売上高 住宅事業の売上高は、分譲住宅の販売が好調 に推移し8,048百万円 (前年同期比17.8% 増)、住宅部資材加工・販売事業の売上高は、 建築資材納入現場数が回復しつつあり 6,976百 万 円 ( 同0.0 % 増 )と な り、合 計 で 15,025百万円 (同8.8%増)となりました。 05 2 負債 負債合計は15,911百万円となり、前期末と 比較して40百万円減少しました。これは主 に、長期借入金の減少によるものです。 5 営業利益及び経常利益 売上高増加による売上総利益の増加に加え、 経費の削減等により、営業利益は218百万円 (前年同期比236.9%増)、経常利益は240 百万円(同189.8%増)となりました。 3 純資産 純資産合計は7,521百万円となり、前期末と 比較して27百万円増加しました。これは主 に、利益剰余金の増加によるものです。 6 営業活動によるキャッシュ・フロー 当中間期の営業活動による資金の減少は、 592百万円(前年同期は2,634百万円の資金 の減少)となりました。これは主に、たな卸資 産の増加額597百万円によるものです。 会社概要・株式情報 会 社 概 要(2016年4月30日現在) 社 名 創 立 資 本 金 事 業 内 容 従 業 員 数 主 要 な 営 業 所(2016年4月30日現在) サーラ住宅株式会社 1969年11月17日 10億1,859万円 注文住宅の請負、建物のリフォーム請 負、 不動産の売買・賃貸借・仲介・管理等 460名 (連結) 中村 山口 鈴木 光部 岩田 杉本 各務 捷二 信仁 康弘 行正 年弘 佳亮 祐司 社 支 店 営 役 員(2016年6月29日現在) 代表取締役会長 代表取締役社長 常 務 取 締 役 常 務 取 締 役 取 締 役 取 締 役 取 締 役 本 取 締 役 取 締 役 取 締 役 常 勤 監 査 役 監 査 役 監 査 役 松尾 神野 熊谷 石井 原田 髙橋 享史 吾郎 昌久 悟朗 保久 譲二 業 所 総 合 展 示 場 (注)1. 取締役神野吾郎氏は、社外取締役であります。 2. 監査役原田保久氏及び監査役髙橋讓二氏は、社外監査役であり ます。 愛知県豊橋市白河町100番地 豊橋支店(愛知県豊橋市) 名古屋支店(愛知県名古屋市名東区) 名古屋東支店(愛知県岡崎市) 浜松支店(静岡県浜松市中区) 豊橋営業所(愛知県豊橋市) 豊川営業所(愛知県豊川市) 豊田営業所(愛知県豊田市) 豊橋北展示場(愛知県豊川市) 豊橋南展示場(愛知県豊橋市) 蟹江展示場(愛知県海部郡) 長久手展示場(愛知県長久手市) 日進展示場(愛知県日進市) 港展示場(愛知県名古屋市港区) 豊田展示場(愛知県豊田市) 大府展示場(愛知県大府市) 岡崎展示場(愛知県岡崎市) 浜松展示場(静岡県浜松市南区) 子会社 中部ホームサービス株式会社 サーラハウスサポート株式会社 エコホームパネル株式会社 大 株 主(2016年4月30日現在) 株 式 の 状 況(2016年4月30日現在) 発行可能株式総数 20,000,000株 発行済株式の総数 株主数 株主名 5,184,000株 (自己株式86,035株を含む) 2,999名 株 式 分 布 状 況(2016年4月30日現在) 株式の所有者別分布状況 外国人 金融商品取引業者 1.20% 0.72% 株式数 (千株) 持株比率(%) ガステックサービス株式会社 880 17.26 中部瓦斯株式会社 762 14.95 サーラ住宅従業員持株会 332 6.51 株式会社中部 300 5.88 サーラカーズジャパン株式会社 100 1.96 神野建設株式会社 100 1.96 神野 吾郎 89 1.76 1.66% 小林 一枝 57 1.12 その他国内法人 個人 48.94% 43.50% 中村 捷二 55 1.08 山﨑 清 52 1.02 自己名義株式 金融機関 3.99% (注)持株比率は自己株式86,035株を控除して計算しております。 06 ホームページのご案内 当社は、ホームページ上におきまして、魅力ある商品など 最新情報をお届けしております。IR情報のコーナーにお きましても業績関連情報を掲載しておりますのでぜひ一 度ご覧ください。 http://www.sala-house.co.jp/ TOPページ IRページ サーラカードのご案内 サーラグループの会員制クラブ 「サーラクラブ」 からのご提案 「毎日の生活をより美しく快適に暮らしたい。 」サーラク ラブは、そんなお客さまとのコミュニケーションの場と Basic Card ベーシックカード Gold Card ゴールドカード して誕生しました。サーラクラブからデビューした 「サー ラカード」は、生活に役立つさまざまな機能を持ったライ フサポートカードです。 グリーン 愛知県豊橋市白河町100番地 TEL : 0532-32-7272(代) http://www.sala-house.co.jp/ ゴールド 見やすく読みまちがえにくい ユニバーサルデザインフォント を採用しています。
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