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調
査
結
果
の
概
要
調査対象者 751人、有効回答数 738人(うち女性251人)(回答率98.3%)
※ 以下の各問の欄の「N」は、それぞれの問に対する有効回答数
「法文系の職員」及び「理工・農学系等の職員」の試験区分は以下のとおり
「法文系の職員」(回答数395人)
・総合職試験:「行政」「政治・国際」「法律」「経済」「人間科学」「教養」「法務」
・総合職試験以外の試験:「事務」「事務系」
「理工・農学系等の職員」(回答数343人)
・総合職試験:「工学」「数理科学・物理・地球科学」「化学・生物・薬学」「農業科学・水産」「農業農村工学」
及び「森林・自然環境」
・総合職試験以外の試験:「技術」「技術系」等
問1.国家公務員になろうとした主な理由は何ですか。(三つ選択)
仕事にやりがいがある
(N=738)
66.8%
公共のために仕事ができる
64.4%
スケールの大きい仕事ができる
47.8%
専門知識が生かせる
30.4%
性格・能力が適している
24.8%
キャリア形成として有効である
13.4%
職場の雰囲気がよい
10.8%
堅実で生活が安定している
9.9%
「仕事にやりがいがある」、「公共のために仕事ができる」、「スケールの大きい仕事ができる」と回
答した者が上位3つを占めています。特に「仕事にやりがいがある」「公共のために仕事ができる」の理
由は、例年、約7割の者が挙げています。
〔参考〕
80.0%
73.7%
72.9%
68.9% 71.5%
72.4%
70.9%
71.8%
74.8%
71.4%
72.7%
74.2%
70.7%
60.0%
52.3%
40.0%
50.7%
45.9%
44.2% 45.8%
21年
22年
74.0%
70.2%
49.9%
70.5%
68.9%
69.6%
68.2%
48.7%
44.1%
66.8%
64.4%
47.8%
41.7%
20.0%
0.0%
19年
20年
23年
24年
25年
26年
27年
【総合職試験等】
【Ⅰ種試験等】
-1 -
28年
仕事にやりがいが
ある
公共のために仕事
ができる
スケールの大きい
仕事ができる
問2.就職先として国家公務員を具体的に意識した時期はいつ頃ですか。(一つ選択)
(N=423)
[大学卒]
13.5%
大学入学前
2.6%
大学1年生
17.7%
大学2年生
4.9%
大学入学前
5.0%
大学1年生
23.9%
大学3年生前半
大学2年生
4.3%
大学3年生前半
5.6%
20.6%
大学3年生後半
52.8%
大学院進学後
3.3%
大学卒業後
(大学院進学を除く)
13.1%
大学4年生
1.9%
大学院進学後
8.5%
大学3年生後半
10.9%
大学4年生
(N=305)
[大学院卒]
「大学卒」では、「大学3年生前半」が23.9%、「大学3年生後半」が20.6%、「大学4年生」が10.9
%となっており、約6割の者が大学3年生以降に国家公務員への進路を考えています。一方、「大学院
卒」では、「大学院進学後」が52.8%と、半数以上の者が「大学院進学後」に進路を考えています。
「大学卒」「大学院卒」ともに、具体的に意識した時期は早期化の傾向にはなく、近年少しずつ遅くなっ
ている傾向にあります。
〔参考〕
[大学卒]
51.1%
40.6%
40.6%
[大学院卒]
55.3%
50.5%
36.2%
22年
22年
25年
25年
28年
28年
大学3年生~大学4年生
33.9%
32.1%
52.8%
47.4%
27.2%
10.0% 13.0% 11.8%
4.9% 5.3% 5.2%
大学入学前~大学2年生
48.3%
大学卒業後・大学院進学後
大学入学前~大学2年生
大学3年生~大学4年生
大学院進学後
問3.採用された試験以外で、合格または内定したものはありますか。(複数回答)
19.9%
他の国家公務員採用試験
16.6%
地方公務員採用試験
16.7%
14.5%
全体
25.5%
男性
女性
20.3%
3.1%
2.1%
5.2%
司法試験
35.0%
民間企業
38.9%
27.5%
1.2%
1.1%
1.6%
その他
全体では、「民間企業」が35.0%、「他の国家公務員採用試験」が19.9%、「地方公務員採用試験」が
16.7%となっており、男性は「民間企業」、女性は「公務員」が多いようです。法文系、理工・農学系等
ともに「他の国家公務員採用試験」「民間企業」が増加している状況にあります。
〔参考〕
[理工・農学系等の職員]
[法文系の職員]
22年
28.2%
25年
26.4%
22.5%
14.4%
10.5%
28年
20.6%
16.9%
13.8% 17.5%
11.1%
地方公務員
採用試験
25年
28.8%
28年
3.4% 5.8%
2.9%
他の国家公務員
採用試験
22年
35.3%
34.7%
民間企業
司法試験
1.7%
0.5%
0.6%
その他
5.3%
3.5%
0.0%
0.0% 0.0%
他の国家公務員
採用試験
-2 -
15.7%
11.0%
7.4%
地方公務員
採用試験
民間企業
司法試験
2.0%
3.9%
2.0%
その他
問4.自分のまわりの優秀な学生はどういうところに就職しましたか。(三つ選択)
(N=395)
<就職先の上位>
(N=343)
[法文系の職員]
[理工・農学系等の職員]
国家公務員
44.6%
42.9%
メーカー
39.4%
商社
41.8%
進学
金融
41.0%
コンサルタント
27.7%
27.1%
法曹
32.9%
商社
外資系
32.7%
インフラ
コンサルタント
28.9%
進学
23.6%
国家公務員
21.0%
外資系
20.4%
26.6%
法文系の職員では「国家公務員」「商社」「金融」、理工・農学系等の職員では「メーカー」「進学」
が上位となっています。
問5.国家公務員としていつまで働きたいと思いますか。(一つ選択)
51.2%
16.0%
(N=738)
22.5%
7.2%
0.9%
2.2%
定年まで公務員を続けたい
若いうちに転職を考えたい
分からない
長期間勤めてから転職を考えたい
条件が合えばいつでも転職を考えたい
無回答
「定年まで公務員を続けたい」が51.2%と昨年に引き続き半数を超える一方、「長期間勤めてから
転職を考えたい」が16.0%、「条件が合えばいつでも転職を考えたい」が7.2%、「若いうちに転職
を考えたい」が2.2%と約3割の者は転職を考えていますが、近年減少傾向にあるようです。
試験の区分別、男女別においても「定年まで公務員を続けたい」が年々上昇傾向にあり、近年採用
者数も増えている状況の下、より能力・実績に基づく人事管理が求められていると考えられます。
〔参考〕
60.0%
51.9%
49.2%
50.0%
43.6%
35.2% 34.5%
38.1%
38.8%
28.4%
24.9%
22.5%
20.0%
42.2%
40.7%
40.0%
30.0%
42.3%
42.0%
40.1%
40.0%
51.2%
46.6%
21.6%
19.7%
24.8%
23.7%
22.0%
17.7% 17.9%
25.8%
14.5%
10.0%
2.4%
16.4%
8.8%
17.3%
2.0% 2.0%
5.1%
13.8%
16.6%
4.0%
2.1%
5年
9年
19.6%
12.5%
6.1% 6.1% 5.4% 6.8%
2.3%
2.3%
2.3%
20年 1.6% 22年
13年
4.7%
【Ⅰ種試験等】
定年まで公務員を
続けたい
22.6%
18.3%
15.4%
0.0%
平成元年
21.3%
長期間勤めてから
転職を考えたい
(注)平成14~19年はこの項目を調査していない。
-3 -
5.7%
6.6%
4.9% 5.1%
16.0%
7.2%
2.2%
1.9% 2.1% 2.6%
24年
26年
0.6% 28年
【総合職試験等】
条件が合えばいつ
でも転職を考えたい
若いうちに転職を
考えたい
問6.将来どこまで昇進したいと思いますか。(一つ選択)
(N=738)
2.8%
17.1%
15.2%
6.8%
11.1%
2.0% 0.4%
43.4%
1.2%
事務次官級
本府省の課長級
本府省の係長級
本府省の局長級
本府省の企画官級
分からない
本府省の局次長・審議官級
本府省の課長補佐級
無回答
「事務次官級」が17.1%、「本府省の局長級」が15.2%、「本府省の課長級」が11.1%となっており、
本府省の局次長・審議官級以上の指定職まで昇進したいと考える者は39.0%でした。また「分からな
い」と回答した者は43.4%でした。
「事務次官級」と回答した者は過去最高の割合となり、指定職まで昇進したいと考える者は増加の
傾向にあります。
50.7%
〔参考〕
47.6%
43.4%
22年
25年
39.5% 39.0%
28年
29.3%
16.8%
17.1%
15.2%
16.0%
22年 25年 28年
15.2%
12.3%
10.1%
6.8%
4.1%
事務次官級(1)
本府省の局長級(2)
8.3% 11.1%
6.8%
本府省の局次長
・審議官級(3)
指定職
(1)~(3)の計
本府省の課長級
分からない
問7.どのような点を改善すれば、公務の魅力が向上し、多様な有為の人材の獲得に
つながると思いますか。(複数回答)
(N=738)
職場全体の超過勤務や深夜勤務の縮減を図ること
57.5%
48.0%
仕事と生活の調和のための両立支援策(育児、介護等)の施策の推進に努めること
46.3%
フレックスタイム制やテレワークの活用等による働き方改革を推進すること
30.9%
人材確保活動において、国家公務員の仕事のやりがいや現役職員の活躍ぶりをアピールすること
26.3%
育児・介護等にかかる負担に配慮した人事配置を行うこと
22.2%
キャリア形成に役立つ様々な職務を経験させるとともに、将来のキャリアパスを示すこと
能力・実績に基づく人事管理を徹底すること
19.6%
9.2%
能力開発の機会を拡大するため、研修を充実させること
その他
無回答
7.2%
1.6%
「職場全体の超過勤務や深夜勤務の縮減を図ること」が57.5%、「仕事と生活の調和のための
両立支援策(育児、介護等)の施策の推進に努めること」が48.0%、「フレックスタイム制やテレ
ワークの活用等による働き方改革を推進すること」が46.3%で、半数近くの者がこれら三つの回
答を挙げています。
-4 -
問8.人事院の催しで参加したものを選んでください。(複数回答)
(N=738)
霞が関OPENゼミ
51.4%
1次試験合格者対象の本府省説明会
50.0%
総合職中央省庁セミナー
36.6%
公務研究セミナー
24.5%
霞が関特別講演
24.3%
メールマガジン(登録)
22.1%
女性のための公務研究セミナー
8.4%
女性のためのトークライブ
2.8%
法科大学院生のための本府省合同業務説明会
2.6%
人事院では、各府省と連携しながら、積極的な人材確保・啓発活動を展開しています。霞が関OPEN
ゼミ、1次試験合格者対象の本府省説明会には約半数が参加をし、参加者の5割以上が志望府省を決
めるに当たり有意義だと感じています。いずれかの催しに参加したことがある者は約8割で、平均す
ると二つ以上の催しに参加しています。
【公務を志望するに当たり有意義だと感じた割合】
霞が関OPENゼミ
1次試験合格者対象の本府省説明会
総合職中央省庁セミナー
公務研究セミナー
霞が関特別講演
メールマガジン(登録)
女性のための公務研究セミナー
女性のためのトークライブ
法科大学院生のための本府省合同業務説明会
34.0%
27.9%
35.6%
38.7%
44.1%
42.3%
43.5%
61.9%
57.9%
【志望府省を決めるに当たり有意義だと感じた割合】
霞が関OPENゼミ
1次試験合格者対象の本府省説明会
総合職中央省庁セミナー
公務研究セミナー
霞が関等別講演
メールマガジン(登録)
女性のための公務研究セミナー
女性のためのトークライブ
法科大学院生のための本府省合同業務説明会
52.2%
56.1%
49.6%
44.8%
40.8%
17.8%
37.1%
19.0%
31.6%
【各府省の政策を深く知ることができ有意義だと感じた割合】
霞が関OPENゼミ
1次試験合格者対象の本府省説明会
総合職中央省庁セミナー
公務研究セミナー
霞が関特別講演
メールマガジン(登録)
女性のための公務研究セミナー
女性のためのトークライブ
法科大学院生のための本府省合同業務説明会
36.1%
32.0%
30.7%
29.8%
29.1%
15.3%
16.1%
14.3%
0.0%
-5 -
啓発活動・人材確保活動等
【 啓発活動 】
※ 実績は平成27年度
【 人材確保活動 】
.
霞が関特別講演
公共政策大学院等と連携して、各府省の第一線で活躍する
企画官等が、重要な政策課題をテーマとして連続講演を実施。
東京大、京都大、一橋大のほか、北海道大、東北大、名古屋
大、九州大、早稲田大で開催。
・前期(4~6月) 参加者数 延べ約1,800人
・後期(10~11月) 参加者数 延べ約1,500人
.
霞が関OPENゼミ
中央省庁における職場体験、若手職員との意見交換等を
通じて、公務への関心を高めてもらうことを目的として、国家
公務員を志望する者を対象に3月に実施。
・参加者数 延べ約8,000人
.
総合職中央省庁セミナー
.
公務研究セミナー
本府省に勤務する職員による公務の仕事の魅力や勤務実
態等の説明を通じて、公務に関心を持ってもらうことを目的と
して実施。
・公務研究セミナー 参加者数 約5,100人
・公務研究セミナーin霞が関 参加者数 延べ約3,100人
総合職試験の志望者を対象として3月に開催。各府省が公
務の魅力や各府省の業務内容を説明。
・参加者数 約1,700人
. .
法科大学院生対象業務説明会
女性のための公務研究セミナー
法科大学院生を対象として開催。ガイダンスに続き、各
府省が公務の魅力や各府省の業務内容を説明。
・参加者数 約50人
.
国家公務員の仕事や各府省の業務概要、仕事のやりがい、
ワーク・ライフ・バランスへの取組状況等を伝えることにより、よ
り多くの女性に公務への関心を高めてもらうことを目的として
実施。
・ 参加者数 約1,600人
【 その他 】
第1次試験合格者対象の本府省説明会
女性のためのトークライブ
.
主に女性の公務への動機付けを行うことを目的として、各
府省の女性行政官が女性の立場から公務の魅力等を伝えな
がら、重要な政策課題について講演。
・参加者数 延べ約140人
.
総合職試験第1次試験合格者を対象に、各府省の業務を理解し、志望府省選定の参考として
もらうため、各府省の業務内容を説明。(5都市9回)
メールマガジン
.
国家公務員試験・採用関連情報を幅広く発信。(週1回程度配信)
・登録者数 約15,000人