平成28年6月29日 各 位 中野区保健所長 中野区感染症発生動向調査情報集計結果の送付について 中野区の平成28年第25週(6月20日~6月26日)分情報、東京都・全国情報を下記のと おり送付いたします。中野区分につきましては最新の情報を提供しております。なお、速 報性を優先していますので調査結果によっては、後日、情報が訂正されることがありま す。 記 1 中野区集計 ① 全数届出患者数一覧(中野区届出分) ② 定点報告疾患集計(中野区届出分) 2 東京都感染症情報センター 感染症週報(第24週) 3 厚生労働省/国立感染症研究所 IDWR感染症週報(第23週・抜粋) 区内定点よりの調査票通信(25週速報) ・定点からの通信は特にありません。 コメント ○突発性発疹の定点報告数が増加しました(13人、定点当り2.2人)。 ○ヘルパンギーナの定点報告数が増加しました(13人、定点当り2.2人)。 【ヘルパンギーナ】 病原体は主にコクサッキーA群ウイルス。 突然の発熱の後、おう吐、不機嫌、食欲不振、咽頭痛、全身倦怠感のほか、口蓋、口 峡、口蓋弓~口蓋垂、扁桃、咽頭部に紅暈に囲まれた特有の小水疱疹が認められる疾 患。潜伏期間は2〜4日。発症後2〜4日で解熱し、7日程度で治癒します。 ウイルスの便への排出は、症状が治った後も3~4週間にわたって続くため、中野区の 保育園登園基準では、「発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれる こと。」を登園届(主治医判断)のめやすとしています。 ○水痘の定点報告数はやや多い状態が続いています(13人、定点当り2.2人)。 ○咽頭結膜熱の定点報告数はやや多い状態が続いています(9人、定点当り1.5人)。 ○A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点報告数はやや多い状態が続いています(16人、 定点当り2.7人)。 ○今週、2類の全数届出として結核が2人報告されました。患者さんは40歳代の男性(結 核性胸膜炎)、および60歳代の男性(肺結核、喀痰塗抹陽性)です。 ○今週、5類の全数届出として後天性免疫不全症候群が2人報告されました。 患者さんはいずれも40歳代の男性で無症候性キャリア。1人は保健所の即日検査で陽 性(判定保留)となり、確認検査(抗原抗体、WB、PCR)でも陽性となりました。他の1人 は毛嚢炎を繰り返すため皮膚科を受診された事から検査診断に至りました。いずれも同 性間性的接触が原因とされています。 中野区感染症発生動向調査週報 http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/402000/d001703.html 《内容についてのお問い合わせ、感染症情報はこちらへ》 中野区保健所 保健予防分野 Tel.3382-6500 Fax.3382-7765 e-mail [email protected]
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