７月 28 日は「青森市平和の日」青森空襲のあった７月日を「青森市平和の日」とする条例を制定 70 市ではこれまで、戦争の悲惨さと平和の尊さを後世に伝えるため、さまざまな取組を行ってきました。しかし、戦後年が経過し、戦争体験者が減少する中、戦争の記憶や記録を次世代に伝えることが困難に 28 なってきています。昭和年７月日の青森空襲では多くの尊い命が奪われました。今の私たちの平和な社会は、先人たちが深い悲しみや困難を乗り越え、つないでくれたもので 28 あるということを忘れてはなりません。日を平和の日として昨年、青森空襲のあった７月制定することの必要性を検討委員会に諮問しました。『「平和都市宣言」や「非核・平和のまち宣言」に込められた平和への決意・願いを具現化し、次世代に平和の大切さを継承していくためには、平和の日を定め、条例化すべき』との答申を受け「青森市平和の日条例」を制定し、７月日を青森市平和の日と定めました。今後、青森市平和の日を中心に様々な事業が実施されます。皆さんもぜひ参加してみてください。私たち一人ひとりが平和の大切さについて考えてみる、それが未来青森市長　鹿内　博の平和につながっていくのではないでしょうか。 28 20 28 平和祈念式典【第１部】10：00～戦没者慰霊祭【第２部】11：10～ ①青森中央高校演劇部の公演「７月28日を知っていますか？」 ②標語コンクール表彰式 ③南中学校合唱部の平和コンサート ④平和大使壮行会時７月28日（木）10：00～12：15 所県民福祉プラザ４階県民ホール備平服でお越しください。また、できるだけ公共交通機関をご利用ください。申当日、直接会場へ ※進行状況によって第２部の開始時間が変更となる場合があります。第２部から参加されるかたはお早めにお越しください。平和大使を長崎市へ派遣８月８日・９日に長崎市で開催される「青少年ピースフォーラム」へ、本市の中学生４名を「青森市平和大使」として派遣します。長崎市では、全国の青少年とともに被爆の実相や平和の尊さを学習し交流を深めます。派遣後は、10月５日に東中学校で報告会を開催します。報告会には一般のかたも参加できます。市民の皆様がご自宅などに保管されている戦争遺品、当時の手紙や写真、生活用品などを収集しています。寄贈いただいた資料は中央市民センター内にある「青森空襲資料常設展示室」等で展示します。問中央市民センター（☎017－734－0163）問 017 総務課平和への願いを込めた折り鶴を募集します。いただいた折り鶴は、平和祈念式典で献上するほか、平和大使が長崎市平和公園に献上します。募集期間　７月１日（金）～19日（火）規　格　15㎝×15㎝の紙を使用し、折り鶴は羽を閉じたままの状態でお持ちください。 ※千羽鶴の状態になったものも募集します。折り鶴ボックス設置場所　市役所本庁舎正面玄関、柳川庁舎正面玄関、浪岡庁舎正面玄関、市民図書館、中央市民センター 734 ―５０４２）戦時関連資料寄贈のお願い（☎ ― 平和の折り鶴を募集 2016 年 7 月 1 日　広報あおもり 2 青森空襲体験者の証言私は当時、小学６年生で、木造町に疎開していました。７月日、配給のミルクを受け取りに行く叔母と、０歳と１歳の姪に付き添い、４人で汽車に乗り青めい森市へ帰りました。が「なぜ来た、今日は夕方、青森市へ着いたら、父めい危険な日だ」と言い、叔母と姪を莨町の実家に送って行きました。私は本町（寺町）の実家で夕食をとり、寝ましたが、突然空襲警報が鳴って空襲が始まったのです。父ごうと中学２年生の兄と３人で正覚寺に走り、水が湧き出る防空壕に入りました。入り口を布団で塞ぎ、布団に水をかけて助かりました。火が収まり、夜が明けてから外を見ると、周りの建物は全て焼け落ちて、蔵と蓮華寺だけが残って、あちこちに死体が転がっていましごうた。父は「後で思い出すので見るな」と言いました。ごうで、父と家を尋ねると、防空壕に避難し叔母が心め配いしょういだんた叔母と姪は焼夷弾の直撃で亡くなっていました。防空壕に入れず橋の下に避難したおばあちゃんだけが助かり、「娘と孫の身代わりになりたい」と嘆いていました。戦争は嫌です。二度とこんな悲惨な体験はしたくありません。 28 青森空襲を記録する会富岡　せつさん関連イベント本庁舎正面玄関（平和週間の催し）時７月20日（水）～29日（金）８：30～18：00 内折り鶴献上、青森空襲展、「核兵器禁止条約」署名活動、標語コンクール入賞作品の展示原爆と人間展時８月６日（土）～９日（火）10：00～18：00 所さくら野青森本店４階イベントホール（２）問青森県原爆被害者の会（田中、☎017－735－2360）市民図書館 ○平和を祈る朗読会青森空襲の跡をたどるバスツアー時７月16日（土）13：00～16：00 内空襲で焼け残った建物、慰霊碑等を巡る人料 40人（抽選）／300円（小中高生は無料）申問はがき・FAXで、住所・氏名・年齢・性別・電話番号を記入の上、〒030－0802　本町二丁目１－ 10－103　青森空襲を記録する会（☎・Ｆ 017－ 777－6200）へ（協力：言葉のちから・声のあかりプロジェクトチーム）時７月18日（月）15：30～17：00 対人中学生以上25人（申込順）申問７月１日（金）～15日（金）に市民図書館（☎ 017－776－2455、Ｆ 017－776－2400）へ ○図書の展示「平和について考えよう！」時７月８日（金）～８月25日（木） ○歴史資料の展示「戦後復興と新しい教育」時７月14日（木）～８月25日（木）中央市民センター ○青森空襲展時７月25日（月）～28日（木）９：00～17：00 ○映画上映時内７月25日（月）～28日（木） 10：00～10：45「ビルマの竪琴」 13：00～13：25「一つの花」 15：00～15：35「100ばんめのサル」 ○プラネタリウム「青森空襲の日を振り返って」時内７月26日（火） ①11：00～11：50 ②13：40～ 14：30／青森空襲の日の星空を投影する特別番組料 150円（中学生以下無料／障がい者手帳をお持ちのかたは75円） 3 2016 年 7 月 1 日　広報あおもり殉国英霊の塔慰霊追悼式時所７月２日（土）11：00～12：00／幸畑陸軍墓苑問青森市遺族会（☎017－722－4819）戦災犠牲者追悼・平和祈念の集い時所７月14日（木）13：00～13：40　青森港「青函連絡船戦災の碑」前／７月28日（木）13：00～13：40 市役所本庁舎駐車場前「空襲・戦災都市青森の碑」前備折り鶴各自持参問青森空襲を記録する会（☎017－777－6200）三内霊園内「平和の鐘」打鍾式時７月28日（木）15：00～15：30 問生活安心課（☎017－734－5277）浪岡戦没者慰霊祭時８月16日（火）10：00～11：00 所浪岡八幡宮（悠忠神社）問青森市社会福祉協議会浪岡支部（☎0172－62－9011）