第2次再審で静岡地裁は、確定︵死刑︶判決で犯行着衣とされた ﹁5点の衣類﹂、被害者らの着衣について、DNA鑑定を行いまし た。 弁護団推薦の鑑定人の鑑定結果により、確定判決の根拠とされた ﹁5点の衣類﹂が袴田さんのものでないことが明らかにされまし た。 そして、静岡地方裁判所は、再審開始決定で袴田さんを有罪とす る﹁決定的な証拠﹂とされた﹁5点の衣類﹂や重要な証拠が、捜査 機関によってねつ造された疑いがあるとして、これ以上袴田さんを 拘置し続けるのは﹁耐えがたいほど正義に反する﹂と述べて、証拠 をねつ造した警察や証拠を隠し続けてきた検察を厳しく批判しまし に履けないことが明らか(写真)で、 袴 田さんも「自分の物ではない」と主張 たからだ」などとしてこの主張を退け ていましたが、今回、 この主張が真実 だったことが裏付けられました。 〒100-8933 千代田区霞が関1−1−4 袴田巌さんの再審無罪を求める実行委員会 アムネスティ・インターナショナル日本/日本国民救援会/日本プロボクシング協会袴田巖支援委員会/袴田巖さ んの再審を求める会/袴田巖さんを救援する静岡県民の会/袴田巖さんを救援する清水・静岡市民の会/浜松・袴 田巖さんを救う市民の会/無実の死刑囚・袴田巖さんを救う会 連絡先 日本国民救援会 〒113-8463 東京都文京区湯島 2-4-4 平和と労働センター 5 階 TEL 03-5842-5842 FAX 03-5842-5840 検察は、袴田さんの無実を示す 証拠を半世紀近くも隠していまし た。その中には、上記﹁履けない ズボン﹂について、袴田さんのも のではないことを検察が当初から 知っていたことを示す証拠や、袴 田さんのアリバイを示す証拠があ りました。 即時抗告審においても、検察が 巻が開示され、 存在を否定していた袴田さんの取 調べ録音テープ あります。 ここにこそ、袴田事件の本質が の実態も明らかになっています。 見を盗聴していた犯罪・違法捜査 警察官による偽証や弁護士との接 23 の 察 検 、 は 東京高裁 、 し 却 棄 を 即時抗告 を! 罪 断 の 査 違法捜 た。 年も刑務所に収監され、自由を奪われ、心 袴田さんは、警察、検察に無実の証拠を隠され、証拠のねつ造ま でされて死刑囚として しかし、裁判所は袴田さんが「太っ 身とも健康を害されました。検察がこれ以上袴田さんの命を、そし していました。 て人生をもてあそぶことは絶対に許せません。 ズボンは原審から、 袴田さんが実際 東京高裁は、直ちに即時抗告を棄却すべきです。 東京高等裁判所第8刑事部(大島隆明裁判長) <要請先> 48 警察・検察の犯罪と 違法捜査がいっそう明らかに 綻 破 は 決 判 刑 死 袴田巖さんの無実は明らか 検察、裁判所は袴田さんの 命をもてあそぶな!
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