九州大学がアジアの高校生を招いて最先端科学を指導するサマー

PRESS RELEASE(2016/06/30)
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九州大学がアジアの高校生を招いて最先端科学を指導するサマープログラムを実施
九州大学工学部では、留学生対象の英語による学士課程の国際コースを設置しています(※1)
。
今回、第 1 回「日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)」
(※2)の
採択を受け、QUEST「九州大学最先端工学・科学探検プログラム」を実施するにあたり、インド、
ベトナム、インドネシアの 3 カ国の高校から理科、数学に秀でた高校生 10 名を招待します。滞在
期間中、高校生は九州大学で最先端工学科学入門講義「究極のエコカー!?水素燃料電池自動車
にせまる」や「無限の分子設計が切り拓く新しい有機発光ダイオード」、「身の回りのソフトマテ
リアルの化学」、
「地震国日本における最新の耐震技術」などの最先端の科学を学ぶ特別講義を英
語で受講し、水素ステーション(写真左)など、学内の代表的な水素エネルギー国際研究施設を
訪問します。その他、安川電機「ロボット村」(写真右)やトヨタ九州自動車工場、TOTO ミュージ
アムなど、福岡県が世界に誇る最先端技術を有する企業の工場や展示施設を訪れると共に、太宰
府、博多の寺院などの福岡県内の歴史文化財等も見学します。
九州大学の「水素エネルギー技術」と「有機光エレクトロニクス高度技術」は、特に世界に誇
れる最先端工学科学技術として進化し続けており、世界中から注目されています。今回のサマー
プログラムでは、アジアの優秀な高校生に本学の最先端研究について知ってもらい、海外の高校
での知名度を上げ、更に優秀な留学生の入学に繋げることを目的としています。
受入期間は、2016 年 7 月 10 日~19 日までの 10 日間を予定しています。
(※1)九州大学では、文部科学省「国際化拠点整備事業(グローバル 30)
」の採択を受け、国内
の大学の中でいち早く、平成 22 年の 10 月に工学部と農学部の 2 つの学部で英語のみで学士号が
取得できる「学士課程国際コース」を設置しました。工学部には現在「応用化学コース」、「建設
都市工学コース」
、
「機械工学コース」
、
「航空宇宙工学コース」の 4 コースが設置されており、平
成 29 年 10 月には「電気情報工学コース」が新たに加わります。現在、アジアを中心に世界 14 カ
国から 63 人の留学生が、工学部の正規学生として在籍しています。
(※2)科学技術振興機構(JST)が実施する「日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサ
イエンスプラン)
」は、産学官の緊密な連携により、優秀なアジア地域の青少年が日本を短期に訪
問し、未来を担うアジア地域と日本の青少年が科学技術の分野で交流を深めることを目指します。
そしてアジア地域の青少年の日本の最先端の科学技術への関心を高め、日本の大学・研究機関や
企業が必要とする海外からの優秀な人材の育成を進め、もってアジア地域と日本の科学技術の発
展に貢献することを目的としています。
九州大学「水素ステーション」
安川電機「ロボット村」
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