鳥取市総務部防災調整監 2016 危 機 管 理 課 TEL 0857(20)3127 №3 Fax 0857(20)3042 通巻79号 1 被害状況(県内で4月末までの届出) 被害件数 13件 (昨年同期比+3件) ○ 被害金額 4,217万円 (昨年同期比+3,289万円) ○ ※ 全国の被害状況(3月末現在) 被害件数 3,119件 (昨年同期比-446件) 被害金額 92,3億円 (昨年同期比-21,9億円) 2 被害の特徴 ○ 被害件数13件中、高齢被害者は8人 (うち高齢女性7人)で、高齢者と高齢 女性の被害割合が約6割と高い ○ 平成27年度下半期から、無人ATM 利用の還付金詐欺が増加傾向 本年4月末現在、既に6件の被害が 発生(平成27年中の無人ATM利用 還付金詐欺被害は9件) 4 本年4月末までに県内において確認され た水際阻止の好事例 【ファミリーマート鳥取浜村店】(浜村署) ファミリーマートに来店した50歳代の 女性(架空請求詐欺のメールで騙されて来 店)が、携帯電話で話をしながら、アマゾ ンギフト券(電子マネー)の申し込み券を 大量に精算しようとしていたことから、店 長が女性に対し、筆談で「詐欺ではない か?」「未納について身に覚えはある か?」などと質問したところ、「身に覚え がない」と首を横に振って説明したことか ら、特殊詐欺被害と判断し、直ちに警察に 通報するなどして、被害を水際で阻止した もの ※ 同店では、本年2月にも同様の手口に よる特殊詐欺を従業員の方が水際で阻止 されています。 出典:鳥取県警察本部生活安全企画課「地域安全だより」 還付金詐欺電話が急増 3 金融機関職員等による水際阻止の状況 ○ 水際阻止件数23件 (前年同期比+7件) ○ 阻止金額1,025万円 (前年同期比-3,285万円) ※ 水際阻止とは? 特殊詐欺犯人の電話等に よって騙された方が、犯人の指示で金融機関、 コンビニエンスストア等に赴き、送金前に金 融機関職員、コンビニエンスストア店員等に よって声をかけられる等して、被害直前に水 際で阻止されること。 市役所職員を名乗り、「医療費の還付 金がある」という名目で電話をかけ、手 続きのためにスーパーやコンビニエンス ストアの無人ATMに誘導してお金を騙 し取ろうとする還付金詐欺の電話が急 増しています。 ・・・・・・・・被害防止のポイント・・・・・・・・ ★ 還付金の手続きは、ATMで行われ ません! ★ 電話でATMの操作を指示されたら 詐欺です! ★ 携帯電話を操作しながらATMを操 作している人を見かけたら、声掛けと警 察への110番通報をお願いします! 相談は 警察総合相談電話 #9110番 鳥取市消費生活センター 電話0857-20-3863 ■日時:4月26日(火)午後5時ころ 場所:鳥取市湖山町地内路上 被害者:女子高校生1人 行為者:20~30歳位、身長170㎝位、黒短髪 黒縁メガネ、黒色リュック、一眼レフタイプ のカメラを所持した男1人 概要:女子高校生に男が近づき、カメラで同女子高 校生を撮影したもの ★★★★ ■日時:4月28日(木)午後6時ころ 場所:八頭郡智頭町智頭地内路上 被害者:女子中学生3人 行為者:60~70歳位、身長155㎝位、浅黒顔 茶色系の上着を着用した男1人 概要:女子中学生3人に対し、男が「ええの 持っとるな」と声をかけたうえ、女子中学 生の持っていた傘や服に触れたもの ■日時:5月7日(土)午後5時ころ 場所:鳥取市東品治地内 被害者:女子高校生2人 行為者:20歳位、身長165㎝位、茶色長髪 黒色スウェット上衣、赤色ハーフパンツ 黒色リュックを所持した男1人 概要:男が、女子高校生2人に近づき、携帯電 話で同女子高校生を撮影したもの ■日時:5月19日(木)午後6時30分ころ 場所:鳥取市用瀬町地内 被害者:女子高校生1人 行為者:20歳位、身長165~170㎝位 中肉、耳にかかる位の金髪、ひげあり 黒色系パーカー、青色ジーパン、 スニーカーを履いた男1人 概要:女子高校生に対し、男が「高校生か」 「ライン教えて」等と声をかけたもの 被害に遭わないために ★★★★ ① 不審者を目撃した時は、早期に警察等に連絡して ください。 ② 緊急時は、速やかに110番通報をしましょう。 ③ 外出時は、防犯ブザーやホイッスルを携行し、 すぐに使用できるようにしておきましょう。 ④ 夜間の一人歩きは控え、暗くなる前に帰宅しま しょう。 ⑤ イヤホンで音楽を聴きながら、スマートフォンを 操作しながら等の歩行はやめましょう。周囲に対す る注意がおろそかになり、不審者の接近や交通事故 の危険に気づきにくくなります。 ⑥ 不審者に遭遇した時は、こども110番の家(※) や付近の民家、商店、会社、通行人などに助けを求 めましょう。 出典元:鳥取県警察本部生活安全企画課 「不審者事案速報」 ※「こども110番の家」のはじまり 「こども110番の家」は、平成6年4月、岐阜県 羽島市において、小学校2年の児童(7歳)が、下校 途中に殺害されるという 痛ましい事件が発生しま した。 この事件を教訓として、 平成8年3月、可児市今 渡北小学校PTAが中心 となり、警察・防犯協議 会等と連携し、通学路周 辺の理容院・美容院・コ ンビニエンスストア・ガ ソリンスタンドなどが、 「つきまとい」や「声か け」等の不安を抱かせる 事案に対して、緊急避難先として子どもを保護する とともに、警察等への連絡等の措置を講じることに より、事件の未然防止を目的に、「こども110番 の家」として、子どもに分かりやすいステッカーを 掲示したのが始まりです。その後、地域や企業等が 主体となって全国に広がったことから、名称やス テッカーのデザインは、実施主体である地域や学校、 警察署、企業等により異なります。
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