建築鉄骨ロボット溶接オペレータ認証 2016年度2期 新規技術検定試験の

建築鉄骨ロボット溶接オペレータ認証
2016 年度 2 期 新規技術検定試験のご案内
一般社団法人 日本溶接協会
建築鉄骨ロボット溶接オペレータ認証委員会
この技術検定試験は,WES 8110 及び WES 8111*に基づき,型式認証された建築鉄骨溶接ロボットを
用いて建築鉄骨分野におけるロボット溶接オペレータの技術検定を行うために実施されます。
*: WES 8110 建築鉄骨ロボット溶接オペレータの技術検定における試験方法及び判定基準
WES 8111 建築鉄骨ロボット溶接オペレータの資格認証基準
表1
期
コード
GK73
期
2016 年度 2 期の技術検定試験の予定
日
開催地
2016 年 9 月 3 日(土)
大阪
2期
次回
(予定)
会
場
ホテル新大阪コンファレンセンター
大阪府大阪市淀川区西中島
6-2-19
電話 06-6302-5571
溶接会館
東京都千代田区神田佐久間町
4-20
電話 03-5823-6325
GK74
2016 年 9 月 4 日(日)
東京
GK75
2016 年 12 月 3 日(土)
東京
溶接会館
GK76
2016 年 12 月 4 日(日)
大阪
ホテル新大阪コンファレンスセンター
GK77
2016 年 12 月 10 日(土)
福岡
福岡商工会議所
受付期間
~7 月 29 日
(金)
10 初旬~
開催日
1 ヶ月前
注 1) 受験希望者が少ない場合(新規受験,25 度開先受験及び再評価受験の合計で,1 会場 10 名に満た
ない場合)は,当該会場での試験は中止になります。その場合には,申込みされた方に事前に連絡
いたします。
注 2)また,受験可能人数は各会場とも 40 名(新規受験,25 度開先受験及び再評価受験の合計)です。
これを超えた場合は,受験申請を受付することができません。
1.受験資格について
【基本級】
以下の(1)から(4)をすべて満たすこと。
(1) JIS Z 3841/WES 8241 に基づく半自動溶接技能者の基本級(SA-2F, SA-3F, SN-2F, SN-3F
のいずれかの資格)を取得している者。
(2) 建築鉄骨の溶接に1年以上従事していること。
(3) 産業用ロボット安全衛生特別教育(80Wを超えた駆動電動機を有するロボットを使用の場
合)修了証*を保有する者。
*:労働安全衛生法第 59 条・同規則第 36 条に基づく講習
(4) 「建築鉄骨ロボット溶接オペレータ特別教育」の受講修了証を保有する者。
ただし,訓練又は当ロボット溶接オペレータ資格登録者の補助として,表3に示す基本級
資格認証範囲のうち申請しようとする種別記号のロボット溶接を 100 日以上行った経験の
ある者は,この受講を免除します。
- 1 -
【専門級】
以下の(1)及び(2)を満たすこと。
(1) 建築鉄骨ロボット溶接オペレータの基本級(PP-FS,PP-FF,SD-FN,CD-FN のいずれかの資格)
を取得している者。
(2) 資格を保有する基本級の種別記号のロボット溶接を 100 日以上行った経験のある者。
2.技術検定試験の内容について
2.1 講習会及び口述試験
技術検定試験は,WES 8110 及び WES 8111 に基づき以下のとおり実施します。
(1)講
習
(10:10~12:15) …「建築鉄骨とロボット溶接」のビデオと講義
(2)筆記試験(12:30~13:00)… 演習問題集は本協会ホームページから閲覧できます
(3)口述試験(12:45~17:00)… ロボット溶接の業務経験や講義内容などに関する質問
(開始・終了時刻は,受験人数により変わります)
2.2 試験項目
表2
技術検定試験項目
技術検定試験
初回申請
追加申請
基本級の受
験
専門級の受
験
学科試験が合格
口述試験が不合格
追
学科試験が不合格
試
口述試験が合格
験
学科試験,口述試
験とも不合格
JIS Z 3841 の半自動溶接
技能者専門級の取得者
口述試験
(面接)
実技試
験注 1
2016 年度 2 期
受験料
(消費税 8%込み)
○
○
○
―
受験料:16,200 円
(申請内容によって異なる)
申請料は無料注 2
○
―
○
―
受験料:3,240 円
(受講は無料)
―
○
―
―
受験料:2,160 円
○
○
○
―
―
―
○
―
上記の未取得者
―
―
○
○
別途,費用必要
追試験
○
―
○
―
受験料:3,240 円
(受講は無料)
追加申請
基本級と専
門級の同時
受験注 3
講習会
学科
試験
(申請内容によって異なる)
JIS Z 3841 の半自動溶接
技能者専門級の取得者
○
上記の未取得者
○
○
○
受験料:5,400 円
(受講は無料)
書類提出は必要
(受験料 3,240 円)
申請料は無料注 2
―
受験料:16,200 円
○
○
○
注 1:実技試験
専門級のロボット溶接実技試験については,申請者の事業所にて実施しますが,日程及び試験
内容については別途打合せの上,決定します。ただし,表4に示すとおり,申請する種別と同じ
溶接姿勢の JIS 3841/WES 8241 に基づく半自動溶接技能者の専門級を取得している場合は,ロボ
ット溶接の実技試験が免除になります。
注 2:申請内容によっては書類審査(料金無料)でない場合があります。申請する前に,必ず事務局に
問合せて確認して下さい。
注 3:基本級と専門級の同時受験
原則として,同時受験はできません。ただし,予め承認された「建築鉄骨ロボット溶接オペレ
- 2 -
ータ 専門級 特別教育」を受講した場合には,基本級との同時受験が可能です。
(備考) 講習参考書
本講習には「建築鉄骨ロボット溶接入門」
(産報出版,¥5,000+税)を参考書として使用します。
試験当日,会場での販売は行っておりませんので,事前に下記の出版社から購入して予め予習し
ておくことをお勧めします。
産報出版(株)販売部(東京)TEL.03-3258-6411 (大阪)TEL.06-6633-0720
- 3 -
3.受験申請手続きについて
3.1 提出書類
本協会ホームページから申請書をダウンロードして申請して下さい。
(1) 建築鉄骨ロボット溶接オペレータ技術検定試験受験申込書
(2) 受験者の職務経歴証明書(ロボット溶接 100 日以上の経験が必要。ただし,この項の(6)の有
効な特別教育の受講修了証を保有している場合にはその経験日数は不問。)
(3) JIS Z 3841/WES 8241 半自動溶接適格性証明書(基本級・専門級)のコピー
(4) 申請する種別と同じ種別のロボットの型式認証書(日本ロボット工業会発行)のコピー
(5) 産業用ロボット安全衛生特別教育修了証のコピー
(6) 建築鉄骨ロボット溶接オペレータ特別教育の受講修了証のコピー
(上記(2)でロボット溶接 100 日以上の経験がある場合は不要)
(7) 受験料の銀行振込控のコピー(所定の台紙に貼付)
<お願い!> 提出書類については,必ず控え(コピー)を保管して下さい。
(注)記入した申請書と職務経歴証明書はコピーをとり,それに写真を貼り,本人及び所属長の印を押して提
出して下さい。申請書(職務経歴証明書等添付書類を含む)は必ず本人が内容を確認して下さい。
[職務経歴書を提出するときの注意点]
申請する種別すべてについて,主な実務経歴を記入して下さい。実務経歴については,産業用
ロボット安全衛生特別教育修了後からの実務を記入し,ロボット溶接の経歴を記入して下さい。
職務経歴書に不備があると受験資格が不十分となり,受付できない場合があります。
また,記載内容に虚偽があった場合,取得資格が取消しになる場合がありますのでご注意下さい。
3.2 受験料及び振込先
(1) 受験料
受験料(消費税 8%込み)については,表2を参照して下さい。
(2) 受験料の振込み先
三井住友銀行
神田駅前支店
普通預金 No.1304625
一般社団法人 日本溶接協会
[注]振込手数料は,受験申請者の方でご負担願います。振込控のコピーを受験申込書に添
付して下さい。振込控(写)がない場合は,受付できませんので注意して下さい。
3.3 申込み先
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町 4-20
(一社)日本溶接協会
建築鉄骨ロボット溶接オペレータ認証委員会 事務局
TEL.03-5823-6325
FAX.03-5823-5211
3.4 受付期間と受験票の送付
表1に示す受付期間内に提出書類を 3.3 項の申込み先に提出して下さい。受験票は,開催日
の約2週間前に勤務先(連絡先)に送付します。
4.資格認証の範囲など
資格認証の範囲は,表3のとおりです。また,ロボット溶接実技試験の免除条件となる半自動
溶接技能者の専門級資格は,表4のとおりです。
- 4 -
級別
表3 資格認証の範囲
(WES 8111「建築鉄骨ロボット溶接オペレータの資格認証基準」から)
溶接
種別記号
継手の区分
エンドタブの種類
姿勢
PP-FS
PP-FF
基本級
スチールタブ
H 形鋼柱と梁フランジ
溶接組立箱形断面柱と梁フランジ
十字柱と梁フランジ
H 形鋼柱と通しダイアフラム
十字柱と通しダイアフラム
通しダイアフラムと梁フランジ
スチールタブ,代替タブ
下向
(F)
SD-FN
角形鋼管柱と通しダイアフラム
角形鋼管柱と角形鋼管柱
なし
CD-FN
円形鋼管柱と通しダイアフラム
円形鋼管柱と円形鋼管柱
なし
PP-VS
PP-VF
PP-HS
PP-HF
SS-HN
角形鋼管柱と角形鋼管柱
角形鋼管柱と通しダイアフラム
CC-HN
円形鋼管柱と円形鋼管柱
円形鋼管柱と通しダイアフラム
専門級
HH-HS
HH-HF
BB-HC
BB-HN
立向
(V)
H 形鋼柱と梁フランジ
溶接組立箱形断面柱と梁フランジ
十字柱と梁フランジ
通しダイアフラムと梁フランジ
横向
(H)
スチールタブ
スチールタブ,代替タブ
スチールタブ
スチールタブ,代替タブ
なし
なし
横向
(H)
H 形鋼柱と H 形鋼柱
H 形鋼柱と通しダイアフラム
スチールタブ
スチールタブ,代替タブ
溶接組立箱形断面柱と溶接組立箱形断面柱
溶接組立箱形断面柱と通しダイアフラム
表4
コーナタブ
なし
ロボット溶接実技試験の免除条件となる
JIS Z 3841 / WES 8241 に基づく半自動溶接技能者の専門級資格
専門級申請資格の種類
継手の区分
種別記号
PP-VS
柱と梁フランジ
PP-VF
PP-HS
PP-HF
角形鋼管柱と角形鋼管柱
SS-HN
円形鋼管柱と円形鋼管柱
CC-HN
H 形鋼柱と H 形鋼柱
溶接組立箱形断面柱と
溶接組立箱形断面柱
HH-HS
HH-HF
BB-HC
BB-HN
- 5 -
JIS Z 3841 / WES 8241 に基づく
半自動溶接技能者の専門級資格
SA-2V,SA-3V,SN-2V,SN-3V のいずれか
SA-2H,SA-3H,SN-2H,SN-3H のいずれか
SA-2H,SA-3H,SN-2H,SN-3H のいずれか
≪参考≫ その後の対応と手続きなどについて
5.試験結果の発表と登録申請について
試験結果については,勤務先(連絡先)を通じて書面により通知します。電話による照会は,行
っておりません。
合格された方は,合格通知書と共に登録申請書を送付します。認証登録には登録申請の手続き
が必要です。
登録料(認証料)として,ロボットの機種ごとに最初の 1 種別は 5,400 円(消費税 8%込み)
で,1 種別追加ごとに 2,160 円(消費税 8%込み)が必要となります。これについては該当者に
は後日あらためてご案内しますのでこの技術検定試験申請では振込まぬようお願いします。
6.適格性証明書の交付について
登録申請書の受領後,所定の建築鉄骨ロボット溶接オペレータ適格性証明書が交付されます。
交付日は,「2016 年 11 月 1 日」です。
なお,表2の脚注に記す「実技試験」を行う場合には,実技試験工程の都合上で交付日は「2017
年 2 月 1 日」です。ご留意下さい。
7.資格更新について
7.1 認証の有効期間
資格認証の有効期間は,交付日より2年間です。
7.2 サーベイランス
資格登録後2年を経過する前に,その期間に従事したロボット溶接の実務業務について書類
審査を行い(サーベイランス),合格すれば有効期間を2年間延長した適格性証明書が交付され
ます。サーベイランスは2回まで受けることができます(延べ有効期間は最大6年です)。
資格の有効期限の約3カ月前にサーベイランス案内を勤務先(連絡先)に送付します。また,
サーベイランス手続きについては,別途費用が必要です。
7.3 再評価
資格の登録後6年を経過する前(すなわち,サーベイランスを2回受けてから更に2年を経過
する前)に,資格の更新を希望する場合は,WES 8111 に基づく再評価試験を受ける必要があり
ます。
基本級: 講習会受講と口述試験
専門級: 講習会受講と口述試験とロボット溶接実技試験
(免除条件は技術検定試験と同様)
また,再評価試験の手続きについては,別途,費用が必要です。
以
- 6 -
上