5 第1110号 平成28 (2016) 年7月1日 市役所へのお問い合わせは 0463ー94ー4711(代) みんなで育てる小さないのち サービスを使って楽しく子育てを おおたレディースクリニック 院長 太田篤之さん ~ハートフルサポート・いせはらの子育て支援~ 近い将来のお父さん・お母さんに質問です。 「伊勢原市で子どもを産み、育てたいですか?」 伊勢原市には恵まれた医療環境があり、 たくさんの支援サー ビス、多くの専門家やボランティアが、妊娠・出産・子育て を温かくサポートしています。 「ここで産み、育てたい」 と思われるまちであるために、市 ではさまざまな取り組みを行っています。 子育て支援課 妊娠~産後3カ月を大切に 女性にとって妊娠・出産期は、短期間での心身の大きな変化に加えて 「母 親」 という立場が加わり、 ライフスタイルも大きく変わります。 近年では病院での出産がほとんどですが、出産のための入院期間は短縮 傾向にあり、母親たちは育児に対する技術も気持ちも十分に準備できない まま、自宅での生活へと戻らなくてはなりません。出産後は、身体的にも 精神的にも不安定な時期です。思うようにならない育児と生活への混乱か ら 「産後うつ」になる人もいます。何か困った時、悩んだ時に頼れる場所が 必要です。 妊娠期~乳児と母親・父親のためのサービス の記載がないものは子育て支援課が担当です。 【妊娠期】 ◇母子健康手帳・父子手帳の交付 妊娠届提出時に交付します。予防接種や成長、発達 の様子を記録します。 ◇妊婦健康診査 14回分の補助券を交付します。医療機関での健診に 使用してください。 ◇母親父親学級、 プレママ・プレパパ交流会 初めての出産は不安がいっぱい。何を準備したらいい? 赤ちゃんはど うやって抱くの? そんな不安を解消するための教室です。 ◇妊婦歯科検診の助成 妊娠すると口内の病気にかかりやすくなり、 中でも歯周病は早産の原因の一つとも言われ ています。妊娠期に1回、自己負担額1000円 で検診が受けられる受診券を交付しますので、 事前に市内または秦野市の医療機関に連絡を して受診してください。 ◇赤ちゃんとこれからママのひろば 1歳未満の乳児と保護者、妊婦さんを対象 とした交流スペースです。先輩ママのお話を きいたり、赤ちゃんとふれ合ったりすること ができます※子育て支援センターで月に2回 開催 ◇ふたごちゃんすぺしゃるDAY 双子や三つ子のお母さん、お父さん、妊婦 さんのための交流スペースです。双子のお子 さんならではの子育て方法や”あるある話”な ど、楽しくお話ししてみませんか※子育て支 援センターで不定期に開催 これからの妊娠のために・・・ ◇不育症治療費の助成 妊娠しても流産や死産を繰り返してしまう不育症の治療に対し、保険適 用外の自己負担額の2分の1を助成します (1年度1回、上限20万円) 。 ◇一般不妊治療費の助成 不妊に悩む夫婦に対し、不妊治療(体外受精および顕微受精を除く)に要 する保険適用外の2分の1を助成します (上限3万円、千円未満切り捨て) 。 治療開始から12カ月を経過するまでを1期とし、最長2期が助成期間です。 困ったときの一時預かり ◇ファミリー・サポート・センター 95-0728 子育ての手助けをしてほしい人 (依頼会員)と、子育てのお手伝いをした い人 (支援会員) 、相互による育児援助活動です。3カ月児から小学校6年生 まで利用できます。事前に会員登録が必要です。 内 容 保護者が仕事、冠婚葬祭や病気の時、リフレッシュしたい時な どに支援会員がお子さんを預かります。 利用料金 1時間あたり700円 (平日の午前7時~午後7時、 それ以外は900円) は4月からスタートした事業です。 【出産後】 ◇新生児・乳児訪問 初めての赤ちゃんが生まれた家庭を保健師や助産師が訪問し、育児の指 導をしたり相談を受けたりします。 ◇こんにちは赤ちゃん訪問 第2子以降の乳児に対する訪問です。子育てサポーター*や民生・児童委 員がお伺いし、子育て情報をお届けします。 ◇小児医療費の助成 ♥(別途P4に掲載) ◇未熟児養育医療の給付 出生時の体重が2000グラム以下、または身体の発育が未熟なまま出生し た乳児に対し、必要な入院医療にかかる費用を助成します (指定医療機関 に限ります) 。 ◇やすらぎサービス(有料) 社会福祉協議会 94-9600 妊娠期や産じょく期(おおむね出産後4~8週間)などで、家事が困難な家 庭の家事援助などを行うホームヘルパー派遣サービスです。事前に会員登 録が必要です。 利用時間 午前6時~午後10時の間 利用料金 1時間あたり1000円(午前8時~午後6時以外は1200円) ◇すくすく健康相談(乳幼児健康相談) 保健師や栄養士による健康・母乳・食事・歯科に関する相談や、離乳食 などの実演、身体計測などが受けられます※開催日程は「広報いせはら」で お知らせします ◇子育て支援センター、 つどいの広場、子育てひろば 子育て支援センター 95-8181 赤ちゃんと一緒に遊ぶことができるスペースです。開催時間内は自由に 参加できます。お子さんを遊ばせながら、子育てアドバイザーや子育てサ ポーターに育児相談をしたり、日ごろのことを話し合ったり。交流、息抜 きの場としても利用できます※各広場の開催日程など詳しくは、担当へお 問い合わせください *子育てサポーター ・・・地域で子育てのお手伝いをするボランティア です。市が行う講座を受け、活動しています。28年度養成講座を10月 から開催します。あなたの経験を生かし、一緒に応援しませんか。詳 しくは、広報いせはら8月15日号でお知らせします。 4 子育ての悩み、 相談してください ◇母子保健スタッフによる相談 子育て支援課母子保健係 保健師、助産師、栄養士が相談を受けます。 ●妊婦さんの歯科・食事相談、妊産婦訪問 ●育児・母乳・食事電話相談 と き 月〜金曜日 (祝日を除く) の午前8時30分~午後5時15分 ◇子育てコンシェルジュ 子ども育成課 幼稚園や保育所、認定こども園などの利用方法や、市の支援サービスな ど、子育てに関するさまざまな情報提供や相談を受けます。「何をどこに 相談したらいいのか分からない…」そんな時、 まずお気軽にご相談ください。 と き 月〜金曜日 (祝日を除く) の午前9時~午後4時 ところ 市役所1階の担当窓口 ◇子育て支援センター電話相談 95-8181 保育士の資格や子育て経験のある、子育てアドバイザーによる電話相談。 と き 月〜金曜日 (祝日を除く) の午前9時30分~正午、午後1時~4時30分 ◇子ども相談、発達・療育相談 子ども家庭相談室 (青少年センター2階) 92-1095 (相談専用) 家庭や子どもの福祉に関する相談 (児童虐待)や、発達に関する相談に対 応します。 と き 月〜金曜日 (祝日を除く) の午前8時30分~午後5時15分 90-2260(相談専用) ◇虐待相談かながわ NPO法人チャイルドファーストジャパンの専門相談員が、子育ての不 安や悩みなどを含め虐待に関する相談を受けます。 と き 月・水曜日 (祝日を除く) の午前10時~午後4時 このほかにも・・・ 4~6カ月児の離乳食を学ぶ 「ごっくん離乳食教室」や、7カ月児健康相談 時に絵本の読み聞かせとプレゼントをする 「すこやか親子ブックスタート」 、 2・3歳児の保護者を対象とした 「ほめて・つたえて・しつける 子育て練習講 座」などがあります。また、託児付きのがん検診、39歳以下健康診査 ( 健 康管理課) 、エクササイズ ( スポーツ課)など、子育て中のお母さん・お父 さんを支援する事業があります (託児は7カ月児以上から) 。 医療機関と行政が一緒に支えています 市内の産院(科)では、出産や子育てに心配があ るお母さんについて、妊婦さんの段階から市の担 当者と情報交換を行い、早めにフォローしています。ご本人の了解を 得て診察時の様子などを伝え、どのように支援するかを考えます。県 内でもここまでの連携ができているのは例がありません。伊勢原の大 きな特徴ですね。 お金や物の経済的支援も大切ですが、人的な支援がやはり一番だと 思います。 「産後うつ」は誰でもなる可能性がある 一人目の出産は大丈夫だった人でも二人目でうつになることがあり ます。そうなる前に、周りの人が気付いてあげることが大切です。本 人は「自分は平気。まだやれる」と頑張ってしまうもの。家族を含め、 第三者の目が必要です。特に、周りの目が届きにくくなる1カ月健診 から4カ月健診の間が要注意です。 生まれたら、みんなで育てる 当院は開業60年になります。昔との違いは、核家族が増え、地域の つながりが弱くなっていることでしょうか。自分の親や近所の人から 子育てのアドバイスを聞いたり、子どもを見てもらったりすることが 難しくなっています。そんなことからも、2人目以降の出産をためら う人が増えたのかなと思います。 「こう育てたい」という願いはどの親にもありますが、思い通りにな らないのが赤ちゃんです。お母さん一人で抱え込まないで、使えるサー ビスをどんどん使って、気楽に子育てを楽しんでほしいですね。 10月から 通院に関する小児医療費助成 を小学校6年生まで拡大します 子どもが病気やけがで通院・入院をした際の医療費を助成しています。 小学校4年生までを対象としていた通院診療の助成を、10月診療分から小 学校6年生までに拡大します。 小学校5・6年生の家庭には申請書を送付していますので、8月31日(水)ま でに担当へ提出してください。保護者の所得審査を行い、助成対象者には 9月下旬に医療証を郵送します。入院のみ助成対象となる中学生には医療 証は交付されませんので、医療機関で支払いをした後、担当窓口で払い戻 しの手続きを行ってください。 対象区分 通院・入院 9月診療分まで 0歳~小学校4年生まで (医療証の交付あり) 入院のみ 小学校5年生~ (医療証の交付なし) 中学校3年生まで 10月診療分から 0歳~小学校6年生まで 中学校1~3年生まで ※満1歳以上の子どもについては所得制限があります もっともっと、 子育てがしやすいまちへ ~連携・連動推進チームが発足しました~ 市では、第5次総合計画の将来都市像である 「しあわせ創造都市 いせは ら」の実現を目指し、今年度から新たな重点施策分野として 「子育て環境づ くり」を位置づけました。施策を推進するため、関係部署7部16課による連 携・連動推進チームを発足し、横断的に事業を進めていきます。 今後も 「妊娠・出産・子育て支援の充実」 「子育て世帯などの経済的安定 ※ とワーク・ライフ・バランス の促進」 「子育てしやすいまちづくりの推進」 を柱として、子どもの貧困対策などの課題にも取り組んでいきます。 ※ワーク・ライフ・バランス…誰もが仕事や家庭生活、地域活動などを自ら望むバランス で行えること。個人の努力だけではなく、職場や家庭の環境を整えることも求められます ☆市ホームページでもたくさんの情報をお知らせしています。トップ ページ 「子育て・教育」 「妊娠・出産」 からご覧ください。
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