少林寺拳法部が創部40周年記念式典を開催しました 1976年の創部以来、40周年を迎えた少林寺拳法部。4月30日に、石森 副学長、福浦学生部長、近隣道院長、他大学少林寺拳法部など多くの来賓 を招き、OB・OG、現役部員総勢120人が参加して、記念演武会および懇 親会を開催しました。西南コミュニティーセンターで行われた演武会では、 「過去・現在・未来」をテーマとして、OB・OG 、現役、新入生それぞれが渾 身の演武を披露。初代から続く熱き魂と、未来への希望を表現しました。 西南クロスプラザで行われた懇親会では、部の 40歳の誕生日を祝って、 初代と新入生がバースデーケーキに入刀。現役主将の相良伊武紀(法法・ 3年)が、50周年に向かって、部のビジョンとアクションプランを披露しまし た。部の創始メンバーである2代の白水政治先輩(80年・法法卒)は当時 を振り返り、 「数人の有志で始めた部がここまで大きくなるとは想像もし なかった。今後も部の伝統を受け継ぎ、 さらに発展していくことを心から 願っています」 と挨拶。参加者全員が部の歴史を振り返り、未来への希望 を抱くことができた思い出深い記念式典となりました。 西南学院大学に関するさまざまな情報をお届けします。 ヨット部新艇「Karen」号進水式を行いました 今年 2 月、渡洋会(西南学院大学ヨット部 OB 会)の月形祐二会長(現 糸島市長・81 期・法法卒)から、現役部員主将の中俣ひかるさん(文外仏 専4年)へ、スナイプ級ヨット新艇1艇が贈呈されました。 ヨット部が活動している小戸ヨットハーバーで進 そして3 月5日には、 水式が執り行われ、K.J.シャフナー学長ほか来賓のご挨拶に引き続い て、西南学院校歌斉唱とともに新艇が出艇しました。 ヨット部では新艇の命名に際して、院長のご家族や聖書に登場する “女性” のお名前を頂戴しており、今回の新艇はK.J.シャフナー学長の ファーストネームから「Karen」と名付けられました。 また今回の新艇は西南学院のスクールカラーにちなんで、薄いグ リーンに塗装されており、新しいセール(帆) と船名をまとって海の上を 快走していきます。中俣さんは、 「 多くの先輩から海への想いを込めら れたこの新艇カレンに乗って、九州インカレを突破し、全日本の舞台で カレンを走らせたい」と意気込みを語ってくれました。 西福戦(応援合戦) を開催しました 5月1日、春日公園球場で行われた九州六大学野球リーグ戦の伝統の 一戦、西福戦において、8 対 5 のサヨナラ勝ちをおさめました。硬式野球 部は今年のスローガンを『 NEXT!NEXT!NEXT!∼創立100周年新しい 歴史を俺達が刻む∼』 と掲げ、2 年連続の神宮大会出場を目標にリーグ 戦に臨んでいます。西福戦では、チアリーダーやブラスバンドを含む学 生・教職員約200人が参加し、大いに盛り上がりました。 始球式では、K.J.シャフナー学長がバッターを務めました。試合は 2 回表を終え、3 点のリードを許す中、その裏代打の副島大典(商商 3 年) が走者一掃3点二塁打を放ち、同点。その後も、田中嘉人(経経 2 年)が 猛打をみせ、畑中雄太(経経 2 年)のタイムリーで逆転。投手は継投しな がらも、3 番手の高島(商商 2 年)が3 ∼ 8 回を1 失点に抑え、好投を見せ ました。最終回、1点リード2アウトから本塁打で追いつかれるものの、そ の裏 1アウト1 、2 塁で庄島秀忠(商商 3 年)がサヨナラ3ランで試合を決 めました。 最終戦を終え、本学は5 勝 5 敗の 4 位となり、昨年に続き2 年連続の全 日本大学選手権出場とはなりませんでした。この悔しさを力に代えて、 秋季リーグでの活躍を期待したいと思います。 No.197 2016年度入学式を挙行しました 2016 年度西南学院大学入学式が 4 月 1 日に体育館で行われ、学部 生、大学院生、法科大学院生合わせて、約2,000人が入学しました。 『聖書』からの言 式ではK.J.シャフナー学長が、キリストの教典である 葉「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つ かる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる」に触れ、 「 本学での学び が有意義なものとなり、皆さんが卒業するときには各々、自分にしかで きないやり方で世界に貢献できるように願っています」と告辞を述べま した。 続いて、新入生代表の言葉として、法学部法律学科の吉原亮介さんが 「西南学院創立 100 周年の年に、西南学院大学の一員になれたことを 誇りに思う。今日を一つの出発点として、自己と向き合い、学びを深め、 友人と共に高めあいながら、 しっかりと学び成長していきたい」と挨拶し ました。 入学式終了後、新入生たちは在学生の歓迎を受けながら、キャンパス を通り抜け、新たな学生生活をスタートさせました。 16 池上彰氏特別講演会を開催しました 留学生別科終了式を行いました 4 月 10 日、大学チャペルにて、多数のメディア出演や書籍出版で活 躍されているジャーナリストの池上彰さんをお招きして特別講演会を 「 池上彰の公開授業 い 開催し、約 700 人が参加しました。第 1 部では、 ま、学ぶべき教養」と題して基調講演をしていただきました。講演では、 「日本の教育では、与えられていることをひたすら学び、そのままはき 出すということが繰り返されている。日本人の多くは問いに対して疑問 を持たない」ことを指摘し、 「 読書を通じて教養を深めてほしい」と述べ られました。 第 2 部では、毎日新聞東京本社デジタル報道センター編集委員の元 村有希子さんをコーディネーターにお迎えして、西南学院高等学校の 生徒と西南学院大学の学生の計 4 人を交えて「新・国際人∼これからの グローバル社会で求めら れるもの∼」と題したパネ ルディスカッションが行わ れました。教養と常識や雑 学の違いや、英語の習得 につ いてなど、そ れぞ れ 興味のある内容について 池上さんに質問を投げか けました。登壇した生徒、 学 生らは「自分 の 意 見を しっかり持ち、幅広い視野 でいろいろなことを積極 的に学 び 、吸 収して いき たい」と語りました。会場 ではメモを片手に熱心に 聴き入る参加者の姿が多 く見られました。 5 月20日、西南コミュニティーセンターで2015-2016 年度留学生別 科終了式が行われ、協定校からの留学生 13ヵ国 49 人が本学での1年 間または半年間の留学生活に別れを告げました。当日は、友人やホスト ファミリー、来賓、教職員約100人が参加しました。 「 西南学院を巣立 K.J.シャフナー学長が留学生に終了証書を手渡し、 つ皆さんが、あらゆる可能性を信じ、先輩留学生たちに続き、世界で活 躍することを切に願っています」と告辞を述べました。 その後、日本語の各クラスを代表して6人の留学生が答辞を読み上げ ました。初級日本語クラスのクシュマン・サミュエルさん(アメリカ)は「1 年間素晴らしい経験をし、世界中に友人ができました。今日はさよなら の 代わりにありがと うと言いたいです」と 日 本 語 でスピー チ 。 最 後に、日 本 語クラ ス担当の先生方へ御 礼 の 言 葉を述 べ 、会 場は大きな拍手に包 まれました。 終 了 式 後には、西 南クロスプラザで歓 送レセプションが 行 われ、留 学 生は教 員 や友人らとの別れを 惜しんでいました。 文学部外国語学科 フランス語専攻 ロ ラ ン ス シ ュ ヴ ァ リ エ Laurence Chevalier 教授 グルノーブル第3大学卒業。フラン チェ・コンテ大学博士前期言語科学 研究科フランス語教育修了。専門 分野は言語教育・フランス語教育。 研究テーマはフランス語教育法。 教 授 の目線 社 会で起こっている様 々な事 象を、 先 生 方が 独 自の 視 点で語ります 「秘密保護と質の高いジャーナリズム」 4月中旬、日本にとってかなり ショッキングな発表がありました。 国際NGO「国境なき記者団」は、 アジアの民主主義大国であるはずの 位であると 位後 日本が「報道の自由度ランキング」 において180カ国中 発表したのです。昨年度から 退し、日本は報道の自由に対して重 大な問題がある国として烙印を押さ れてしまいました。同時期に、「表 現の自由」に関する国連特別報告者 によって、日本のメディアは政府か ら間接的圧力を受けている状況にあ ることが露見されました。まぎれも 17 なくこれは2014年に施行された 「特定秘密保護法」の結果です。以 前からこの法の危険性は多くの人に 指摘されてきました。 偶然にもこの4月、ヨーロッパ議 会において日本の「特定秘密保護 法」に相当する「営業秘密保護法」 が可決されました。この法はジャー ナリストの調査を妨げるものです。 ただでさえ間違った情報や操作され た情報で溢れているこの時代に、民 主主義大国の政府が質の高いジャー ナリズムを奨励するのではなく、む しろメディアの独立や調査報道を阻 害していることを認めてよいので しょうか。 No.197 11 72
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