和歌山病院での研修を終えて 和歌山県立医科大学附属病院 臨床研修医2年目 鐵尾 真美 「和歌山病院、南方先生が院長をされている病院だ。しかし、どこにあった だろうか。」というのが、和歌山病院に対する私の正直な感想です。というの も、実習先を決める希望調査で期限内に自分の希望先を記入せず、気づいた時 点ではどの病院も空きがほとんどなく、困り果てていた際偶然、南方先生とお 会いし、受け入れ人数が1人であったにも関わらず状況を察し、申し出を快諾 してくださりました。 そういった経緯で、和歌山病院で1ヶ月研修させていただくことになりまし た。研修では、呼吸器感染症、気管支喘息、肺がん等様々な呼吸疾患を診させ ていただきました。胸水穿刺や気管支鏡などの手技も積極的にさせていただき ました。その中でも、私がこの1ヶ月の研修で特に勉強させていただいたこと が、外来診療をさせていただいたことです。東先生、南方先生のサポートのも と、主訴から必要な問診をし、鑑別診断を挙げ検査をオーダーし、結果をアセ スメントし治療方針を決めていくという、一連の診療を実際させていただくこ とができたことは、新たな体験であり、非常に勉強になりました。また、入院 適応がある場合は、実際自分が主治医となり入院中も診療し、退院後の経過観 察も自分でさせていただきました。退院後、私服で来院し、元気に生活されて いる様子を話してくださる患者さんの様子を見て、このような経験は初めてで あったため、なんとも言えない嬉しさを実感しました。 1ヶ月というごく短期間でしたが、胸部 Xp の読み方や抗生剤の使い方等、 これからの診療の基礎となる知識を改めてしっかりと勉強することができ、と ても有意義な1ヶ月でした。南方先生をはじめ諸先生、親切にご指導いただき ありがとうございました。また、色々と気遣ってくださった医局事務員さん、 コメディカルの皆さん、ありがとうございました。
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