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とき め き きら め き い き い き を 伝 える
2016
7
No.1665
トラフ
ェス!
!
Tr a d
itiona
l
Festi
val
TOPICS
・参議院議員通常選挙…P6
・関市ビジネスサポートセンター…P8
・お知らせ…P22~29
・しあわせヘルスだより…P30~32
・文化会館/図書館…P33
花火だけじゃない! 関の夏はまつりだらけ
これが関の夏まつりだ!
いよいよ夏到来!夏の楽しみといえば夏まつりですよね。そして、関の夏は
地域を代表する伝統のまつりが盛りだくさん!!
男子と女子が提灯を交換したり、手ぬぐいや提灯を奪い合ったり、世相を
風刺した“だし”が野菜で作られていたり、幻想的なまつりや迫力満点なまつ
り、そんな知らないと損する関の伝統のまつり(Traditional Festival~トラ
フェス~)を大紹介(^O^)/。
チンチカカ
明治初期に始まった
精霊送りの伝統行事。
昭和 32 年に一時中断
されたが、地域の伝統
を次の世代に伝えたい
と、平成 11 年に復活
した。行事の運営には
地元住民 70 人以上が
携わっている。暗闇に
2本の巨大な火柱が出
現する勇壮な光景は必
見。
1関市民花火大会8月13日(土)稲口津保川河畔 2万燈流し7
月31日(日)長良川河畔 3千灯供養祭8月17日(水)高澤観音
4万燈流しに使われる煎餅 5円空川まつり7月31日(日)弥勒寺
6ちょうちんまつり7月23日(土)洞戸通元寺津島神社 7天王ま
つり7月30日(土)春日神社 8チンチカカ8月15日(月)津保川
百年橋~梅ノ木瀬橋一帯(関市小屋名)
9お十七夜8月17日(水)
大門町
広報せき 2016.07
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天王まつり
天王祭りは別名 “ 提灯(ちょうちん)祭
り ”とも呼ばれ、春日神社の能舞台で行
われる、夏の風物詩ともいえる祭礼行事。
竹の小枝につけられた小さな提灯に子
どもの氏名、年齢、干支、性別を墨書きし、
神前に捧げ、男子と女子の提灯を交換す
るもので、付き添う両親は子どもの健康
を願うとともに将来の良縁を祈願する。
ふ るさと 夏 ま つり7月
30日(土) 本町通り 燈
花会7月30日(土)春日神社
盆 おどり 地 蔵まつり
8月23日( 火) 吉本町、西
町、吉田町、出来町 関市
民花火大会8月13日(土)稲
口津保川河畔 千 灯供 養
祭8月17日(水)高澤観音 洞戸津島神社の狛犬 千灯供養祭 般若心経を写経しローソクに巻
き、火を灯して先祖の供養または祈
願をする伝統行事。
20メートル四方の卍型に並べた、
願い事や名前が書かれた紙を巻いた
ろうそく約500本の灯りが闇夜に浮
かび上がる様は幻想的。
お十七夜
新長谷寺(吉田観音)の観音供養にちなんだ行事で、言い伝えによると江戸時代に
この地で流行病が発生し、多くの人が病死したので、住民たちが自分の家の軒先に野
菜や穀物をお供えして観音様に平癒を祈願したところ病気が治ったという。ちょうどそ
の日が観音様の祭日の前晩にあたることから、このお十七夜が始まったといわれている。
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広報せき 2016.07
通元寺
開催地:洞⼾通元寺津島神社
開催日:7月 日
これが、【ちょうちんまつり】
だ!
通 元 寺 地 区 で 生 活 す る 余 世 帯 が、 準 備
見。
合う勇壮な光景は必
者らが我先にと奪い
い わ れ る こ と か ら、若
どのご利益があると
家 内 安 全、商 売 繁 盛 な
提灯や手ぬぐいを
持 ち 帰 れ ば、厄 除 け、
かって掛け声に合わせ竹を振り下ろす。
会員が中心となり、
下 に 待 ち 構 える 群 衆 に 向
れ、
まつりを支える「燈元」や
「通元寺友の会」
境内に到着後、まつりはクライマックスを
迎える。竹は高さ3メートルの石垣に上げら
つ り の 見 ど こ ろ の ひ と つ に 数 え ら れ る。
明 か り が 揺 れ 動 く 様 は 非 常 に 幻 想 的 で、 ま
り を 練 り 歩 く。 厳 か な 雰 囲 気 の 中、 提 灯 の
午 後 9 時 前、 住 民 は 提 灯 に 明 か り が 灯 さ
れ た 竹 を 手 に、 津 島 神 社 ま で 数 百 m の 道 の
全 部 で 1 0 0 本 以 上。
の ま つ り の 慣 わ し で、 準 備 さ れ る 竹 の 数 は
の手ぬぐいなどを別の竹につけることがこ
下 げ る。 厄 年 の 人 が い る 家 庭 で は、 年 の 数
された長さ約8mの竹に提灯を奇数個ぶら
80
提灯がぶらさげられた竹
厄年の人は手ぬぐいなどをつける
ちょうちん まつり
「地 域 で の 生 き 方 を 大 切 に し て い き た い」
洞戸通元寺の氏子総代長 野村武宏さんの言
葉 は、 地 域 へ の 愛 情 に 溢 れ て い る。
毎 年、 7 月 日 過 ぎ の 土 曜、 洞 戸 通 元 寺
の 人 口 は 倍 に 膨 れ 上 が る と い わ れ る。 津 島
こ と の 本 質 が 垣 間 見 え た。
語 る 野 村 さ ん の 言 葉 か ら は、 地 域 で 生 き る
るということに繋がっていく。」とやさしく
世 代 に 引 き 継 い で い く こ と は、 地 域 で 生 き
を 楽 し み に し て い る。」「 伝 統 を 守 っ て 次 の
は 前 も っ て 準 備 で き、 ま つ り を 思 っ て 帰 省
「働き盛りの子ども達は、普段はなかなか
帰 省 も ま ま な ら な い。 し か し、 こ の 時 だ け
【ち ょ う ち ん ま つ り】 の 時 期 だ け
聞 け ば、
で も と、 帰 省 す る 人 々 も い る そ う だ。
身 者 が 帰 省 す る た め だ。
礼 【 ち ょ う ち ん ま つ り 】 に あ わ せ、 地 元 出
神 社 で 開 か れ る、 地 域 を 代 表 す る 伝 統 の 祭
20
クライマックスの舞台、住⺠が目指す
津島神社の石垣
野村 武宏さん
23
地域で生きるということ
伝統を紡ぐ、勇壮なまつり。
提灯と手ぬぐいを奪い合う人々
04
広報せき 2016.07
小屋名
開催日:8月
チンチカカ
たいまつ
日
子 ど も の 頃 に は、 松 明 を 持 っ て 練 り 歩 き ま
した。結婚して市外で生活をはじめてからも、
ふ る さ と の よ き 想 い 出 で、 夏 に 帰 省 す る 際 の
楽 し み の 一 つ で す。
チンチカカを開催することで自然環境を守
る こ と の 大 切 さ を 学 び、 さ ら に は 地 区 の 絆 が
深 ま っ て い る と 感 じ ま す。 地 元 に 戻 っ て か ら
も こ の 伝 統 行 事 を 受 け 継 い で い き た い で す。
chinchikaka
池尻
開催日:7月
円 空 上 人( え ん く う し ょ う に ん ) の 法
要 や、 水 没 者 ・ 川 の 供 養 と と も に、 夏 の
一日を市内外の観光客に涼しく楽しく過
日
enku
盆おどり(本町通り)
ご し て い た だ く た め に 開 催 さ れ ま す。 ク
開催日:7月〜8月
bonodori
関おはやし会 兼松 幸子さん
ラ イ マ ッ ク ス で は、 ろ う そ く を 付 け た 煎
餅 を 小 さ な 船 に 見 立 て、 清 流 長 良 川 に 浮
弥勒寺にて
久世住職による護摩焚き(弥勒寺)
円空川まつり
梅ノ木瀬橋を渡るたいまつ行列
亀山 尚平さんファミリー
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か べ て 供 養 す る「 万 燈( ま ん と う ) 流 し 」
が 行 わ れ ま す。
市内一円
ま し た。 今 夏 も、 み な さ ん が 盛 り 上 が
は来場してくださるお客様が増えてき
加 え る な ど の 工 夫 を し た と こ ろ、 最 近
会場を盛り上げるためトランペットを
話 題 曲 を お は や し 用 に 編 曲 し た り、
盆おどり
関おはやし会
るのを楽しみにしています。
広報せき 2016.07
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