本パラリンピック委員会委員長・日本財団パラリンピックサポー ツの支援という新しい取り組みを発表しました。それを受けて日 「箱根駅伝優勝記念セレモニー」開催 3 月 5 日( 土 )、 ガ ウ チ ャ ー 記 念 礼 拝 堂 お よ び 礼 拝 堂 前 の 中 庭 に お い て「 箱 根 駅 伝 優 勝 記 念 セ レ モ ニ ー」 が 開 催 さ れ、 約 の抱負が語られ、堀田理事長が本学のパラリンピック、パラスポー 1500名が来場しました。 梅津順一院長の閉会の挨拶をもって、第一部は終了しました。 第一部終了後、ガウチャー記念礼拝堂前に原監督や大学陸 上競技部長距離ブロックの選手たちが並び、来場者一人ひと トセンター会長の山脇康氏より感謝を込めた挨拶が述べられ、 はじめに箱根駅伝優勝記念礼拝が執り行われ、堀田宣彌理事長よ り原晋大学陸上競技部監督に表彰状と副賞、選手を代表して神野大 地前主将に表彰状とメダルが授与されました。引き続き行われた三 で、 や は り A A A( ト リ プ ル エ ー) りと握手を交わしました。最後に来場者に向けて、原監督か 大駅伝報告会では、三木義一大学学長による挨拶の後、幼稚園児 性を感じさせ、大学スポーツに何か新 です。このような学生たちを多く輩 名から原監督に手作りの襷とエールが送られ、会場は盛大な拍手に しい風を吹き込んで、今後の方向を示 出していきたいと思います。 ら感謝とこれからの抱負が述べられ、交流会は終了しました。 しているのではないかと思います。 原監督の指導方針は、選手個々人 の能力をきちんと見極め、目標を設 包まれました。続いて原監督から三大駅伝の報告と次年度に向けて 開会挨拶 この選手たちの活躍を、従来の文 武両道に代わる新しいキャッチコ 定させて、自分で管理して高めてい 義一 連覇ができました ピーがないものかと考えておりまし くことです。しかも、選手個人のた 大学学長 三木 ことを心よりお礼 たら、 ある教員から 「青山アカデミッ 皆様のおかげで二 申し上げます。 めだけでなく、全体の連帯意識を持 います。特に盲人マラソンランナー ク・パラリンピックの支援を掲げて 組むべき課題として東京オリンピッ 中でサービスラーニングという取り ダーの育成を目指しています。その さを感じます。これは選手たちの知 配慮できており、コメント能力の高 り、非常にウィットに富み、周りに 頑張りました」というものとは異な の「こんなふうに練習して一生懸命 し て い た だ け る、 そ し て 伴 走 の 普 に今度は盲人マラソン選手の伴走を れ心よりお祝い申し上げます。さら 連覇という素晴らしい記録を達成さ そして、今日の主役であります原 監督と陸上部の選手の皆様には、二 スト( Aoyama Academic Artists )」 たちは「青山アカデミックアーティ くことにいたしました。文系の学生 れはいい」と思い、使わせていただ ) 、AAA(トリプルエー) Athletes はどうでしょうか」と提案され、「こ 近で見てまいりました。大きく成長 い学生たちの泥臭い多くの努力を身 れ」と話しました。私は報道されな お前たちの力で連覇を達成してく に「 今 度 は お 前 た ち が 主 役 で あ り、 その後のミーティングで、学生たち 思います。 ます。私どもは見守っていきたいと いわゆる個人主義とも団体主義と も少し違ったものが生まれつつあり クアスリート( が走る際に、なくてはならない存在 及・協力をしていただけるというこ した学生たちは、 年ぶりとなる完 つという方針が明確にできていま 青山学院では、これ か ら の グ ロ ー バル社会にぜひ取り組 み た い こ と が と し て ガ イ ド ラ ン ナ ー が あ り ま す。 と で、 本 当 に 心 強 く 思 っ て い ま す。 全優勝を達成し、本当に輝きのある Aoyama Academic あります。国籍、人種、性別、宗教、 本大学陸上部の選手たちがお手伝い 皆様のこうした取り組みがパラリン 走りだったと思っています。 昨年、今年と優勝した選手たちの コメントを聞いていると、これまで 習慣等、それからハン デ ィ キ ャ ッ プ をさせていただければ幸いです。パ ピック、パラスポーツの認知度の向 目 に 初 優 勝 さ せ て い た だ き ま し た。 す。 など、これらを乗り越 え て 、 誰 も が ラリンピック、パラスポーツのガイ 上や発展につながっていきます。 パラスポーツ支援 の 宣 言 楽しく学べるような社 会 に し た い と ドランナーの育成に注力していきた 来年度は『個の色合わせて緑とな れ』というテーマで個々の力を発揮 宣彌 考えております。 いと思います。 理事長 堀田 青山学院は、2年前 に 「 A O Y A 日本パラリンピック委員会委員長・日本財 ます。 パ ラスポーツの支援を宣言いたし 今日の優勝記念セレモニーという 記 念 す べ き 日 に パ ラ リ ン ピ ッ ク、 パ ラ ス ポ ー ツ を 大 い に 盛 り 上 げ て、 ます。 皆様と一緒にパラリンピック、 や気づきを与える、大きな力があり ポーツには人々を心豊かにして勇気 い ま す。 パ ラ リ ン ピ ッ ク や パ ラ ス きな力になることは間違いないと思 助け合う共生社会の実現に非常に大 立てるようなお手伝いをさせていた のガイドランナーとしてスタートに さらに、パラリンピック、パラス ポーツの支援のために盲人ランナー ります。 箱根三連覇に向けて努力してまい 出 雲・ 全 日 本・ 箱 根 駅 伝 の 三 冠、 ム 青 山 学 院 」 と し て 一 体 と な っ て、 し、 個 性 を 大 切 に し な が ら、 「チー 挨拶 団パラリンピックサポートセンター会長 史上最高の2020年東京大会を実 山脇 康 氏 大学陸上競技部監督(長距離ブロック) 原晋 2年前、学院創立140周年の節 ろしくお願いいたします。 れからも温かいご支援とご協力をよ に頑張っていきたいと思います。こ るために努力をしていくことも目標 レンジさせ、東京五輪でメダルをと だくこと、もう一つは、学生にチャ 堀田理事長からお話がありました ように、 パラリンピック、 パラスポー ツの普及・啓発活動に青山学院全体 としてご協力いただけるということ で、本当にうれしく心より感謝を申 し上げます。 報告 現したいと思います。 39 10 青山学報 256 Summer 2016 青山学報 256 Summer 2016 11 24 パラリンピックやパラスポーツを 通じた未来は、誰もが活力があって MA VISION」を策定し、人 と社会のためにサーバ ー ン ト ・ リ ー 握手を交わす山脇康氏、堀田宣彌理事長、原晋監督 閉会挨拶 院長 梅津 順一 本 日 は 優 勝 記 念 セレ モ ニ ー に 大 勢 の方 に お 集 ま り い 司会:内山義英大学陸上競技部部長 幼稚園児より手作りの襷を贈呈 ただ き あ り が と う ご ざ い ま す。 先 に 幼 稚 園 児 が 駅 伝 チームに激励の襷をお 渡 し し ま し た が、青山学院はオール青山で駅伝チー ムを応援してまいりました。試合当 日の沿道でも各年代の 青 学 生 ま た 校 友の方々が応援してくださいました。 しかし、青山学院が 青 山 学 院 の た めではなく広く世界に 貢 献 す る た め にあるのと同じように 、 駅 伝 チ ー ム も青山学院のためでは な く 広 く 世 界 に貢献するためにあり ま す 。 す で に 陸上長距離界に素晴ら し い メ ッ セ ー ジを送り、また今回、パラリンピック、 パラスポーツのために 協 力 で き る こ 安藤新主将、神野前主将と共に 堀田理事長より表彰を受ける原監督と神野前主将 箱根駅伝優勝記念礼拝と三大駅伝報告会 司式:シュー土戸 ポール学院宗教部長 メッセージ:伊藤悟大学宗教部長 来場者一人ひとりと握手を交わす原監督と選手たち 箱根駅伝優勝記念交流会 とは、大変うれしいこ と で す 。 青山学院大学の駅伝 チ ー ム 、 青 山 学院も皆様からのご声 援 、 ご 支 援 を いただきながら活動し て い き た い と 思っています。今後も 皆 様 の 励 ま し をお願いいたします。 Photo Gallery 12 青山学報 256 Summer 2016
© Copyright 2024 ExpyDoc