JA全厚連情報

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(毎月 1日
発行)
№1045 2016 年7月1日
目
次
□
特例年金の制度完了への対応について協議............................. 1
厚生連常勤役員・参事会議を開催
□
平成 27 年度経営収支状況による健全性指標とその対応について協議...... 2
事業企画委員会を開催
□
新専門医制度にかかる問題点の是正を要望............................. 3
厚労大臣、専門医機構理事長、地方6団体会長に要望書を提出
□
消費税負担解消に向けた対応について協議............................. 4
経営管理委員会を開催
通信員だより
依頼透析患者さんを受け入れ続け 45 年(雄勝中央病院)
がん相談支援センター主催サロン『おひさま』3周年(由利組合総合病院)
管理職が果たす役割を学ぶ 新任管理職研修(JA茨城県厚生連)
地域とのコミュニケーションを図る看護の日イベントを開催(茨城西南医療センター病院)
第 30 回事務研究会を開催(JA茨城県厚生連)
第 15 回市民公開講座(県北医療センター高萩協同病院)
緩和ケア病棟「端午の節句」イベントを開催(伊勢原協同病院)
田植えを体験しました~平成 28 年度新採用事務職員研修~(JA岐阜厚生連)
PET-CT装置を導入(中濃厚生病院)
緩和ケアセンターを開設(中濃厚生病院)
東海四県農村医学会を開催(JA静岡厚生連)
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お知らせ
◇会議日程
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全国厚生農業協同組合連合会
〒100-6827 東京都千代田区大手町 1-3-1 JAビル
TEL(03)3212-8000 FAX(03)3212-8008
E-Mail: [email protected]
(経営支援グループ)
http://www.ja-zenkouren.or.jp
編集責任者 瀧 幹男
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№1045 2016 年 7 月 1 日
特例年金の制度完了への対応について協議
厚生連常勤役員・参事会議を開催
本会は5月 26 日に東京・千代田区の「KKRホテル東京」において厚生連常
勤役員・参事会議を開催し、29 厚生連から 33 名が出席した。
協議事項では、(1)厚生連の経営改善の取り組み、(2)平成 28 年度診療報酬改
定への対応、(3)特例年金の制度完了への対応―について協議し、いずれも原案
どおり承認された。
このうち(3)では、これまで、①厚生連をはじめ加入団体の事業継続のため
の対策(分割納付、会計上の特例措置等)、②制度の公平性と「閉鎖型年金」
としてのあるべき姿を踏まえた清算スキームの設定
(すべての団体の負担軽減)
―の2つを懸案事項としていたが、「事業継続」については農林年金において
検討が進められていることから、今後、厚生連グループとしては「給付と負担
のあり方」について具体的な検討を求めていくこととした。
報告事項では、(1)厚生連の平成 27 年度経営収支実績、(2)平成 27 年度全厚
連収支実績、(3)消費税負担解消に向けた対応、(4)地域医療構想にかかる専用
ページの利用状況、(5)特別交付税措置の活用状況と平成 28 年度交付措置、(6)
平成 28 年度厚生連病院財政調整事業の実施、(7)医師・看護師確保に関する取
組状況、
(8)平成 27 年度厚生連との情報交換の結果と対応 (9)事業継続計画
(B
CP)の作成、(10)熊本地震にかかる状況―について報告を行った。
このうち(5)では、平成 27 年度の特別交付税の助成状況、公的病院への助成
に対する特別交付税措置の経過、
平成 27 年度JA全厚連の対応等―について報
告した。平成 27 年度は 16 厚生連 71 施設が制度を活用した助成を受け、うち5
施設が新規で助成を受けた。
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№1045 2016 年 7 月 1 日
平成 27 年度経営収支状況による健全性指標と
その対応について協議
事業企画委員会を開催
本会は6月3日、東京・大手町のJAビルにおいて事業企画委員会を開催した。
協議事項では、(1)平成 27 年度経営収支状況による健全性指標とその対応、
(2)特例年金の制度完了への対応、(3)その他(平成 29 年度厚生連常勤役員・参事
会議の開催、消費税負担解消に向けた対応)―について協議を行った。
(1)では、平成 27 年度経営収支状況による健全性指標が基準を満たさない厚生
連に対する今後の対応等について協議した。委員からは「少子高齢化、人口減少
の状況にある中で、施設整備にかかる過剰投資による負担は、将来さらに重くの
しかかってくると思われる。今後、厚生連が施設整備をする際には、他の厚生連
からの意見聴取をより密にした方がよい」等の意見が出された。
報告事項では、(1)平成 27 年度要改善厚生連への本会の取り組み、(2)効果的
な医師確保策の研究、(3)JA 全国大会議決にかかる取り組み―について報告を行
った。
(1)では、要改善厚生連に対して、経営状況のモニタリングを行ったほか、経営
改善チームに参画し、改善点を助言したことや、現地ヒアリングを実施し、病院
の抱える課題の洗い出しを行ったことが報告された。
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新専門医制度にかかる問題点の是正を要望
厚労大臣、専門医機構理事長、地方6団体会長に要望書を提出
去る6月 14 日、本会は塩崎恭久厚生労働大臣、一般社団法人日本専門医機構
の池田康夫理事長、地方6団体(全国知事会、全国市長会、全国町村会、全国
都道府県議会議長会、全国市議会議長会、全国町村議会議長会)の会長に対し、
新専門医制度にかかる要望書を提出した。
新専門医制度は平成 29 年4月からの開始が予定されているが、専門医養成の
中核的な役割を担う専門研修基幹施設に認定されるためには、症例数や専門
医・指導医の人員基準等を満たす必要があり、地方・へき地においてはこの基
準を満たすことが困難な病院も多いことから、大学病院や都市部の大病院に専
門研修基幹施設が集中し、医師の偏在が助長される懸念がある。
このため本会は、厚生労働大臣に対して「専攻医の都市部への偏在が発生し
ない仕組み」を政府の責任において設定するよう求めるとともに、その適正運
用を日本専門医機構に求め、さらに地方6団体に対しても側面支援を求めるこ
ととした。
具体的には、①偏在が解消されるよう地域別・診療科別の専門研修基幹施設
数や養成医師数を調整、②地域偏在解消の期待を担う地域枠医師等が、義務事
項(一定期間の地方勤務)の履行と専門医の資格取得を両立できるよう整合性
を確保、③課題が解決されるまで制度運用の凍結も検討―するよう要望を行っ
た。
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№1045 2016 年 7 月 1 日
消費税負担解消に向けた対応について協議
経営管理委員会を開催
本会は6月 22 日、東京・大手町のJAビル「全厚連会議室」において経営管
理委員会を開催した。
議決事項では(1)通常総会の招集、(2)経営管理委員の補欠選任手続き、(3)
事業企画委員会委員の選出、
(4)子会社㈱コーケン 定款の一部変更―について
協議し、いずれも原案どおり承認された。
引き続き協議事項に移り、(1)平成 27 年度JA全厚連事業報告および決算報
告、(2)定款等の一部変更、(3)消費税負担解消に向けた対応―について協議し
た。
このうち、(3)では、医療機関における消費税負担を解消するため、病院団
体の動向をふまえ「医療機関の負担する仕入消費税額が、社会保険診療報酬等
に上乗せしたとされる仕入税額相当額を上回った場合、現行の非課税制度の下
においても、その超過額の還付が可能な税制上の措置を講じること」を関係先
(政府、国会議員)に対し要望することとした。
報告事項では、(1)厚生連の平成 27 年度経営収支実績、(2)厚生連の平成 28
年4月末経営収支状況、(3)厚生連経営改善への本会の取り組み、(4)特例年金
の制度完了への対応、(5)新専門医制度への対応、(6)平成 27 年度子会社㈱コ
ーケンの事業概況および事業実績、(7)平成 27 年度㈱コーケンに対する子会社
監査結果―について報告を行った。
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№1045 2016 年 7 月 1 日
依頼透析患者さんを受け入れ続け 45 年
(雄勝中央病院)
JA秋田厚生連・雄勝中央病院(中村正明病院長)の透析センターは、昭和
45 年に開設し今年で 45 年経過しました。現在は 40 床で稼働し、昼夜問わず 85
名の患者さんを受け入れ、湯沢・雄勝地区の透析医療の中核を担っております。
透析治療は休みがありません。
「旅行」
「同窓会」
「冠婚葬祭」
「帰郷」等で透
析治療を休むわけにいかず、治療している病院を離れられないといったリスク
があります。しかし、当院では、こういった県内外からの患者さんの透析治療
の要望に応え受け入れを行っております。
遠くは鹿児島県・宮崎県から来院
され、急な依頼透析も断ることなく
対応し患者さんには大変喜ばれてお
ります。
当院で透析を受けた患者さんは、
ホームページを見て明るい雰囲気で
綺麗だったからと来院された理由を
話してくれました。また、年2回泥
湯温泉や川原毛地獄などの観光を楽
しんでいるご夫婦は、
「また秋にも来
ます」と笑顔で帰って行きました。
また、当院玄関ホールには、秋田
藩佐竹南家のお姫様由来の絵どうろ
うを飾っており、依頼透析の患者さ
んからも大変好評を頂いております。透析センタースタッフ一同は、さわやか
な挨拶と笑顔で患者さんをお迎えし、患者さんが「元気でまた雄勝の透析に来
るぞ」という気持ちになって頂くことを目標に、日々安全で安心な透析医療を
地域・依頼透析患者様に提供してまいります。
(川上紗綾通信員)
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№1045 2016 年 7 月 1 日
がん相談支援センター主催サロン『おひさま』3周年
(由利組合総合病院)
JA秋田厚生連・由利組合総合病院(佐藤一成病院長)のがん支援センター
では、がん患者さんやご家族が気軽に集まり、がんに関する様々な相談をでき
る場として、サロン「おひさま」を開設しています。
サロン「おひさま」のネー
ミングには、参加された皆さ
ん一人ひとりに暖かい光をお
届けしたいという願いが込め
られています。毎月、がん相
談支援センターで開催してお
り、午前中は、緩和ケア認定
看護師や薬剤師、管理栄養士
、作業療法士、訪問看護師や
放射線技師、歯科医師によるがんに関する学習会を企画しています。
午後からの茶話会は、患者さんやご家
族が病気の体験や思いを話しホッと一息
つける空間を心がけています。最初は、
緊張した表情の方が、徐々に緊張がほぐ
れ、笑ったり涙を流したりしながら時間
が過ぎていきます。希望があればタオル
帽子作りやパステル和アートも体験でき
ます。
また、年に一回は、院外を会場に開催しております。今年度は、5月 21 日に
「がんと共に、どんなふうに過ごしていますか?どんな時間を過ごしたいです
か?」というテーマで行いました。参加者からは、
「自分以外の方の経験や思い
に共感できた」「自分中心ではなく、病気中心になっていることに気付いた」
「
治療中でも自分なりの幸せを感じることの大切さを感じた」
「生きる力に
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№1045 2016 年 7 月 1 日
なる話を聞けた」などと感想を頂きました。パステル体験コーナーでは出来上
った作品ににっこりされる皆さんが印象的でした。
これからも、院内の職員と協働しながら参加して下さる皆さんとともに『お
ひさま』を育てていきたいと思います。病院ホームページに掲載している「お
ひさま便り」もご覧ください。
(川上紗綾通信員)
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№1045 2016 年 7 月 1 日
管理職が果たす役割を学ぶ 新任管理職研修
(JA茨城県厚生連)
JA茨城県厚生連(高橋惠一・代表理事理事長)は 19 日から 20 日、水戸市
の県JA会館で平成 28 年度茨城県厚生連新任管理職研修会を開きました。
医師
以外の全職種 49 人(男性 27 人、女性 22 人)が参加しました。
管理職に求められる役
割を理解し、組織目標や
事業計画の達成に向けて、
部署を統率管理できる能
力を習得することを目的
として開催しました。
研修会は、4人の講師
を招き、医療情勢・医療
政策動向の確認、管理職
に求められる労務管理、
講師の問題提起に対して意見を述べる参加者
病院経営分析の手法とその分析結果を活かした管理手法、メンタルヘルスとコ
ーチングについてなどを学びました。
病院経営分析に関する講義では、
「可視化」をキーワードにして、例題を基に
どのようにして解決していくかをグループで討議しました。
メンタルヘルスに関する講義では、ハラスメントについて問題のある事例の
対処法を考え、管理職として部下との関わり方を学びました。また、自分自身
のストレスコントロールについても学び、今後の病院業務に活かせるよう、真
剣に講師の言葉に耳を傾けました。
(日賀野裕季通信員)
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№1045 2016 年 7 月 1 日
地域とのコミュニケーションを図る
看護の日イベントを開催
(茨城西南医療センター病院)
JA茨城県厚生連・茨城西南医療センター病院(亀﨑髙夫病院長)は4日、同
病院敷地内にて「看護の日」にちなんだイベントを開催し、地元民など約 400
人が訪れました。地域とのコミュニケーションを図る目的で毎年開催しています。
各コーナーで病院の一部屋
を使用し、様々な企画を行い
ました。院内探検ツアーと称
し、参加者らは2名の看護師
に案内され、救急車の内装や
院内薬局などを回り、病院の
部屋や機器などについての解
説に興味深く耳を傾けていま
JA茨城むつみ職員と病院スタッフ
した。また自分でできる乳がん触診方法を学ぶコーナーでは、乳がんの早期発見
に繋げるため、参加者らはしこりがある皮膚の感触を模型で確かめました。その
他、塩分確認のための味噌汁試飲や血管年齢測定、嚥下体操、心臓マッサージ・
AED使用方法などを通じて、参加者らは健康や医療に対する関心を深めました。
外部からの企画ではJA茨城む
つみによる野菜販売があり、新鮮
な野菜を多くの人が買い求め、完
売となりました。また境第一中学
校吹奏楽部による演奏もあり、会
場はリラックスした雰囲気に包
まれました。
(日賀野裕季通信員)
境第一中学校吹奏楽部による演奏
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№1045 2016 年 7 月 1 日
第 30 回事務研究会を開催
(JA茨城県厚生連)
JA茨城県厚生連(高橋惠一・代表理事理事長)は 11 日、水戸市にある茨城
県JA会館で事務職員 296 名参加の下、第 30 回事務研究会を開催しました。厚
生連に勤務する事務職員の資質向上を図る目的で、毎年開催しています。
今回は各事業所から計7演題の発表がありました。JA茨城県厚生連本所の
中村和幸さんの「接遇改善プロジェクト」と題した発表が、最優秀演題賞に選
ばれました。
中村さんは、医療が
サービス業と認識され
たことや、インターネ
ットやメディアにより、
医療や健康関連情報が
簡単に入手できるよう
になった事によって、
患者の病院評価の基準
と医療を取り巻く環境
「接遇改善プロジェクト」について発表する中村さん
が変化し、接遇が重要になっていると述べました。それを踏まえ、高度な患者満
足度実現のため接遇面の強化を必要とし、組合員、地域住民に信頼され選ばれる
病院となるための接遇に関する取り組みと今後の課題を発表しました。
また、ターニングポイント株式会社代表取締役社長の西田陽子氏を招き、
「脳
で知る!オトコとオンナのコミュニケーション講座」をテーマに講演をしまし
た。男女の考え方の違いなどを分かりやすく説明し、上手なコミュニケー
ションの取り方のアドバイスをされていました。
(日賀野裕季通信員)
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№1045 2016 年 7 月 1 日
第 15 回市民公開講座
(県北医療センター高萩協同病院)
JA茨城県厚生連(高橋惠一・代表理事理事長)が運営する県北医療センタ
ー高萩協同病院(高橋良延病院長)は 18 日、高萩市総合福祉センター多目的ホ
ールにて、第 15 回市民公開講座を開催しました(後援:高萩市・多賀医師会)
。
医師、看護師の2名が病気の予防法や治療法をテーマに講演し、約 130 人の地
元市民が熱心に耳を傾けました。
整形外科部長の河村春生医師は
「股関節と膝の痛み」をテーマに、
スライドでイラストやレントゲン
写真を映し、股関節と膝の痛みの
原因や診断、予防方法、治療方法
等について解説しました。病状に
合わせた治療法の中で、人工関節
膝の痛みの原因について説明する河村医師
を用いた治療を紹介し、講演後も展示ブースで実際の人工関節を公開して参加
者らに詳しく説明しました。また、関節に負担を掛けない為に、運動して痩せ
る事も大切と話しました。
続いて、矢吹貢一看護師長が「蚊に刺されておこる感染症」と題し、蚊と感
染症の種類や予防方法について講演しました。2014 年に国内で、当時 69 年ぶ
りに国内感染が確認されたデング熱をはじめ、ジカ熱やチクングニア熱など蚊
を媒介として感染する疾病について説明しました。そして、蚊に刺されない為
に様々な対策をすることがなにより大事だと話しました。
その他、健康相談コーナーや、休憩時間にリハビリテーション職員によるリ
フレッシュ体操を行い、市民の健康に対する関心を高めるイベントとなりまし
た。
講演を終えた河村医師は、
「講演後に質問が多かったので、興味を持って聞い
て頂けたと感じました。また機会があれば、ロコモティブシンドロームと骨粗
鬆症について話したいと思います。
」と述べました。
(日賀野裕季通信員)
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№1045 2016 年 7 月 1 日
緩和ケア病棟「端午の節句」イベントを開催
(伊勢原協同病院)
平成 28 年5月 19 日、JA神奈川
県厚生連・伊勢原協同病院(井上元
保病院長)緩和ケア病棟のラウンジ
にて「端午の節句」を祝うイベント
を開催しました。緩和ケア病棟では、
患者さんとご家族にそのときどきの
季節を感じていただくため、毎月イ
ベントを行っています。5月のイベ
ントとしては、節句にちなんで手作
りでミニ鯉のぼりを作り、お部屋に
飾りました。
ロビーには立派な鯉のぼりが飾ら
れており、窓には折り紙で作られた
藤の花が飾られました。患者さんも、
ご家族や看護師とミニ鯉のぼりを作
り、用意されたお菓子を食べ、楽し
い時間を過ごしました。
(栗原賢紀通信員)
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№1045 2016 年 7 月 1 日
田植えを体験しました
~平成 28 年度新採用事務職員研修~
(JA岐阜厚生連)
平成 28 年5月7日、JA岐阜厚生連(藤井歳
也・代表理事理事長)は、今年度の新採用事務
職員研修の一環としてJAぎふ主催「農山村ふ
るさとづくり」の第1回目の活動「田植え」に
参加しました。
このプロジェクトは、
「根尾川流域における耕
作放棄地再生・復活プロジェクト」としてJA
ぎふとJA岐阜厚生連、そして2社の厚生連取
引企業が協定を結び実施されたもので、1年を
通じた体験プログラムとなっており、秋には稲
刈り・脱穀が予定されています。
当日はあいにくの雨模様でしたが、慣れない
作業に戸惑いながらも、和気あいあいとした雰
囲気で約1時間田植え作業を行いました。そし
て作業後には農協女性部のみなさんによるおに
ぎりと豚汁が配られ、皆でおいしくいただきま
した。
また、このイベントにはNHKや地元メディ
アが取材に訪れており、インタビューを受けた
職員は「
(今回のような体験に)なかなか縁がな
かったので、いい経験になった」と話していま
した。
(福島紘子通信員)
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№1045 2016 年 7 月 1 日
PET-CT装置を導入
(中濃厚生病院)
JA岐阜厚生連・中濃厚生病院(鷹津久登病院長)が平成 28 年4月よりPE
T-CT装置(X線CT装置組合せ型ポジトロンCT装置)の稼働を開始しま
した。
PET-CT
検査は、がんを
検査する方法の
1 つです。から
だを構成する細
胞は生きていく
ために必要なエ
ネルギー源とし
て「ブドウ糖」
を必要とし、が
んなどの悪性腫
瘍は正常な細胞よりも増殖が盛んに行われるため、通常時の3~8倍のブドウ
糖が必要となります。このようながん細胞の性質に着目して、がんを発見・診
断します。PET-CT検査で、ブドウ糖と同じ性質を持つ放射性の薬剤(F
DG)を体内に注射し、全身を撮影すると、がん細胞に正常細胞よりも多くの
FDGが集まります。また、同時にCT撮影を行いCT画像と重ね合わせるこ
とにより、がんの活動状態だけでなく位置や大きさを知ることができ、従来の
検査にくらべて、ずっと小さな早期がん細胞まで発見することが可能になりま
した。
PET-CT検査でも微小ながん・臓器・部位によっては発見できないがん
もありますが、がん検診等と併用して検査することにより地域住民のがんの早
期発見・治療に役立てていきたいと思います。
中濃厚生病院では、今後も地域の皆さんの「安心できる生活」をサポートす
る医療を実践していきたいと考えています。
(福島紘子通信員)
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№1045 2016 年 7 月 1 日
緩和ケアセンターを開設
(中濃厚生病院)
JA岐阜厚生連・中濃厚生病院(鷹津久登病院長)が「地域完結型の医療が
提供でき、がんの末期患者でも地元で安心して暮らせるのは理想的な姿」との
考えから、中濃地域では初めてとなる緩和ケアセンター(20 床)を4月1日に
開設しました。
施設面では全室個室となっており、室内には手洗い、トイレ、テレビ、冷蔵
庫を備え、
ご家族にもお泊りいただけるよう、
簡易ベッドも配置しております。
その他、談話室、ボランティアの方の専用室、ご家族の方にご利用いただける
控室と浴室も設けました。
既定の概念にとらわれず、みなさまからご意見・ご要望や、感想をお寄せい
ただきながら、中濃厚生病院ならではの緩和ケアを目指します。
(福島紘子通信員)
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№1045 2016 年 7 月 1 日
東海四県農村医学会を開催
(JA静岡厚生連)
農村及び地域の実態に即応し医学の進歩を図り、農村社会における医療と保
健に関する問題について調査研究、
その解決を図ることを目的とした第 54 回東
海四県農村医学会が 6 月 12 日、静岡市で開催され、医療関係者ら約 500 人が参
加しました。
この学会は、岐阜・三重・愛知・静岡の四県の厚生農業協同組合連合会が持
ち回りで開催しており、今回はJA静岡厚生連静岡厚生病院の玉内登志雄病院
長が学会長を務めま
した。
今学会の統一テー
マは「持ち込まれた
重大感染症」。学会で
はJA静岡厚生連静
岡厚生病院・看護副
部長の佐藤綾乃感染
管理認定看護師によ
る基調講演と、浜松
医療センター副院長兼感染症内科長兼臨床研修管理室長兼衛生管理室長の矢野
邦夫先生による「楽しく学べる感染対策~CDCガイドラインより~」と題し
た特別講演が行われました。
午後には、各県と静岡済生会総合病院から感染に関する症例、事例を元に考
察した発表が行われ、最後に発表者、矢野特別講師等による総合討論が行われ
ました。感染の危険をいかに減らすか、起きてしまった感染事例を次にどう生
かすか、特別講演によるわかりやすい解説と、各病院での事例を発表すること
で注意喚起としても意義のある学会となりました。
次回は岐阜県で開催されます。
(中西彩乃通信員)
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№1045 2016 年 7 月 1 日
□会議日程
平成28年
7月 7日(木) 理事会 11時から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
7月 8日(金) 医薬品セミナー 14時から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
7月15日(金) 経営管理委員会 10時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
7月21日(木)
厚生連経営管理職員層育成研修会(東京・有楽町・有楽町電気ビル 北館17階「セミナールーム17-02」)
~22日(金)
7月27日(水) 通常総会 11時から(東京・大手町・KKRホテル東京10階「瑞宝の間」)
9月14日(水) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
9月29日(木) 厚生連常勤役員・参事会議 13時から(東京・隼町・グランドアーク半蔵門3階「光の間」)
10月13日(木) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
10月21日(金) 経営管理委員会 10時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
11月16日(水) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
12月1日(木) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
12月6日(火) 経営管理委員会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
平成29年
1月17日(火) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
1月25日(水) 厚生連常勤役員・参事会議 13時から(場所未定)
2月 8日(水) 厚生連会長会議 13時から(場所未定)
2月16日(木) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
2月21日(火) 経営管理委員会 10時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
3月 8日(水) 臨時総会 11時から(場所未定)
3月15日(水) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
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