個人情報の取扱いに関する覚書(案)

個人情報の取扱いに関する覚書(案)
個人情報の取扱いに関する覚書(案)
東大阪市(以下「甲」という。)と○○○○(以下「乙」という。)は、平成28年
月 日
締結の「ふるさと東大阪応援寄附金業務委託に関する契約」(以下「契約」という。)に基づい
て、個人情報の取扱いに関する覚書(以下「本覚書」という。)を締結する。
第1条(目的)
本覚書は、乙がふるさと東大阪応援寄附金業務を履行するに当たり、個人情報の適正な取
扱いを確保することを目的とする。
第2条(用語の定義)
個人情報とは、東大阪市個人情報保護条例(平成 11 年東大阪市条例第2号。以下「条例」
という。
)第2条第1号に定めるものとする。
第3条(法令、国が定める指針その他の規範などの遵守)
乙は、個人情報保護の重要性を認識し、業務の遂行にあたっては、個人情報保護に関する
法令並びに国が定める指針その他の規範及び条例(以下「関係法令等」という。
)を遵守する
ものとする。
第4条(目的外利用の禁止)
乙は、業務の委託目的の達成に必要な範囲内で個人情報を利用するものとし、特定した利
用目的の達成に必要な範囲を超えて利用してはならない。
第5条(複写及び複製の禁止)
乙は事前に甲の許可を受けることなく、個人情報の加工、複製・複写又は転写・転送
をしてはならない。
第6条(受託者以外への提供禁止)
乙は、個人情報を第三者に提供してはならない。ただし、法令の定めに従い、甲の同
意を得て開示する場合はこの限りでない。
第7条(管理責任者の設置)
乙は、個人情報を保護するため、管理責任者を設置する。管理責任者は、業務従事者を必要
かつ適切に監督し、業務履行における個人情報の取扱いに関する管理責任を負う。
第8条(安全管理措置)
乙は、個人情報を取扱うにあたって、関係法令等を遵守するとともに、個人情報の漏洩、
流出、紛失、盗難等の防止のために、安全管理措置を次のとおり講じる。
(1)従業員に対し、関係法令等及び内部規程の遵守を徹底する。
(2)従業員との間に秘密保持契約を締結する。
(3)従業員に対する啓発及び教育の実施、監督等を行なう。
(4)安全管理に関する監査を実施する。
(5)事前に甲の承諾を得ず、個人情報を業務場所以外に持ち出さない。
(6)業務場所に、私用のパソコンや携帯情報端末を持ち込ませない。
(7)その他、個人情報の漏洩、流出、紛失、盗難等を防止するため、関係法令等に示さ
れた安全管理措置に従い、組織的、物理的、技術的な安全管理措置を講ずる。
第9条(秘密保持義務等)
1
乙は、本業務を遂行するにあたり、乙が収集した個人情報にアクセスまたは利用等がで
きる者を限定し、それ以外の者にアクセスまたは利用等させてはならない。
2
乙は、本業務を遂行する上で知り得た個人情報について、第三者に開示、提供してはな
らない。
3
乙は、本業務に従事する者に対し、その在職中及び退職後、並びに契約期間終了後また
は契約解除後においても、本業務を遂行する上で知り得た個人情報について、秘密を保持
するよう義務付けるものとする。
4
乙は甲から要求があった場合は、前項の措置を講じたことについて、本業務に従事する
者との誓約書等を提示することにより明らかにしなければならない。
第 10 条(再委託の禁止)
乙は、受託業務の全部又は一部を第三者に委託することができない。ただし、あらか
じめ甲の書面による承認を得た場合は、この限りでない。また、この場合においても、
関係法令等を遵守させなければならない。
第 11 条(返還・廃棄等の措置)
1
乙は、契約の終了後は、甲の指示する方法により個人情報及びその複製物を返還し、
契約に係る電子記録を消去する。
2
前項に定めるデータを消去した後、乙はデータ消去に関する証明書を作成し、甲に提
出するものとする。
第 12 条(報告)
乙は、業務実施に関して定期的に甲に対して報告しなければならない。また、第 15 条
に定める事故発生時及びその他の緊急時には甲に対して報告しなければならない。
第 13 条(監査、指示等)
1
甲は委託業務の履行状況及び関係法令等の遵守に関する状況等について、随時監査を行
い、必要な報告や説明を求め、業務の実施について必要な指示をすることができる。
2
前項の結果、管理体制、取扱状況等について、乙は甲より改善を求められたときは、甲
の指示に従って速やかにこれを是正しなければならない。
第 14 条(事故発生時の対応)
1
乙は、個人情報の漏洩、流失、紛失、盗難等が発生したとき、若しくはそれらが予測
される事態が発生した場合は、直ちに甲に報告し、甲の指示に従わなければならない。
2
乙は甲の指示のもと、その原因究明に遅滞なく着手し、その結果を甲に報告するとと
もに、原因が判明した場合は、速やかに改善しなければならない。
3
甲は、個人情報の漏洩、流失、紛失、盗難等の重大な事故が生じた場合、必要に応じ
当該事故等について公表することができる。
第 15 条(損害賠償)
1
乙は、本覚書の各条項に違反した場合及び前条の発生により甲の業務等に支障をきた
し、損害が発生した場合、乙は損害賠償の責を負う。
2
乙が本覚書の各条項に違反した場合若しくは前条の事態が発生した場合、甲は委託契
約解除の意思表示をすることにより、本契約を解除することができる。
第 16 条(契約との関係)
個人情報に係る事項については、本覚書が契約に優先して適用されるものとする。本覚書
に定めがない事項については、契約の定めに従う。
第 17 条(有効期間)
本覚書は、締結日に発効し、契約と同期間有効に存続する。なお、契約が解消された場合
は、本覚書は当然に解消する。ただし、第 9 条、第 11 条、第 14 条及び第 15 条の規定は、本
覚書終了後も有効に存続する。
本覚書締結の証として、本書2通を作成し、甲及び乙記名捺印のうえ各1通を保有する。
平成
甲
年
月
日
大阪府東大阪市荒本北一丁目1番1号
東大阪市
代表者 東大阪市長 野田 義和
乙
○○県○○市○丁目○番○号
○○○○
代表○○○
○○○