平成28年度 田沼西地区地域連携推進協議会報告 1.日 時 平成28年6月28日(火)午後7時~8時40分 田沼中央公民館 2.参加者 田沼小、戸奈良小、三好小、山形小、閑馬小、下彦間小、飛駒小、田沼西中関係のPTA 代表、育成会代表、町会長代表、民生・児童委員、主任児童委員、佐野市教育委員会、田 沼交番、公民館、各校校長、児童指導主任の皆様 3.会議記録 ⑴ あいさつと説明 ○佐野市教育委員会学校教育課 様 佐野市の児童生徒の生活の様子、安全な生活について ○佐野市教育委員会生涯学習課説明 様 佐野市の青少年とともに育つ市民の会「いじめゼロ大人宣言」について ⑵ 趣旨説明 田沼西中学校長 本協議会は、 「田沼西地区児童生徒の健全育成」を目的に、毎年夏休みを前にしたこの時期に実施し ています。昨年度は、田沼西地区小中学校の安全支援ボランティアさんの帽子を、統一したものにし たらどうかという議題で協議が行われ、昨年11月から新しい帽子を使用する運びになりました。文 字が読めない年少の子にも安全ボランティアさんだとわかる工夫が必要とのご意見もありましたので、 佐野市の許可を得て「さのまる」の絵を入れました。これにより、町内の枠を越えて地域で広く子ど もたちの安全を見守る態勢が一つ整ったと思います。 さて、今年の本協議会は、 「小中学生の子どもの心を知る」というテーマにしました。大人が地域の 子どもの健全育成にかかわるためには、改めて私たちが子どもの心をよく知る、子どもの心に向き合 うことが必要だと思います。 本日は、講師として佐野市教育センター相談員・臨床心理士の先生をお迎えし、 「小中学生の育ちに 向き合う」というテーマで御講話をいただきます。先生は本市のスクールカウンセラーとして、児童 生徒、保護者の方々、教職員の相談に長く当たられており、各方面でご活躍されております。 ご参会の皆様には、本日の御講話を通して子どもの心に大人がどう向き合うか、子どもにどう接し たらよいかそれぞれのお立場でお考えいただき、この後のグループ協議でお話しいただければありが たいと思います。本日はよろしくお願いします。 ⑶ 報告 「いじめの定義等について」中央研修の報告 田沼西中学校教頭、生徒指導主事 ⑷ 講 話 佐野市教育センター相談員(臨床心理士) 様 ◎演題 「小中学生の育ちに向き合う ―ストレスと上手に付き合う力を育てる―」 ⑸ グループ協議・・・一部ですが意見を掲載します。 【子どもたちを見て感じること】 ・子どもに「何になりたい」ときくと、夢ではなく「○○になりたくない」というこたえがくる。とら え方によっては、自分の考えをもっているともいえるが。大人が夢を与えられているのかと思う。 ・子どもが外で遊ぶと、子どもの様子が分かる。 ・子どもは親の会話をよく聞いている。先生のこともよく見ている。 ・携帯電話を子どもが持っている。きまりを決めて持たせたが、なかなか守れない。 ・子どもに目が行き届いているか、地域で支えられているだろうかと思うことがある。 ・自分の子なら言えるが、他人の子にはなかなか言いづらい時代だと思う。 ・お年寄りがいると、ゆとりがあっていいなと思う。 ・体験が少ないように思う。田植え、稲刈りなどでバックアップする地域ぐるみの活動を実践している 所もある。 ・学校の中と外で子どもの行動が違うこともある。こういう機会があると、地域の様子が伝えられる。 【子どもとのかかわり方で思うこと】 ・道路に面する所で見守り、進んで声をかけるようにしている。 ・地域の方からの声かけは、ありがたい。 ・あいさつと登下校指導が大事。小規模校と大規模校ではやり方は違うが、基本は一つ。 ・自分の思いを言葉で表現できる力が必要。学校でそれを教える。 ・家族の団らんがもっととれるとよいと思う。週末に夕食を一緒にとるなど工夫している。 ・親同士が仲良くすることは大事だと思う。教師も優しさ、厳しさ両方をもってほしい。 ・小学生がスクールバスで学校に通うようになると、ますます地域で子どもの姿を見なくなるのでは と心配。運動会でも子どもと話せなくなる。 【今日の講話を聞いて思ったこと】 ・一人でも強く生きられるように導くのが大人の役目だと思った。 ・環境が変化したときの子どもの居場所づくりをしっかり行うことが大切だと思う。色々な場面の中 で、自信をつけさせてやりたい。 ・子どもが思い詰めてしまうと、いざというときどういう手立てがあるか。 ・立ち直る力をつけさせるために、子どもたちをどう支援したらよいか学ぶことができた。 ・自分の子育てを振り返ると、自分の体験と比べて子どもに話しているかも。子どもの立場や考えに 寄り添っていただろうか、と思う。 ・大人の考えを押しつけていなかったか。子どものやることは実は大人がやっていることかも。 ・実際、子どもの心に寄り添えていないかなあと、教師の立場から感じている。 ・大人のストレスが子どもにうつっているのではと思った。お年寄りがいるとゆとりがあっていいな あと思う。 ・指導性が出てしまう。立ち止まって一緒に考えていく。 ・子どもから相談されるようになりたい。そして、一緒に考えたり悩んだりする教師でありたい。
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