7月食育だより 錦ヶ丘給食室 子どもの水分補給、何を飲ます?? 暑い毎日が続きますね!熱中症にならないよう、室内にいても水分補給に 気を付けたい時期です。今月は「飲み物」についてご紹介したいと思います。 ○野菜ジュースについて○ ○ブドウ糖果糖液糖○ 野菜ジュースは濃縮還元されたものがほとんどです。 ちょっと長い名前ですがぜひ覚えておいて、成分表示 一度ドロドロにしたものを水で薄めて「果汁100%」 を見てみてください。ほとんどの甘い飲み物にはこの に戻します。野菜に含まれる食物繊維やビタミンAは ブドウ糖果糖液糖が入っています。ブドウ糖と果糖が 含まれていません。また熱に弱いビタミンCがどれだ はじめから分かれているため、粉状の砂糖よりも速い け残っているかも疑問ですし、輸入野菜は農薬の残留 スピードで吸収され、急激に血糖値を上げます。この も気になります。野菜の代わりではなく、ジュース感 急激な血糖値の上り下りが、糖尿病や「キレル子」の原 覚で飲ませてください。 因と言われています。 ○背が伸びる?飲めば痩せる?○ 色々な商品が心ひきつけられるキャッチフレーズで売り出されています。砂糖や添加物も たくさん入っているはずです。疑問を抱いたときはぜひ成分表示を見てみる癖をつけてください。 ○あま~い飲み物にどれだけの砂糖が入っているの?○ 簡単にわかる方法を伝授します!成分表示の炭水化物をチェック。水分に 炭水化物が入っているなんて「?」ですよね。これがズバリ砂糖の量です。 100ml当たりの量が書いてある飲み物がほとんどなので、炭水化物 10.5gと書いてある500mlペットボトルなら×5・・・52.5g の砂糖が入っています!スティックシュガー1本は3gですので、この場合 だと約17本のスティックシュガーが入っているということになります。 コーヒーや紅茶を家で飲むときは1本で十分なのに・・・ものすごい量です。 計算は苦手~~(×о×)という方はこちらをご覧ください。一目瞭然です! ※CMでよく見かけるOS-1ですが、これは脱水予防のために毎日常用するものではありません。販売元のホ ームページでも「医師から脱水状態時の食事療法として指示された場合に限りお飲み下さい。医師、薬剤師、看 護師、管理栄養士の指導に従ってお飲み下さい。 :原文」と明記されています。脱水ではないときに多飲すると、 脱水を引き起こすこともあるようなので注意が必要です。 →子どもの水分補給におススメなのは? 錦ケ丘では水分補給時に三年番茶を提供しています。ノンカフェインなのはもちろん、ビタミンCがデンプン 質でガードされているのでグラグラ炊いても分解しません。また水分補給時に梅干しをひと舐めしています。梅 干しには汗をかいて失われる塩分だけでなく、疲れの元となる乳酸を分解してくれるクエン酸が含まれています。 自動販売機やコンビニですぐになんでも買える時代だからこそ、子どもが常飲する飲み物には大人が気を付け てあげたいですね。 (文責:今屋 枝里子)
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